2006.07 素晴らしい Google の世界

わーくすてーしょんのあるくらし ( 161 )

2006-7 大橋克洋

「たかが歩き」「されど歩き」で、歩くということも研究するとなかなか奥が深いものです。毎月のように少しずつ新しい感覚を発見しています。

最近会得した感覚は「腰(骨盤)で歩く」ことです。「頭の重量を骨盤にしっかり受けとめて歩く」とも表現できるかな。 今までの歩きは上腿・下腿での歩きでしたが、 腰(骨盤)で歩くと、足には余り力が入らず単なる2本の棒のように前後するだけです。つまり両足の負担がかなり軽くなります。 「ふくらはぎ」「つま先」などに力が入るようでは駄目です。 以前読んだ歩術の本で「頭をコンパスの頂点として歩くような感じ」というのが ピンと来ませんでしたが、 今の感じが完全にこれですね。なるほど、腰がキモだったか、、

初期の頃から坂道を上がる時に腰で上がると楽なことを会得していました。しかし平地でも腰で歩くことにより、かなり足への負担が少なくなるようです。腰の筋肉の方が短く太いためではないですかね。 身体は「いかにも速く歩いてます」風には見えないのですが、普通の人の歩きよりはかなり速いようです。ただし長距離となると、さらに無駄な動きをなくさなければなりません。まだまだと思っています。

電車の中で何もつかまらず立つ訓練、 片手に持ったアタッシュケース中の MacBook のダンベル効果などもありますが、 毎日都医から帰宅すると汗びっしょり。かなり良い運動のようです。 帰ってから T シャツ一枚で ビールを呑むのが最高です。

6月後半あたりから急に蒸し暑くなりました。 このような時期、汗腺は一部しか働いておらず、 汗をかいているうちに多くの汗腺が働くようになるのだそうです。 うん、確かにまだ汗腺が一部しか働いていないような気はしますね。

○ Google SketchUP は素晴らしい

Google SketchUP を download して使ってみました。 英語版だけですが、動画による使い方の説明がついているので、 まずこれを元に使い始めました。

うーむ、なかなかユニークなインタフェースもあって、 素晴らしいですね。 早速、自分で設計した建築のパースをこれで描いてみました。 まだ使い方を全部呑込んでいないので、 試行錯誤の面もありましたが、数日間これにハマってしまいました。

Intel Mac mini でサクサク動いていましたが、 さすがにこの図のようにオブジェクトが増えてくると、 マウスでクルクル振り回す訳にはいかなくなってきます。 ほおーなるほど、重くなるととりあえずワイアフレームの状態で動くんですね。

使って2、3日目に作ったパースです。 なかなか美しいデザインにできるので、 とても私好みのソフトウエアです。 このような素晴らしいソフトウエアや新しい手法を 次から次へと生み出す Google という会社は、 やはり凄いパワーを持っていると感じました。

私は意地でも MS 社の製品は使わないのですが、 MacOSX には Spread Sheet だけがまだないのでちょっと不便です。 そもそも Spread Sheet なるものが、 昔々 Apple II の上で実現された画期的なソフト VisiCalc に始まるのにね。 私も当時は感動とともに使っていました。 そうそう、現在一世を風靡している Excel にしたって、 MicroSoft が初代 Mac のために書いたアプリでしたし、、、 Google の出す Spread Sheet に期待しています。

○ Google Earth で不思議発見 世界の旅

先月はちょっと Google Earth にハマってしまいました。 このユーザインタフェースは素晴らしいですね。 バージョンアップして解像度も以前より高くなりました。

12年ほど前の 1994年 NeXus(日本 NeXT ユーザ会)の仲間とツアーを組んで行ったラスベガスを見に行ってみました。われわれが泊まった MGM ホテルのそばのピラミッド型のホテル LUXOR を見てみたくなったのです。 単にラスベガスの街を眺めてもなかなか見つかりません。 確か大通りに面していたはずなのですが、、、 仕方なく web で LUXOR を探すと地図がでていました。

なあーんだ結構べガス空港から近かったんですね。われわれが行った時は、丁度天皇陛下も訪米の時で、この空港に尾翼に特別大きな日の丸のついた お召し機の JAL がとまっているのが見えました。

