#594(2022-3-20)

福音の本質-神と兄弟を愛する

2022. 3. 20.

白寅天

n Iヨハネ 4:19-21

19 私たちは愛しています。神がまず私たちを愛してくださったからです。

20 神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。目に見える兄弟を愛していない者に、目に見えないか神を愛することはできません。

21 神を愛する者は、兄弟をも愛すべきです。私たちはこの命令をキリストから受けています。

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 使徒パウロはIコリント13:1で「私が人の異言や、御使いの異言で話しても、愛がないなら、やかましいどらや、うるさいシンバルと同じです。」と言い、神様の賜物で素晴らしい力や業績が有っても、愛が無ければ何もなれないと言われました。この意味は愛が無い力は嘘になることです。使徒ヨハネは彼の手紙の多い所で、愛、特に兄弟の愛について強調しています。「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。」と言いながら神を愛する者は兄弟を愛すべきと強調しています。兄弟に対する愛は、ある信仰者の神へに愛と彼の真の信仰を証明する証拠です。

 Iペテロ1:22でも、「あなたがたは、真理に従うことによって、たましいを清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、互いに心から熱く愛し合いなさい。」と言われ、真理に従う時、たましいが清くなり、偽りがない兄弟愛を持つことが出来ると言われます。この兄弟の愛は何ですか?「互いに心から熱く愛し合いなさい。」と言われた通り、偽りがない真の愛、また熱く愛することで、ある面で感情的なことが見えます。しかし、感情的なこともあるけど、これより、心の底で何があるかが大事であることをIコリント13:4-7で分かられます。「 愛は寛容(patient)であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。」(4節)。4節だけでも、これは御霊様の実であることが見られます。自分が無くなって、ただ主が生きておられ、御霊に従う時、長く耐えること、柔和になること、自分を高くしないことが出来ます。真の愛のために、自分の肉の本性が否認されることが必要であるので、いつもキリストと共に死んで生きるべきです。これが真理であるキリストに従うことです。自分が死ぬ時、キリストが自分の主となり、御霊様によって神への愛と霊魂への愛が注がれます。主の十字架による福音の本質の人生で、神と兄弟の愛の実が結ばれますようにお祈りします。

【教会通信】

・主の日が近づいているのを見て、主が清くあられるように自分を清くする人生を過ごせますように、このために、毎日真の悔い改めをもって自分が主と共に死んで、主が生きて、御霊様の実を豊かに結ぶ人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、毎日、主の部屋に入って主との深い交わりの中で主に会う人生を過ごせますように。また、恐れおののいで御霊様の導きに従って自分の救いを達成する人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、毎日、主の十字架で自分の死とキリストが生きる、福音の本質に忠実して、神と兄弟の愛の人生の実を結ぶことが出来ますように。