#570(2021-10-3)

多元主義社会での福音とクリスチャン

2021. 10. 03.

白寅天

n IIコリント10:4,5

4 私たちの戦いの武器は、肉の物ではなく、神の御前で、要塞をも破るほどに力のあるものです。

5 私たちは、さまざまの思弁と、神の知識に逆らって立つあらゆる高ぶりを打ち砕き、すべてのはかりごとをとりこにしてキリストに服従させ、

n Iコリント2:4-10

4 そして、私のことばと私の宣教とは、説得力のある知恵のことばによって行われたものではなく、御霊と御力の現れでした。

5 それは、あなたがたの持つ信仰が、人間の知恵にささえられず、神の力にささえられるためでした。

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キリストがこのように来られて、我らの罪のために十字架の使役をされたことによって、主を信じる主の教会が立てられた後、その主の教会を壊すためにサタンは休まなく自分の知恵を利用して攻撃しまし。ある時には迫害によって、また、色々な異端思想によって、この世の良く見える物によって、また、今は人間の理性に基づく人本主義によって、教会を破壊して来ました。それは中世カトリックの堕落が、宗教改革によって福音が回復されると見えたが、また、近代主義によって、聖書の権威とキリストのドグマは理性の判断を受けるようになりました。理性の合理主義による近代主義は、戦争、核、自然破壊などの問題で、20世紀の中間では、脱近代主義(ポストモダニズム)に行き、脱理性、生体主義的自然観、非合理主義と人間の欲望の成就、性の解放、真理の相対主義、脱権威の雰囲気が強くなり、これは既存の聖書の根本的な原理とドグマを完全に破壊し、福音中心の教会を破壊するようになりまし。

それで、今、隣で広がれている、文化マルクシズムによる、脱性解放の同性愛やジェンダー問題、既存の権威の弱くなること、社会主義と全体主義の思想、宗教多元主義による宗教統合の動きが人本主義に基づくポストモダニズムの大きい流れです。これによって教会は自分の機能を失うようになりました。最も大事な理由は教会が真の福音を失って、半分の福音、自分を満足する教理に従って行ったからです。これはすべて、聖書が言われた主が再び来られる時の現状で前兆です。このように大混乱がある時、これに勝って生きることは、主の前で自分の思いを打ち砕き、服従すること、自分の知恵ではなく、神の御霊の力によって、生きることです。主の勝利を得る人生のためにお祈りします。

【教会通信】

・主の日が近づいているのを見て、主が清くあられるように自分を清くする人生を過ごせますように、このために、毎日真の悔い改めをもって自分が主と共に死んで、主が生きて、御霊様の実を豊かに結ぶ人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、毎日、主の部屋に入って主との深い交わりの中で主に会う人生を過ごせますように。また、恐れおののいで御霊様の導きに従って自分の救いを達成する人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、毎日、主の前で自分の思いを打ち砕き、服従すること、自分の知恵ではなく、神の御霊の力によって、生きることが出来ますように。