ロスアンジェルスでも、 われわれと陛下の泊まられるホテルがたまたま同じでした。 ツアーを仕切ってくれた NeXus の松野さんに、 事前に宮内庁から「遠慮してくれないか」と電話があったそうですが、 断ったそうです(昔なら不敬罪 *_*) 、、ということで、われわれは同じ晩に同じホテルの 恐れ多くも陛下より上の階に宿泊しました。 ホテル内には SP らしき人も見当たりませんし、 言われなければわからない状態でした。 強いて挙げれば、ホテルの正面玄関の上に ごく控えめに小さな日章旗と星条旗がクロスして掲げてあったこと、 窓から見下ろすと「あれ? パトカーがいつも停まっているなあ」ということくらい。 さすがに陛下のフロアーだけは立ち入り禁止でした。

ありました、ありました。ピラミッド型の影があるだろうと思っていたのですが、正午頃の写真だったのでしょう 影もなく単なる四角にしか見えないのでした。

この写真は本当はもっとずっと拡大できて、 全面スモークドガラスの右壁面を拡大すると、 女性の顔上半分と頭の上に HairSpray の広告が明瞭に見えます、、 べガスの町並み懐かしいですね。 乾燥した焼けつくようなべガスの空気が、 この写真からも感じとれます。

では、次にナスカの地上絵を見に行きましょう。ペルーへ飛びます。 ナスカ自体はすぐみつかりました (地図の Nasca は私が追加したものです。Lima からたどってみてください)。

へえー、飛行場のような長方形や細長い三角形、 放射状の直線などがやたらとありますねえ。 まずトンボのような図柄、やがて右上の山裾に蚊取り線香のような奇麗な渦巻きがみつかりました。

ほおー、白い飛行機の飛んでいるのもみつかりました。もう一機反対方向に飛ぶ飛行機もあります。影からみるとこちらは結構高いところを飛んでいるようです。 飛行機の左側に幅広の直線、右方向に色々な方向へ延びる直線が見えますね。 ナスカ平原のこの辺りには、製図台の上の傷のように沢山の直線が描かれています。

ナスカの地上絵というと、あのハチドリを是非見たいのですがなかなかみつかりません。翌日それらしきものを見つけましたが、web の写真と比べると羽の数がすこし違います。どうも有名なハチドリとは違うようです。結構長い時間、地上をスキャンしたのですが、みつかりません。お陰でナスカには大分土地勘ができました ^ ^)

2日間ほど目を皿のようにしてナスカの大地をスキャンしたのですが、もっとも保存状態が良いもののひとつと言われる有名なハチドリがみつかりません。 もう一度 web 上で幾つかあるハチドリの写真を眺めてみました。斜めの角度から撮影した写真にはハチドリの向こう側に白い山脈の端のようなものが映っており、大地の端の山脈近くにあることはわかっていました。本日その写真を再度よく見てみると、手前にも山脈の端のようなものが映っているのに気がつきました。つまり、くだんのハチドリは入江状の大地に存在するのです。

そこで大地の縁をスキャンして行き、入江状のところを仔細に見て行きました。「あった、あった」やや暗い影状になっていたので今までまったく気がつきませんでした。入江の中に、しっかりハチドリをみつけました。入江を形成する岬の反対側には、細長い三角形を3つ組み合わせたようなとても目立つパターンがあります。ここは何度も見た場所でした。

なるほど保存状態がよいという理由は、おそらく狭い入江の中に存在するため、風や車などにより荒らされる可能性が低かったためではないかと思われます。しかし衛星写真からは保存状態がよいかどうかわかりません。むしろ全体がやや暗い部分なので、とても見つかりにくいです。

それにしても、 地上に描かれた直線の中には野越え山越え ひたすら続くものや、 どんどんズーム・ダウンしてゆき人工衛星くらいの目線になっても、 おそらく肉眼でも見えるだろうと思われるはっきりした直線もあります (上の写真でグリーンのピンの左上から右下へ向けて走る スクラッチのような直線がそれです。 ピンの直上をかすめ、やや右上から左下へ向かう直線もありますね。 ハチドリはピンの上の方で見つけました)。

直線の長さを測ってみると 11Km ほどあるようです。 東京駅から川崎駅あたりまででしょうかね。 手作業で、高度な観測器具もない状態で、ただただ ひたすら直線を描く。 この地上絵は インカ文明より古いのだそうです。よく残っていましたね。 どんな人達が、何の目的で、どうやって作ったのか、とても不思議です。

