安部
安部（あぶ）
安部区の現況
世帯67 人口177 面積3.39 k㎡
安部は、方言でもアプと呼ばれ、大浦湾の北端に位置する。集落は海岸近くの浜堤上に立地する。ギミ崎と安部崎。オール島が美しい馬蹄形の湾をなしている。安部川(ナートゥガー)に沿った小字ウフブック(大袋原)は、かつての水田地帯であった。南流する安部川の上流には安部ダムが建設されている。安部崎の東方にオール島があり、そのオールは各地にみられるオー(奥武)と同義とみられている。
集落の中心はムラウチと呼ばれ、上之島から移動してきたといわれ、碁盤目状の形態をなしている。県道70号線(名護国頭線)が、集落を三分するように通る。
主な施設に、安部川上流に昭和54年に完成した安部ダム(貯水量85,000㎥)がある。
出典：「わがまちわがむら」
安部の風土
安部は、大浦湾の北端に位置し、集落は海岸近くに立地する。ギミ崎と安部崎が馬蹄形の湾を成し、地先には民俗学的にも注目されるオール島がある。安部川に沿って1970年（昭和45）頃までは水田が広がっていたが、現在は畑に変わっている。区内には、カヌチャベイホテルがあり、その関係者の中には、住所を安部に置いている人もいるが、普段の区行事には参加していない。
安部は名護市でも小さい方の区で、人口は178、世帯数は90（2009年３月31日現在）である。小さいながらも、安部ダムがあり、土地改良もされていて、パイプハウス栽培で冬は豆の出荷が盛んである。安部の主産業は農業で、夏場でも、ゴーヤー、キュウリ等が出荷されている。目の前に広がる太平洋からは、海の幸も獲れ、自給自足のできるムラである。リーフもあるので、子ども達の夏休みの水泳は毎日楽しく行われている。
出典：「芸能」
安部のわがまち・むらのアルバム
安部の集落・環境屋号図
安部の自治と活動（現在行われる年中行事も含む）