2016.09 なぜ歩くのか

わーくすてーしょんのあるくらし ( 283)

2016-9 大橋 克洋

日曜散歩:目黒川遊歩道

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◯ なぜ歩くのか

週に3.4日歩くようになった理由、最初は減量のためでした。体重を減らすには「食わなきゃ絶対に減る」で間違いないのですが、これでは筋肉なども落ち体力が落ちてしまいます。そこでダイエットとともに筋トレが必要になります。全身の筋トレを考えてみると最も効率のよいのは大きな筋肉を鍛えること。体中でもっとも大きな大腿部の筋肉を鍛えるには「歩く」のが最も効率が良いということから始まりました。

歩いているうち「歩く」ということには、他にも幾つかメリットがあることに思い当たりました。「外気を吸い景色を眺めながら気分転換」「年齡とともに衰えがちなバランス感覚のトレーニング」「耐寒・対暑能力の向上」「全身の血行を良くする」などなど、、

そして「動物はすべからく、歩けなくなったら死ぬしかない」「何故なら食べ物が穫れなくなるから」という根源的な理屈に行き当たります。

◯ チャスラフスカ逝く

リオ五輪が終わったばかりですが、前回の東京五輪の女子体操で個人総合優勝を飾り、生涯で7個の金メダルに輝いたチェコのベラ・チャスラフスカが亡くなったそうです。当時ソ連からの圧政に抵抗を示すなど愛国心が強く、大変な日本好きでもあったそうです。

彼女の体操競技における演技はよく覚えています。当時私は大学4年生で、彼女のほうがずっと大人っぽく感じていましたが、1942年生まれということで私と同い年なのを知りました。容姿端麗の美しい演技に日本にもチャスラフスカのファンは大勢いましたが、亡くなる前の写真をみるとあの頃の面影を感じられないほど老けてしまっていました。チェコ動乱など彼女の人生がいかに苦難に満ちたものであったかが想像されます。

現役を退いた後も後輩たちのために長年努力をされたようです、合掌、、

◯ 今月の歩術

今月上旬まで聞こえていた蝉の音も10日を過ぎると殆ど聞こえなくなり、道端ですだく秋の虫の音に変わってきました。その頃から気温も30度を越えなくなり、ベッドの足元から微風を送っていた扇風機にもカバーがかけられ、来年初夏までの冬眠に入ります。

それでも朝の散歩から帰ると汗びっしょりになるので、上は T シャツ1枚で散歩にでています。朝の散歩は週に4回ほど。ウイークデーは4,5キロ、休みの日には7キロから10キロ以上歩くのはこれまで通り。5月の神奈川県平塚までの50キロから帰ってきてから、左の股関節痛がしばらくとれませんでした。平塚まで歩いている時には感じなかったのですが。治るのに時間がかかるなあ、と思っていたのですが、それもようやく4ヶ月ほどで消失。今回は事前にかなり日数をかけ準備運動を重ねたのですが、それでももっと絶え間ない準備が必要だったのだろうと思っています。

さて、歩きについて最近の意念ですが「股関節から先を自然に振り出すように歩く」でしょうか。これは競歩の歩き方ほどではないのですが、骨盤をヨーイングしながら歩くことになり、無理せず歩度をやや上げる効果があるように思います。股関節から下に力を入れないので「疲れない歩き」にも貢献します。

◯ 今月の脳トレ

ここに書くネタを次から次へと思いつく月もあれば、なかなか思いつかぬまま時だけが過ぎてゆく月もあり、どうやら今月は後者のようです。さて、ここのところ電子カルテ開発のほうは問題も発生せず、かと言って新しいアイデアも発生しないということで、もっぱら高校時代からの趣味「住宅設計」にハマっています。最近は興味のある TV 番組を録画しておいて、それを見ながら。

住宅設計の方はクリエイティブな面があるので多少は良いかなと思いますが、TV 鑑賞の方は殆ど受動的なものなので、頭のためには感心しないな、と思いつつ、、

◯ macOS Siera

Mac の OS が MacOSX 10.11 から macOS 10.12 になりました。21日朝からダウンロードできるということで、いそいそダウンロードにかかったのですが「あれ?」。今度の OS はハードの制約がかなりあるようで、外来の iMac では「このハードではダウンロードできません」というようなアラートが表示されてしまいます。

調べてみると iMac の場合、Late 2009 以後の iMac となっています。外来の iMac は Early 2009 なのです。ちくしょう、数カ月の差で駄目か。自宅書斎の iMac なら大丈夫なはず。ということで、夕方、自宅の iMac でダウンドード。ダウンロード完了までに随分時間がかかりますね。先日の iOS の場合も時間がかかりました。今度の OS アップデートはかなり大きな変化があったということでしょうか。