さて、最後はエジプトはナイル河のほとり、ギザにあるピラミッドに向かいましょう。

これはそう苦労せず見つかりました。 上から見ると Las Vegas のホテル LUXOR と同じ形をしていますね。 当たり前か、、、

砂漠の真ん中を流れるナイル河の両岸だけ、 緑がベルト状に生育しているのがよくわかりました。

まだ解像度が高いのは人口密度の高い地域や、 世界遺産的な地域だけのようです。 地球全域が上のピラミッドのような解像度で見えるようになるのは いつ頃でしょうか。おそらく3年もかからないだろうと予想しているのですが、、、

このように Google Earth で地球探検をして思ったのですが、 この Google Earth の画像だけを研究しても、 地球上に何かを発見することができそうです。 面白いですね。老後の楽しみにとっておきたいですが、 その頃にはもうすでに誰かがやっていることでしょう。

ちなみに、、 ピンの下の白い建物が私の住むマンションです。 もう少し拡大できますが、エジプトや米国西海岸のように空気がクリアでないので、 画像もそれほどクリアにはなりません(これでも東京としては かなりクリアな時に撮影されたものなのでしょう)。

右側の平塚橋交差点をはさんで、先月までリポートしていた解体前のビルが見えます。 その右隣の24Fビルが建築前の更地で クレーンが立っているところを見ると、 この写真は4年以上前に撮影されたもののようです。

○ Google が巨大データセンターを建設中

CNET Japan の記事によると Google がオレゴン州 The Dalles に巨大なデータセンターを建設し始めたそうです。 コロンビア川沿いにあるこの小さな町には The Dalles Dam というダムがあり 「Google はここで生産される安価な電力を求め建設地に選んだようだ」とあります。

Dalles を見に行ってみましょう。 なるほど Portland をちょっと東へ行ったところにあるんですね ( マイナーな地域のせいか、衛星写真の解像度はあまり高くありません。 J.F.Kennedy が暗殺されたダラスかと思ったのですが、 あれは一文字違いの Dallas でテキサス州でした)。 蛇行しているコロンビア川の右の方に、ダムらしきものが見えます。

河の上側がワシントン州、下側がオレゴン州ですので、 建設地はおそらく、河の下側右端辺りではないかと想像されます。 米国で「巨大な」というのは、 本当にかなり巨大なものだと思うので、 今後そこに溜め込まれる Google の情報量はとてつもないものになるのでしょう。 地球上のありとあらゆるデータを溜め込もうという意図なんでしょうね。 これは凄いことになるかも知れません。

○ NeoOffice が Intel に対応

現在 Mac には spread sheet がない(もうじき出現するのでは、 という噂もあるようですが、、)ので、 私は MacOSX 上で NeoOffice という office もどきを使っています。 元々は Linux 版の OpenOffice を MacOSX 用にしたもので、 GUI は Mac 風でなくイマイチですし、Logo もちょっとダサイし、 速度も非常に重いのですが、まあまあ使えます :-)

ところが、これが Intel では動かないのです。ロゼッタでも駄目のようです。 かなりシステムの奥深いところを使っているんでしょうね。 Intel 対応版が7月に出ると書いてあったので、 1日にNeoOffice の web site へ行ってみました。

おっ、エライ!! 公言通り Intel 対応版が download できるようです。 早速落としてきました(結構デカイようで時間がかかります)。 早速 MacBook にインストールしてみました。 おお、以前よりいくらか速く動くようですね。よし、よし、、、

そうそう、Intel マシーンで動かなくなって とても不便をしていた WindowShadeX も、 先月 Intel 対応版が download できるようになりました。 早速、正式購入して使っています。 これで私のところでは Intel マシーンで使えないものはなくなりました。

○ ワイヤレス Mighty Mouse

昨日早朝のこと Apple 社から突如ワイヤレス Mighty Mouse が発表され、 即日リリースされたことを知り、速攻で AppleStore から1個オーダーしました。 納期は1週間くらいとのこと。しかし驚いたことに夕方帰宅してみると、 先日注文しておいた iMac-20 inch が届いているとともに、 その段ボール箱の上にちょこんと小さな箱が載っています。 「もしかして、、」と開けてみると、MM wireless ではありませんか。

リリース当日に発注し、その日のうちに到着してしまいました。 まあ、私のオーダーが、発表後数時間も経っていなかったこともありますが (リリース当日に発注というのは正しいですが、 実は発表がその1、2日前にあったことを後で知りました) AppleStore 頑張ってますねえ、、 iMac-20 inch も早速セットアップしたのですが、 そちらのレポートはまた後でゆっくりするとして、 MM wireless の感想をレポートします。

