#227(2014-11-23)

【メッセージ】『麦とから』 白寅天師

だから、悔改めにふさわしい実を結べ。自分たちの父にはアブラ

ハムがあるなどと、心の中で思ってもみるな。おまえたちに言って

おく。神はこれらの石ころからでも、アブラハムの子を起すことが

できるのだ。 斧がすでに木の根もとに置かれている。だから、良

い実を結ばない木はことごとく切られて、火の中に投げ込まれるの

だ」。

また、箕を手に持って、打ち場の麦をふるい分け、麦は倉に納

め、からは消えない火で焼き捨てるであろう」。

ルカによる福音書 3章 8-9, 17節

▼農業で一つの大切な仕事が良い実を選ぶことです。麦と別の植物ははっきり区別が出来

ますが、稲と毒麦は区別が難しいです(マタイ13:38-40)。それは収穫時、その芽の花が

残っているから区別が出来て、農夫が取り去ります。結実したことを収穫した後は、麦と

殻を区別します。それは風がある日に、箕を持って殻を区別します。今日の御言葉で箕を

持って麦とからを区別することを主が言われています。▼この御言葉は、自分が神を信じ

て救われたと思う人々に対して言われる言葉です。洗礼者ヨハネの話の中に出て来るファ

リサイ人や宗教指導者たちは、自分はアブラハムの子孫だから救われると思いましたが、

主は心から割礼を受けた人を救われます。外見は麦と見えますが、中には何もない殻のよ

うな存在が彼らでした。この御言葉で私たちが貰える教訓を考えます。

1. 良い実は良い木から出ます。初めには良い実と見えますが後,悪い実に代わるケースを

良く見ます。なぜでしょうか?木が良くないからです。

2. 外見は良い麦と見えますが、殻しかありません。それは唐箕で風を送って選別しま

す。風は何ですか?人の根本を試す神の試験です。心が根本的に主に行かないと、試練、

惑いや試しが来る時揺れて飛んで行きます。心が揺れます。

▼ある木が良い木なのかは時間のテストが必要だと思います。しかし、何時かその木の変

化の出発が大切です。それは真の悔い改めから、聖霊様による新生と更新です。これはイ

エスキリストの尊い血の中で続いて留まる時、変わらなく維持されます。これらすべてが

主の恵みによることです。主の十字架の血の中で留まり、忠実な麦となって主の喜ばれる

皆さんとなりますようにお祈りします。