夕食後みてみると、ようやくダウンロード完了したようなのでインストール。これも時間が掛かりそうなので、そのままにして寝てしまいました。翌朝みると無事インストール終了しているようでログイン画面がでています。早速ログイン。ハードディスクがいつまでもゴロゴロと鳴っています。システムの最適化をしているようで終了までにこれまた結構時間がかかる。

MacOSX がアクアに変わった頃のような見た目にも明らかな変化はありません。しかし El Capitan の頃よりサクサク動くようになった感じ。最適化の効果もあるのかも知れません。関連情報を見ると機能によっては、これまたハードウエアの新旧による制約があるような。これほど細かくハードによる制約があるのは Mac の歴史始まって以来のことですね。

今回の大きな変化と感じたのは Siri が使えるようになったこと。これ結構便利ですね。「Finder を開け」などと呟くと、パッと Finder が開く。しかし、書斎など個室では便利に使えても外来診療では使えそうもないな。

◯ 外来のプリンターをリプレース

外来のプリンターが突然動作不良。一汗かきながらアレコレやっても駄目。ええーい、プリンターも安くなったから更新するか。プリンターがないと、処方箋や紹介状を出力するのに困る。手書きでしのぐことはできるが、便利なものに慣れてしまっていると「今更手書きか」という気にもなる。

ということで、速攻で Amazon で探して発注。今迄使ってきた brother の複合機が気に入っているので、同じものの新機種を注文。翌日午前中に届いた。さすが Amazon 偉い。早速設定にかかる。電源とイーサケーブルを差して、Mac 側でプリンター設定を開いたら、もう新しいプリンターが見えている。そいつを設定に追加するだけで OK。あっけなく繋がってしまった。一昔前まで、設定にあれやこれやと必要だったお作法もまったく不要。便利な世の中になったものだ。

同じ機種ではあっても、3年も経つと色々と機能アップしている。プリンター前面の液晶画面がやや大きくなり、FAX の電話帳登録なども便利になった。漢字変換までやってくれる。そうだよね、今時、携帯でもできること。コンピュータ側からプリンターへ出力すると同じ手間で FAX が送れるのは便利。しかし、もっとも期待していたのは受けた FAX を紙に出さずコンピュータ画面で閲覧できることだったが、これがどうしても出来ない。よく調べてみると、この機能を可能にするのは Window のみだと。うーむ、こういうのが多いのがけしからん。brother は Mac OS に対してかなり頑張っている会社なのですが、この機能に関してはどこか外部の開発者に依存しているのかな。プリンター用紙をもっとも多く消費しているのが、ジャンクなダイレクト FAX これで無駄な紙消費を防げると期待していたのに。

過去の記録を調べてみると、brother のプリンター丁度3年ごとにリプレースしている。これで4代目。耐用年限は3年をはるかに越えるはずなのですが、どういう訳かいつも3年目になるとちょっとしたトラブルでリプレースすることになる。まあ、機能アップして前より更に快適に使えるようになったということで、良しとするか、、

◯ なくなって欲しい FAX

NeXT コンピュータが発売され間もなく1990年頃にはすでに FAX modem を接続すれば、画面上で FAX の送受信ができた。Jobs が Apple へ移ってからは FAX modem 不要で、Mac に電話のモジュラージャックを差しておくだけで同様のことができ、受診した FAX をメールで自分宛てに送ることもできたので、自宅に届いた FAX を出先で読むこともでき非常に便利だったのに。こういう面では退化したなあ、、

まてよ? Amazon で FAX modem を探しても殆ど見当たらないなどから察するに、USA ではすでに FAX は絶滅種なのかも。日本が遅れているだけか。

私自身は FAX を無くしたいのですが、相手先に「FAX でないと」というところが多いため、切り捨てられない。産婦人科関連の医会や大学同窓会などからの連絡、最近は分娩紹介先からの返信などが FAX で入るため、FAX をなくすわけにもいかないのです。元東京都医師会理事の呑み会の連絡はすべてメーリングリストで行えるが、地元医師会仲間の呑み会の連絡にはメールが使えないメンバーが多く FAX が欠かせないなど。

地元医師会からの連絡は数年前からメールで届くようになった。そろそろ他のところもFAX 原稿をメール添付で送る発想を持って欲しいなあと強く願っています。

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日曜散歩:品川駅裏側の東京海洋大

これは日々の生活で感じたことを書きとどめる私の備忘録です