注文する前から懸念していたのは、 以前の wireless mouse が結構重かったのです(動作ではなく重量)。 「今回もそうかな、、」と思っていたのですが、 単三電池2本を入れ使ってみると意外と以前ほどの重量感はありません。 「あれ、サイズが小さくなったのかな?」と、 以前の wireless mouse を取り出し比較してみました。そう差はなさそうです。

ま、いずれにせよ、 以前の「重もっ、、」と感ずることが少なくなったのは良いことで、 もうひとつ操作感もレーザー・スキャンにより精度が上がったこともあってか、 尾っぽつきマウスのようにスムースでグーです。 以前の wireless mouse でちょっと退いてしまい、 「とりあえず1個だけ」オーダーしたのですが、 これなら自宅用と職場用の都合2個オーダーして良さそうです。

○ 快適な Web ブラウザー「シイラ」

東京都医師会の理事会で使う文書閲覧システムが Web Application なのですが、こいつが MacOSX の専用ブラウザー Safari では機能しません。そこで FireFox さらに MacOSX のアクア環境に近い Flock というブラウザーをみつけ使ってきました。

ふと、以前使ったことのある日本の 「シイラプロジェクト 」 で提供されている Web ブラウザー「シイラ」を試してみました。「おおー、ばっちり動くじゃん!」、しかもUniversal Binary のためか、MacBook の上で極めて軽快に動きます。何と本家Safari よりも軽いのです。「こりゃー快適だわ」、メインのブラウザーとして「シイラ」を使ってみることにしましょう。デザインもよいセンスで私好みです(デザインの気に入らないものは、使いたくない私)。

都医の文書閲覧システムは PDF ファイルを閲覧する仕組みなのですが、FireFox や Flock では PDF をいちいち download してしまうので、会議が終わると desktop 上に散乱したおびただしい PDF を掃除しなければなりません。 シイラは Safari 同様、PDF をメモリー上で処理し desktop に download しません。しかも PDF の表示がダントツに早いのです。ただ PDF の viewer に拡大縮小や画像の回転機能がないのは次のバージョンで何とかして欲しいところです。

○ YouOS を体験してみる

やー、ついに来るべきものがきましたね。

電子カルテもいずれ Web ブラウザーで実現できるのが理想 と考えてきました。そこで数年前に、 電子カルテNOA をテスト的に Web application として実現してみました。 Web ならではの特徴を生かし面白いものができたのですが、 やはりきめ細かい操作は無理で 「とりあえず現状ではここまで」と確認するにとどまりました。

最近 Ajax を活用した Google Earth などで 「お、そろそろ実現性がでてきたな」と思いました。 ただ、現状ではいろいろな技術の寄せ集めで、 還暦過ぎた脳みそにはちょっと荷が重いです。 こっちをやっているうちにあっちを忘れ、 あっちをやっているうちにこっちを忘れるという泥沼状態が目に見えていますから。 しかし「いずれ統一された技術が現れるのだろう」とも思っていました。

ところが誰も同じことを考えているわけで、 早くもそのようなものが現れていました。 それがYouOS で、 「Web ブラウザーの中に OS の世界」を作り上げてしまったのです。 早速デモ版を使ってみました。とりあえずそこそこ使えました。 うーむ、これは面白いかも。 まさに私が考えていた「自分専用カルテを何処からでも」 使える環境を構築できそうです。

○ 武蔵小山駅が地下へもぐる

楽しみにしていた武蔵小山駅が 7月2日(日)未明に地下へ潜りました。 9月から急行が走るようになる予定です。 三田線、南北線との相互乗り入れを伴うこの線の 工事がはじまったのは10年以上前、 日本産婦人科医会の幹事をしている頃でした。

私のジンクスに「自分が設計にかかわった病院が完成する頃、 自分はそこに勤務していない」というのがありました。 慈恵医大第3病院、茅ヶ崎市立病院、町田市立病院(現在の市民病院) などの産婦人科病棟や外来のレイアウトには、 私のアイデアが含まれていますが、 新築後にそこで働くことはありませんでした。

