#586(2022-1-23)

衣を小羊の血で洗って白くする

2022. 1. 23.

白寅天

n 黙示録 7:9-10,14

9 その後、私は見た。見よ。あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、だれにも数えきれぬほどの大ぜいの群集が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立っていた。

10 彼らは、大声で叫んで言った。「救いは、御座にある私たちの神にあり、小羊にある。」

14 そこで、私は、「主よ。あなたこそ、ご存じです」と言った。すると、彼は私にこう言った。「彼らは、大きな患難から抜け出て来た者たちで、その衣を小羊の血で洗って、白くしたのです。

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新約聖書の多い所で、イエスキリストの十字架の死と復活によって贖いについて記録しています。これを、恵みの贖いの福音と言えます。一つ気になることは、ヨハネの黙示録では、初めの章と終わりの章、他の何か所、少しだけでイエスキリストの表現があることの以外には、イエスキリストについて、「子羊」と記録しています。ここで子羊は「裁きの主」とを意味します。終わりの時には、この裁きの福音が伝われることです。

子羊は過ぎ越しの羊から始め、聖所で祭祀の犠牲を捧げる羊です。この子羊は人の罪の代わりに死んだ贖いの犠牲物で、殺されて聖所の祭壇の周りで注がれて清潔意識をしました。イエスキリストはこの過ぎ越しの羊、犠牲の子羊を意味します。この旧約の子羊のモデルが新約でキリストが十字架に掛けられて我らの罪の身代わりとなったことです。黙示録では、この子羊がイエスキリストの代表的な意味として各場所で出ておられます。子羊の意味は次の内容です。

1.裁きの主―霊魂のために死なれたから。(黙示録 5:7-14)

2.救い主と命の本の主人 (黙示録 7:9-14, 13:8, 21:27)

3.選んだ人の主人と導き者 (黙示録 14:1-5)

4.裁きと刑罰の実行者と万王の王 (黙示録 14:10, 17:14)

5.花嫁の主人 (黙示録 19:7, 21:9)

6.永久の神殿と光 (黙示録 21:22-23)

7.御父と共に永遠の命の元の玉座に座る (黙示録 22:1)

子羊である主が御父から裁きの主として権威を頂いたことは、主の民の罪のために血を流して死なれたからです。その血は我らの衣を白く洗う力があることです。毎日、子羊の血によって衣を洗う人生を過ごせますようにお祈りします。

【教会通信】

・主の日が近づいているのを見て、主が清くあられるように自分を清くする人生を過ごせますように、このために、毎日真の悔い改めをもって自分が主と共に死んで、主が生きて、御霊様の実を豊かに結ぶ人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、毎日、主の部屋に入って主との深い交わりの中で主に会う人生を過ごせますように。また、恐れおののいで御霊様の導きに従って自分の救いを達成する人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、裁きの主である子羊、キリストの血によって毎日自分を清く洗い、主の清さに倣う人生を過ごせますように。