【メッセージ】『主の足跡に続いて』 白寅天師
ペトロの手紙一 2章 21節
あなたがたが召されたのはこのためです。というのは、キリストも
あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に続くようにと、模範
を残されたからです。
人間は例からよく教えられます。例(Example)とは模範です。原理だけあ
ると理解しにくいですが、良い例、すなわち模範があると馴染みやすいで
す。それは、その原理を具体的に、実際の状況で説明するからだと思いま
す。主は我らの人生で従う例、すなわち模範を示して、それを従うようにし
ました。使徒パウロも主の模範に従って、同じように自分を模範として従う
ようにお勧めしました。
『主の足跡に続く』との意味は、この世の正しい価値観だけのことではあ
りません。主の人格、主の人生の価値観、主の犠牲の模範に従うことです。
聖書にある『主の足跡に続く』とは何か、その意味に対して考えましょう。
1. 主の謙遜に倣うことです。ピリピ2:5-8で主の心がけることをお勧めし
ています。神としての権利を放棄して、謙遜に人に低くになったことを
倣うことです。
2. 主の人生の目的と価値を倣うことです。(ヨハネ8:12)主の人生を黙想
することが必要です。
3. 主の犠牲を倣うことが必要です。(Iペテロ 2:21)羊のために、代わり
に亡くなった主の十字架を背負って行くことが必要です。
4. 指導者の信仰の模範を倣うことです。(Iコリント11:1, ピリピ3:17)主
から続いた模範に良く倣って、良い模範を次の世代に続けることです。
良い模範を立てるのは自分が死ぬこと、つまり節制と忍耐が必要です。良
い模範を次の世代に続く人生を過ごせるようにお祈りします。