#495(2020-4-26)

スミルナ教会:患難から勝利する教会

2020. 04. 26.

白寅天

  • 黙示録 2:9-11

9 「私は,あなたの苦しみと貧しさとを知っている.しかしあなたは実際は富んでいる.またユダヤ人だと自称しているが,実はそうでなく,かえってサタンの会衆である人たちから,ののしられていることも知っている.

10 あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはいけない.見よ.悪魔はあなたがたをためすために,あなたがたのうちのある人たちを牢に投げ入れようとしている.あなたがたは十日の間苦しみを 受ける.死に至るまで忠実でありなさい.そうすれば,わたしはあなたにいのちの冠を与えよう.

11 耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい.勝利を得る者は, 決して第二の死によってそこなわれることはない.」』

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スミルナ教会の特徴は患難から勝利する教会です。主は言われたことの要約は次のようです。

  • 主の比喩と説明:死んで生きたから

  • 教会へのメッセージ:患難と貧しいことがあるが実際には豊かな者。自分がユダヤ人と自称している人たちから罵られる。大きい苦しみを受ける。死に至るまで忠誠すると命の冠を与える。

  • 終わりの言葉:第二の死によって損なわれない。

スミルナ教会は黙示録3章で言われるフィラデルフィヤ教会と対照になって比較されます。7の教会で唯一に、共に出る単語が、自称ユダヤ人と冠を受けることが出ます。また、二つの教会には叱りが無く、称賛だけがあります。二つの教会でその当時に運動競技で勝利した人に与える冠を言われたことは二つの教会が勝利した教会であることを分かることが出来ます。

過去的(また歴史的)解釈で見るとスミルナ教会は実際に迫害を受けた教会です。2-3世紀に皇帝を神として敬拝するようにしたローマの政府から、真のクリスチャンは大きい迫害を受けました。一番代表的な人物がスミルナ教会の監督、ポリュカルポスです。彼は、スミルナ市で、ユダヤ人の攻撃によって、またローマの管理によって殉教されました。

未来主義による観点では、7年の患難で後3年半の敵キリストの大きい迫害を通過する教会として見られます。そのクリスチャンを迫害する人々は、自称ユダヤ人と思われます。しかし、この殉教されたクリスチャンは命の冠が与えられ、第二の死に至らないと言われます。御霊様の声を聞いて勝利する教会です。

【教会通信】

・主の日が近づいているのを見て、主が清くあられるように自分を清くする人生を過ごせますように、このために、毎日真の悔い改めをもって自分が主と共に死んで、主が生きて、霊的なバビロンから離れることが出来ますように。

・兄弟姉妹たちが、毎日、主の部屋に入って主との深い交わりの中で主に会う人生を過ごせますように。また、恐れおののいで御霊様の導きに従って自分の救いを達成する人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、御霊様の声を聞いて、大きい患難から勝利する人生を過ごせますように。

【お祈り下さい】

・教会の兄弟姉妹たちが主の花嫁として準備されますように。このために、いつでも目を覚まして主だけを愛し、主の至聖所に入り、感謝と賛美の祈りを通して主を経験する人生を過せますように。また、主の軍人として御言葉の剣と信仰の盾を持って、サタン、この世、また自分の罪との戦いで勝利する人生になりますように。

・主の愛に励まされ、隣人を愛し福音を伝え、主が定められた霊魂が主に帰ることができますように。主を信じてない、隣人、親戚、友達の心を準備して下さいますように。

・主の教会が御霊様の力によって、自分の罪を悟って、へりくだる真の悔い改めができますように。また、御霊様の導きによって自分を捨てることが出来、狭い門に入る人生が過ごせますように。