キリストの千年王国
2020. 10. 04.
白寅天
n 黙示録 20:4-6
4 また私は,多くの座を見た.彼らはその上にすわった.そしてさばきを行なう権威が彼らに与えられた.また私は,イエスのあかしと神の言葉とのゆえに首をはねられた人たちのたましいと,獣その像を拜まず,その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た.彼らは生き返って,キリストとともに,千年の間王となった.
5 そのほかの死者は,千年の終わるまでは,生き返らなかった.これが第一の復活である.
6 この第一の復活にあずかる者は幸いな者,聖なる者である.この人々に対しては,第二の死は,なんの力も持っていない.彼らは神とキリストとの祭司となり,キリストとともに,千年の間王となる.
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今日の20章は、解釈する見方によって大きい差があるところです。ここで出る千年の王国をどういう解釈することで大きく、三つ、前千年説、後千年説、また、無千年説と分けます。それは全部、イエスキリストの再臨が千年の前のか後のか、他には文字的な千年はないという見方によって分けます。無千年説はオリゲンによって初めに言われて、アウグスティヌスは千年を福音の全期間として見ました。後千年は再臨が千年の後来ると思ったことで、青教徒たちがだいぶこれを支持しました。前千年は、ユスエィヌス、イレニウスがそれを支持しました。初代教会の聖なる教父たちはこれを支持しました。
今日の御言葉で、ヨハネは、イエスのあかしと神の言葉とのゆえに首をはねられた人たちのたましいと,獣その像を拜まず,その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちが生き返って,キリストとともに,千年の間王となっていることを見ました。彼らは第一の復活に参加して、第二の死の力が動けない、幸いであり、聖なるものであると言われます。主が自分の命を捨ててわれらに対する愛を明らかにされたように彼らは自分の命をもって主に対する愛を明らかにしたことです。自分の命をもって主に従わないと主に相応しい者ではありません(マタイ10:37,38 ルカ 14:26-27)。殉教された者たちは、この世でそれを明らかに見せたと見えます。
私たちのこの世の人生は、キリストの死と蘇りに合わせて、昔の者の死と復活に連合されることです。これを直接見せることが殉教です。主は主の恵み(苦しみ)の導きによってわれらを主の足跡に従って、主を愛する人生に導きます。
【教会通信】
・主の日が近づいているのを見て、主が清くあられるように自分を清くする人生を過ごせますように、このために、毎日真の悔い改めをもって自分が主と共に死んで、主が生きて、霊的なバビロンから離れることが出来ますように。
・兄弟姉妹たちが、毎日、主の部屋に入って主との深い交わりの中で主に会う人生を過ごせますように。また、恐れおののいで御霊様の導きに従って自分の救いを達成する人生を過ごせますように。
・兄弟姉妹たちが、主の恵みによって導かれて、自分の死を通してキリストの蘇りに参加し、主の素晴らしい働きを経験し、聖なる人生を過ごす祝福受けますように。
【お祈り下さい】
・教会の兄弟姉妹たちが主の花嫁として準備されますように。このために、いつでも目を覚まして主だけを愛し、主の至聖所に入り、感謝と賛美の祈りを通して主を経験する人生を過せますように。また、主の軍人として御言葉の剣と信仰の盾を持って、サタン、この世、また自分の罪との戦いで勝利する人生になりますように。
・主の愛に励まされ、隣人を愛し福音を伝え、主が定められた霊魂が主に帰ることができますように。主を信じてない、隣人、親戚、友達の心を準備して下さいますように。
・主の教会が御霊様の力によって、自分の罪を悟って、へりくだる真の悔い改めができますように。また、御霊様の導きによって自分を捨てることが出来、狭い門に入る人生が過ごせますように。