2019.07 本格的な梅雨

わーくすてーしょんのあるくらし ( 317)

2019-7 大橋 克洋

早朝散歩、環七沿いの垣根をびっしり埋める美しい朝顔をみつけ iPhone で写真を撮っていたら、角を曲がってきた犬連れの男性が「この朝顔きれいですよね」と声をかけてきました。

最近は気象状況の変化などでカラ梅雨の年が多かったのですが、今年は久しぶりに本格的な梅雨、6月から小雨や曇天が続きます。5月には真夏のような暑い日の続くこともありましたが、梅雨に入ってからはお陰様で結構涼しい日も多く身体は楽です。

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◯ 今月の歩術

6月半ば頃から本格的梅雨に入ったお蔭で早朝散歩を省略する日も時々あり、加えて椎間板ヘルニアと思われる痛みで数日身動きとれず、6月は目標の月間200キロにちょっと届きませんでした。7月に入っても梅雨明けにはまだしばらくありそうですが、これで梅雨が明けるといきなりカッと暑くなって、身体が順応するまでが大変そうです。

つい数年前まで寒暖を厭わぬ全天候型を誇っていたのですが、75歳を越えるとともにその辺の能力もやや落ちてきたようで努力を必要とします。

最近は自宅周囲を早朝散歩で縦横無尽に歩き周り、中原街道・目黒川・目黒通り・環七で囲まれたブロックの中はことごとく周知した気になって、目黒通りの向こう側、学芸大学周辺まで足を延ばすようになりました。こちらを巡ると行程8キロに届くからです。ただ、前述のように数日さぼったりすると、すぐ身体が錆びつき、3キロ歩くのも大儀になる時もあります。調子の良い時は、多少長い距離でも後半惰性で行けるのですが、、

今月あらたな治験。全部の足の指で地面を掴むような意念で歩く。これは中国武術の書物でも読んだことはあるのですが、全日本ラグビー(だったかな)のコーチが説いていたこと。番組でコーチはビーチサンダルを履いて登場、ビーチサンダルが脱げないよう鼻緒に力を入れて歩くよう説明していました。

そういえば中学の夏休み、学校のプールへ通わされましたが、この時は校庭での着替えに便利なよう下駄でバスに乗り通っていました。最近でも下駄を履きたいと思うことがあるのですが、靴下の生活になってしまうと下駄を履くのは面倒でね。最近では下駄を売っているところを探すのも大変そう。でも、ネットがあるからな。

今朝の早朝散歩、この意念で両趾指に力を入れながら歩いてみました。最近だらだらと疲れやすくなっていた歩きが、これですと疲れにくい。坂も登りやすいように感じます。

◯ 経年変化を記録することにも、、

本音を明かせば、自分の年齢にともなう身体の衰えを書くのはとても嫌なのですが、長い年月続けてきた LIFE LOG とも言えるこのコラムで自分の経年変化を記録してゆくことにも意味があると思うので、これからは自分としては嫌でもそのような変化を記録に留めていこうと思います。そこにこそ LIFE LOG の、世の中に果たすひとつの意義があるということに気がついたからです。人間は年々どう変化してゆくか、、

はたからの見かけを最も気にする芸能人の方にも、白髪まじりの頭髪を隠そうともせずあるがままにしている方々がいます。草笛光子さんなどは白髪混じりから美しい純白の髪になられましたが、先日TVで拝見した中原ひとみさんなどはまだ移行期の白髪混じり、普通なら黒く染めているところでしょうが、ありのままというのは彼女の生き方を現しているのでしょう。先月書いた「化粧は仮装ではない」に通ずる話。

私も毛髪の変化はあるがままに任せています。その変化も成長のしるしと考えて。ただ有り難いことに近所で整髪をしてもらうと「先生の髪は年齢の割にはとても多いほうですね」と嬉しいことを言ってくれますが、鏡でつらつら自分の髪を観察してみるとかなり毛髪は細くなり数量もまばら、数十年ぶり合せ鏡で後頭部を眺めてみると、まだ髪があると思っていたのに、おー、そろそろヤバイかも、、誰でもそうなるんだよね、遅かれ早かれ、、

◯ いつの間にか定着する常識

電車に乗って、ふと「あれ?」と思ったこと。最近はちょっと混んでいる電車に乗る時は、バックパックを背中でなく前に背負う(前だから”背負う”はおかしいんですが)のが常識になったんですね。降りてくる男性が次々とそのような形でバックパックを携えていました(女性でこのスタイルを殆ど見ないのはなぜ?胸が邪魔だから?)。考えてみると、このようなスタイルが目につくようになったのは昨年くらいからかな。

確かに混んだ電車で背中に背負ったバックパックは他人の邪魔になりやすい。それなので、私もそのような時はバックパックを片手に提げたり、片方の肩に掛け他人の邪魔にならぬよう自由に位置を変えられるようにしてきました。これからは前に掛けていないと皆から白い目でみられそうですね。

エスカレータでは左側に寄せて乗り、急いで上がって行く人のため右側を空けるのが東京では常識、関西では左右逆転しますが、このお作法もいつの間にか誰もが知る常識になっていました。

このように世の中に流通する常識の中には、誰言うともなくいつの間にか世の中の常識として定着するものがあります。この、いつの間にか自然に定着してゆくという流れが面白いなと思いました。

◯ 今月の脳トレ

今秋リリース予定の Apple の macOS, iOS, iPadOS のテスト版が使えるようになり、早速 iPad にインストール。黒いバックグラウンド、画面に配置するアイコン群のサイズが小さくなって沢山配置できるようになったとか、幾つか新しくなったところがあります。

Web ブラウザーなどを開いた状態で、カレンダーなどをフローティング・ウインドウ形式で同時参照できる機能は今までの OS でも可能で便利に使っていました。今度も今まで通り画面右端からズリズリっとカレンダーを引き出すことはできるのですが、用が済んで右端へ格納しようとしても跳ね返ってきて収納できません。「そんな馬鹿な、絶対収納できるはず」と色々試行錯誤するも収納できず。

翌日、カレンダー左上端の境界あたりを指で右へスライドさせて収納できることを偶然発見。今まではカレンダー上端を持って収納できたのですが、どういう訳か変更になったようです。理由はわかりませんが、これはユーザインタフェース的には改悪、以前の操作方式の方が解りやすかったのに何故なんだ。

iPhone の iOS もテスト版をと思ったのですが「いやいや、待てよ。これは一番使うものだから、万一深刻なバグがあるとまずい」ということで断念。机上の Mac mini の方は万一バグがあっても代替機があるのでテスト版をインストール。一番楽しみにしていたのは、これで iPad を Mac の外付け画面として使える機能でしたが、何度やっても最後のところでうまく行きません。残念ながらこれは正式版までお預けかな、、

数日後 macOS テスト版のアップデートができるようになりました。いそいそと早速インストールにかかる。ところが先日購入した Mac mini は最小ストレージの120GB だったため、容量不足でアップデートできず。「それなら外付 HD をつけてやれ」ということで、アマゾンで HD 購入。昔と比べかなり安くなったので 2TB のもの。嬉々としてインストールにかかったものの、何度やっても途中でコケる。ネット情報を元に色々な方法で試みるも駄目、ウーム、これも正式版待ちか、、

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これは日々の生活で感じたことを書きとどめる私の備忘録です