済井出の文化遺産

公民館の広場(もと馬場)に、アコウの大木が際立った容姿を保っている(高さ8.5m・推定樹齢150年。中扉写真参照)。名護市では最大のアコウと思われる。径16m(200㎡)にも及ぶ樹冠の蔭は、子どもたちの格好の遊び場であり、区民の涼み所でもある(昭和48年6月15日、市天然記念物指定)。

済井出にはハル石が、集落の北端の古我知宅の角に一基残っている。剥離して「ロ・□ろ□原」だけ読める。

記念碑は、慰霊塔の他に、屋我地島での土地改良事業の竣工を記念して、島の中央の高台に「屋我地土地改良記念碑」が建立された(昭和62年7月4日除幕式)。20年の歳月をかけ、屋我地の農地の80%で基盤整備が確立されたのである。

地域史料は、「養蚕実行組合規約」(昭和12年)以外には見つかっていないが、各家になお保存されていることと思われる。

済井出の伝承話

ヤンバサカーとアルミタンメー

出典:「わがまちわがむら