#595(2022-3-27)

業と霊性

2022. 3. 27.

白寅天

n コロサイ 3:22-24

22 奴隷たちよ。すべてのことについて、地上の主人に従いなさい。人のごきげんとりのような、うわべだけの仕え方でなく、主を恐れかしこみつつ、真心から従いなさい。23 何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心からしなさい。24 あなたがたは、主から報いとして、御国を相続させていただくことを知っています。あなたがたは主キリストに仕えているのです。

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Timothy Keller牧師の"業と霊性 (Faith and Work)"について考えます。その要約は次です。

1. 業と休みのバランスが必要 => 幸せになりたいなら、主のように働き、主のように休むこと。2. 業、そのままが充分の価値がある => この世で価値が低い仕事は無い。3. 業は神に似たものとなる手段 => 職場で主のマニュアルによって頑張って働く。4. 業は目的がある召命 => 自分だけためで無く、神と世のために頑張ること。5. 頑張って働いても実が無い => いつも頑張っても食べることも難しい。6. 業の意味を悟れない => ただ成功のふるいの丸い枠であてもなく走ることだけ。7. 貪欲の手段に変わる => 苦労してここまで来たのに放棄は出来ない! 8. 業が人生の全部になる => 人生がすべて業に入って壊れる。 9. 福音の観点で業を理解する => 会社のクリスチャンのグループで参加することで満足しないこと。10. 業に対する 二元論を排除する => これはこの世の業、それは神の業と言う二分法を排除する。11. 仕事をする動機が変わる => 高い報酬や称賛のために働かないように。12. 新たな力によって働く。=> 救いの確信を心にもって熱心に働くこと。

これは業に対する聖書的な見解を良く理解し整理しました。問題は、私たちがこれを知っているが、これを知ったとして、このように生き難いし、このように生きる人がほとんどいないことです。なぜ、これが難しいですか? 本の5章で書いたように、罪の本性があるからです。毎日目を覚まして自分を顧みて、罪と偶像に行かないように自分を守るべきです。 御霊様が正しい方向へ導かれますようにお祈りし、自分を否認して従うべきです。私に与えた業が神様が与えたことで、神の業として働くことは、その業を神に完全に捧げた人、すなわち、御霊によってその業が排泄物として捨てた人だけが可能です。 このように自分の業を主に捧げて、自分の業の中で、主の国とその義とを第一に求める人生に生きるべきです。

【教会通信】

・主の日が近づいているのを見て、主が清くあられるように自分を清くする人生を過ごせますように、このために、毎日真の悔い改めをもって自分が主と共に死んで、主が生きて、御霊様の実を豊かに結ぶ人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、毎日、主の部屋に入って主との深い交わりの中で主に会う人生を過ごせますように。また、恐れおののいで御霊様の導きに従って自分の救いを達成する人生を過ごせますように。

・兄弟姉妹たちが、毎日、御霊様によって主の御国とその義とが第一に求められて、主が与えられた業を主の力によって最善を尽くし人生を過ごせますように。