名護市の沖縄貝塚時代早期~中期

名護市域で一番古い遺跡は、屋我地島北端の大堂原(うふどうばる)遺跡で約5000年前の土器が見つかっている。また、同じ屋我地島の南の墨屋原の浜からも約4500年前の土器が見つかっている。沖縄貝塚時代前期・中期の遺跡は、ほかに運天原サバヤ貝塚や久志の有津遺跡や大川田原遺跡をはじめ、名護市内で20カ所あまり確認されている。この古い時代、人々は海岸線に近い所から、少し陸にはいった所の岩陰や台地の上に住んでいた。食料は、主としてサンゴ礁の内海であるイノーで魚や貝を採っていたようだ。

出典:「5000年の記憶