ちょっと違いますが、日産婦医会幹事の頃も 「この地下鉄が完成すると、家(武蔵小山)から市ヶ谷まで 乗り換えなし1本で来られ便利になるなあ、 しかし市ヶ谷には通ってないだろうなあ」と思ったりしました。 確かにそれが開通する頃には日産婦医会の仕事はやめていましたが、 そのそばの東京産婦人科医会の役員として恩恵に浴することができました。 現在も東京都医師会への通勤で便利をしています。

3日(月)朝のこと、外来に出勤してきた看護師さんが 「武蔵小山駅で降りたら周りが壁でびっくりしました。 あれ? 駅を間違っちゃったかしらと思ったものの、 ちゃんと武蔵小山と書いてあるし、 人の流れについて出てきました」とのこと。 地下駅になることを知らなかったようです。

以前の武蔵小山駅は本当に田舎の駅の風情でしたが、 都会の駅らしく立派になってしまいました (ひとつだけ気に入らないのは 床のタイルの色ですね。もうちょっとマシなのにして欲しかったなあ)。

私が中学校の頃、当時まだ犬も放し飼いだったのですが、 自宅から飼犬トムが駅までついてきてしまい、 改札を抜けホームまで登ってきてしまったことがあります。 「電車に乗ってきたら困るなあ」と思っていたところ、 電車がくる前に「ここまでお見送りすればいいか、、」と ピョンとホームから飛び降りさっさと家へ帰ってしまいました。

○ COMINES のエンディングに参加してきました。

第20回地域医療情報ネットワークシステム研究会、 通称 COMINES に呼ばれ、シンポジストとして参加してきました。 今後は「日本医師会医療情報システム協議会」に吸収されるため、 今回が最後の COMINES となります。 会場は大阪「京橋」にある富士通関西ラボラトリー 4F大会議室。 「全国医師会医療情報システム連絡協議会(これも昨年、 日医協に吸収されました)」と比べ、 こちらは圧倒的に関西を中心とした東日本のメンバーが多いようです。

富士通向側の松下IMPビル26F懇親会場から見下ろす大阪城

ディスカッションの内容は、 各地区医師会におけるITをめぐる苦労話や事例報告が主のようでした。 大勢の発表者が短時間でしゃべる「リレー・トーク」に続いた 「フリー・ディスカッション」形式は COMINES ならではのものですが、 これは今年度 東京都医師会主催で開催する日医協でも 是非継承したいと考えています。 ただ悩みはトータルの時間が限られていることです。

全医協であったような沢山の事例発表は、 事前に各地から web で公開してもらうことにしたいと考えています。 当日はそのなかから優れたものや、 トピックス的なものを数件とりあげて発表して頂き、 それらを話題に フリー・ディスカッションにたっぷり時間をとるのが良いかなと考えています。

今回の COMINES のプログラムを記録として挙げておきます。

第20回地域医療情報ネットワークシステム研究会

COMINES 2006

-- コミネス20回のあゆみと医療情報ネットワークの未来 --

開催 平成18年7月16日(日)..17日(祝日・海の日)

会場 富士通関西ラボラトリー4階 大会議室

第一日

11:30 理事会 (富士通関西ラボラトリー)

13:00 開会 会長挨拶(遠藤会長)

13:15 総会

13:30 研究会第一日 (座長:遠藤会長 飛岡副会長)

テーマ:地域医療情報ネットワークの過去、現在、そして未来への課題

基調・問題提起 空地前会長

14:00 リレートーク・報告・問題提起 (各地より10-15分で)

15:30 コーヒーブレイク

15:45 リレートーク・報告・問題提起続き

17:00 フリートーク

18:30 終了・移動

19:00 懇親会 (パノラマスカイレストラン アサヒ@松下IMPビル26階)

21:00 中締め

21:30 会場をホテルモントレへ移し、コミネス宣言起草委員会

第二日

8:00 理事会

9:00 研究会第二日 (座長:西本副会長 足立理事)

シンポジウム"これからの医療情報ネットワークへの提言"

以下のシンポジストより30分程度の提起を受け、総合討論・フロア発言

高橋 徳(大阪・高槻市医師会)

大橋 克洋先生(東京都医師会)

宮本 正喜先生(兵庫医大教授・医療情報学会)

大櫛 陽一先生(東海大医学部教授)

12:00 閉会・コミネス宣言

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1994年 NeXus ツアーで訪れた Stanford 大学キャンパス

あの時ただの広い芝生に見えたのはドングリ型だったんだ

みやげの Tシャツを買った Book Store (左下)が懐かしい

Google campus もここから東へ行ったところにあります