#591(2022-2-27)

この世は彼らの住む所ではなかった

2022. 2. 27.

白寅天

n へブル 11:13-16

13 これらの人々はみな、信仰の人々として死にました。約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て喜び迎え、地上では旅人であり寄留者であることを告白していたのです。14 彼らはこのように言うことによって、自分の故郷を求めていることを示しています。15 もし、出て来た故郷のことを思っていたのであれば、帰る機会はあったでしょう。16 しかし、事実、彼らは、さらにすぐれた故郷、すなわち天の故郷にあこがれていたのです。それゆえ、神は彼らの神と呼ばれることを恥となさいませんでした。事実、神は彼らのために都を用意しておられました。

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最近、コロナやそれから来ることが出来る経済的なこと、戦争のニュースなどを見ると良くないと見える状況です。しかし、これが天に望みをもっている私たちに真にどんな影響を与えられないことを知るから感謝します。この世で一番怖い人は、「(1)この世で希望が無い人。(2)失うことが無い人。(3)明日が無い人」と言う話があります。聖書の御言葉(ルカ12:13-21, マタイ6:33-34、Iテモテ 6:17、へブル 11:13-16,36-38、ヤコブ 4:13-15、ピリピ 3:7-9)を見ると、キリストが主人となっている私たちがこの世で、その三つの要素をもっていることを分かります。「この世は彼らの住む 所ではなかった。」(へブル 11:38) 私たちが住む場所は御言葉で有る通り、この世ではなく、主がおられる新たな天と地です。

サタンは神の働きを似ているようにします。最近、この動きが確実に見えます。それはコロナが触発したメタバースです。人間はこの世で新たな世界を作っています。メタバース(Meta+Verse)は拡張仮想世界、他には超越世界の意味で、増強された現実、仮想世界、ミラー世界、ライフロギングの四つの要素で構成されます。それは、四つのスペクトラム: (現実の増強・シミュレーション)、(個体方向・世界方向)で分類されることです。これは、次の意味があります。

- 繋がりがある二つの仮想世界と現実世界の構築。具体的に互いにサーポートすることと個体と世界の完全なつながりの二つの世界の構築です。この仮想世界は、既存の物理的な制約(空間、時間)が無くなります。これは黙示録13章ででる敵キリストの世界の実現の可能性をもってはっきり見ることが出来ます。毎日、この世は自分が住む所では無いことを確認しながら生きる時です。

【教会通信】

・主の日が近づいているのを見て、主が清くあられるように自分を清くする人生を過ごせますように、このために、毎日真の悔い改めをもって自分が主と共に死んで、主が生きて、御霊様の実を豊かに結ぶ人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、毎日、主の部屋に入って主との深い交わりの中で主に会う人生を過ごせますように。また、恐れおののいで御霊様の導きに従って自分の救いを達成する人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、毎日、イエスが真の主人となって、主と共に巡礼者の人生を過ごすことが出来ますように。