カイロスの時空間とクロノスの時空間
2022. 6. 26.
白寅天
n マルコ 1:15
15 「時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい。」
n ガラテア 4:4
4 しかし定めの時が来たので、神はご自分の御子を遣わし、この方を、女から生まれた者、また律法の下にある者となさいました。
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今日の二つの御言葉で、同じ「時」と書いているけど、ギリシャ語では、「カイロス」と「クロノス」と言う単語で違います。「クロノス」の時間はこの世でいつも私たちが経験する物理的順序的な時間を意味するが、「カイロス」は会うように決まられた時間、他には、適切な・会う時間の意味です。聖書ではもっとはっきりその二つの時間が分けています。クロノスはこの物理的な世界で、順序的に流れて行く時間を意味することで同じですが、カイロスの時間は、神様によって定めた特別な意味を持つ時間で、神様によって全体の意味である定めた時間、適切に会う時間、正しい時間、ある制限がある決まられた期間を意味します。
今、私たちはクロノスの時空間の中で住んでいます。そこでは、この世の3次元の世界でのことが繰り返し、真の意味が無い時空間と思われています。しかし、クロノスの時空間では、神の意志がある、真の意味がある時空間です。カイロスの時空間では、永遠の命、神の力、真の意味があります。クロノスの時空間で1日は、カイロスの時空間で1000年もなります。そこでは神の力と働きによって作られて、この世での1日でも、1000年の働きが出来ることです。また、この世で1000年の時間が過ぎても、カイロスの時空間では1日のようになることです。聖書ではこの表現を良く書いています。メシアの王国がすぐ来ると見えますが、何前年にかかります。恵みによる選びのか、人の自由意志による選択のかの、この世で私たちが理解に難しいことも、主の空間では理解できることです。
主のカイロスの時空間を経験することは、神の恵みによる、御霊様の働きです。イエス様は、御霊によって悪霊を追い出すことなら、もう私たちの中で天国がおられたことと言われます。主は御霊様として私たちの中でおられます。私たちが御霊様の中で住んでいる時、主のカイロスの時空間の中でいることです。自分が否認されて、主の御霊様の導きに従って生きる時、主の力と時間を経験することです。また、この人が主の御国がこの世に来られるようにします。
【教会通信】
・主の日が近づいているのを見て、主が清くあられるように自分を清くする人生を過ごせますように、このために、毎日真の悔い改めをもって自分が主と共に死んで、主が生きて、御霊様の実を豊かに結ぶ人生を過ごせますように。
・兄弟姉妹たちが、毎日、主の部屋に入って主との深い交わりの中で主に会う人生を過ごせますように。また、恐れおののいで御霊様の導きに従って自分の救いを達成する人生を過ごせますように。
・兄弟姉妹たちが、毎日、主の十字架で自分を否認し、御霊様に満たされて、神がおられるカイロスの時間を豊かに経験しますように。