クリスチャンの人生の二つのブックエンド
2017. 7. 9.
白寅天
n ローマ 8:3-6
3 肉によって無力になったため,律法にはできなくなっていることを,神はしてくださいました.神はご自分の御子を,罪のために,罪深い肉と同じような形でお遣わしになり,肉において罪を處罰されたのです.
4 それは,肉に従って步まず,御霊に従って歩む私たちの中に,律法の要求が全うされるためなのです.
5 肉に従う者は肉的なことをもっぱら考えますが,御霊に従う者は御霊に属することをひたすら考えます.
6 肉の思いは死であり,御霊による思いは,いのちと平安です.
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今日はJerry BridgesとBob Bebingtonの「クリスチャンの二つのブックエンド」の本について考えたいと思います。これはクリスチャンの福音によって救われ、成長する人生の全般についての聖書的な世界観をよく出せています。聖なる人生を求めるクリスチャンは何処か一つの方向に行って倒れしやすいです。それで、著者たちは、クリスチャンを正しい福音の中で聖化に向けて堅く立てて行くように、二つのブックエンドの聖書の原理を紹介しています。
一つのブックエンドは「キリストの義」です。キリストによって生まれ変わった人は誰もキリストの義を着て救われました。それでキリストの死と復活に連合された我らはキリストの義に基づいて生きるべきです。これに敵対する大きい二つの敵は、「自分の義」と「続く罪責感」です。自分の義は義の元が自分の行いに有って、自分の良い行いによって神様から称賛を受けると思う考えです。半面、罪策感は自分が失敗して犯す罪によって良心の呵責を感じて苦痛の中でいることです。二つも自分が中心になって生きているからくることです。「キリストの義」のブックエンドに依頼するために、絶望的な自分を認識、キリストの義がもう我らに十分であること、我らの人生から機能的な救いを拒否することを提案します。
二つのブックエンドは「御霊様の力」です。我らの聖化の全ての力は御霊様の力によってなさることです。御霊様は主権的に働きます。御霊様の働きには協力の働きと単独の働きがあります。協力の働きには我らに能力を与えて下さって働くように助けて下さいます。この働きを妨害することは依存的な態度です。自分が自分の力によって出来ると思う傾向です。このブックエンドに依頼するために、絶望的な自分の弱さの認定、御霊の大きい力を信じて生き、自分依存的な態度を拒否することをお勧めします。この世界観が我らの中で堅く立てて、キリストの義と御霊の力によってキリストに達する人生を過ごせますようにお祈りします。
【教会通信】
・兄弟姉妹たちがいつも御霊の導きに従う人生を過ごせますように、このために、いつも主の御臨在の中で留まることができますように、また、主の恵みよって主の部屋に入って主に深く会うことができますように。
・主の日が近づいているのを見て、目を覚まして御霊の油を準備する賢い乙女の心を持って生きることが出来ますように、また、キリストと共に死んで、共に生きる人生を過ごせますように。
・兄弟姉妹たちが、自分の罪と弱さをよく悟り、キリストの義と御霊の力を堅く信じ、また、自我を否認する人生を通してキリストに達する人生を過ごせますように。
【お祈り下さい】
・教会の兄弟姉妹たちが主の花嫁として準備されますように。このために、いつでも目を覚まして主だけを愛し、主の至聖所に入り、感謝と賛美の祈りを通して主を経験する人生を過せますように。また、主の軍人として御言葉の剣と信仰の盾を持って、サタン、この世、また自分の罪との戦いで勝利する人生になりますように。
・主の愛に励まされ、隣人を愛し、福音を伝え、主が定められた霊魂が主に帰ることができますように。主を信じてない、隣人、親戚、友達の心を準備して下さいますように。
・主の教会が御霊様の力によって、自分の罪を悟って、へりくだる真の悔い改めができますように。また、御霊様の導きによって自分を捨てることが出来、狭い門に入る人生が過ごせますように。