わーくすてーしょんのあるくらし ( 371 )

大橋 克洋

katsuhiro.ohashi@gmail.com

2024.04 荷が重いのではなく君の力が足りないのだ

○ 荷が重いのではなく君の力が足りないのだ


私の好きな言葉のひとつです。この思いで自分の尻を叩き前進しようということですが、これは「何でも他人のせいにするのではなく、悔しければ自分の能力を向上すべし」という意味でもあります。

自分より優れた人間を妬み、その足を引っ張って引きずり降ろそうとする輩を世の中でよく見かけますが、私はそういうのが大嫌い。そうではなく「畜生!」と思って「あいつより優れた人間になってやる!」と奮起したり、「自分より下の人間が居ればそれを上に引っ張り上げる」ようすべきと思いますね。皆がそんな余裕の気持ちを持てれば、世の中もっと暮らしやすくなるのになあと、、

○ 今月の歩術


昨年暮れからの脚力低下は、先月書いたようにようやく回復しつつあり、今月初旬には1日平均4キロ以上歩けるようになりました。それには、歩き始めの1キロ毎くらいに公園のベンチで3,4分の休みをとることがコツと書きました。

今朝の早朝散歩で考えてみたところ、そのメカニズムが解ってきたような気がします。「歩き始めてしばらくは1キロ近くなると下肢に疲労物質が溜まってくる。そこで3,4分ベンチに座って休むと、それが解消してしばらく歩ける」というようなことのようです。

80代に入ってからは、以前より疲労物質の溜まる頻度が高くなったということですかね。ボルダリングやリードなどクライミング競技では、時々、遊んだ方の手をブラブラ振りながら溜まった疲労物質の解消をはかる動作を行っています。若い選手がこうなのですから、もし、今ボルダリングをやったなら、初めから頻繁にこれをやらざるを得なくなるということでしょうね。

ちなみに、この疲労物質は筋肉中に溜まる乳酸と言われてきましたが、最近の見解では乳酸生成の副作用として筋肉の pH が酸性に傾くことが疲労の原因と考えられるとのこと。

○ 久しぶりの馬事公苑


私が新入生として大学に入学した時以来、毎年のように馬の試合で馬事公苑を訪れてきましたが、東京五輪の大改装を行うということでその数年前から学生の試合は受け付けられなくなり、五輪が終わるとともにコロナ禍が続き、新しくなった馬事公苑には本当に久しぶりに入ることができました。

記録をたどると最後に馬事公苑に入ったのは2016年11月のサムス准将杯ですから、ほぼ8年ぶり。

私が学生の頃の東京五輪でも馬事公苑は大きく改装され、立派な芝馬場が作られたりしましたが、今回の改装はもっと大規模なもので中は大きく変わりました。これだけの改装にはかなり大きな費用がかかったと思われます。

google map で見ると、私達がよく使わせてもらった角馬場は大きく真っ白に見えますので、建物の屋根ではないかと思っていました。ところが今回中に入ってみると、各馬場周囲のレイアウトは余り変わっておらず白く見えたのは馬場砂でした。これも聴くところによると五輪のためオランダから輸入した特殊なもので、粒子の細かい砂に、フェルトやファイバーを混ぜた特殊なもので、雨が降っても以前のように水たまりになったりせず、馬の脚に優しい材質とのことです。

日本医歯薬馬術連盟・馬場戦


この新しい馬場で学生の試合が行われるため、8年ぶりに馬事公苑を訪れました。いつもは家から8キロほど歩いて行っていましたが、最近は足腰が衰えちょっと自信がなかったので、2週間ほど前から早朝散歩で調子の良い時に8キロを歩くよう準備トレーニング。

時々ベンチでの休みを入れながら何とかこなせそうな自信。ところが当日は晴天で気温も27度以上に上がる予想。今までなら1時間半もあればこなせる距離ですが、慎重を期し2時間前に自宅を出発。途中コンビニでお握り2個ゲット、以前なら朝食抜きでしたが、体力つけるには米の飯が一番ということで、2キロちょっと行ったところでベンチに座りお握りと水分補給。

行程半分ほどは、いつもの早朝散歩の調子で行けたのですが、好天で朝から気温が上がりはじめ、後半に行くに従ってヘロヘロになってきました。早朝散歩での8キロは体調の良い時でしたが、今回は体調も中程度だったのかな、、それでも無事たどりついたものの、見積もった2時間を大幅に越え2時間半かかりました。途中3,4回のベンチ休みを抜いたとしても30分以上余計にかかった計算。

で、肝心の学生の試合ですが、慈恵の学生は頑張って乗っていたように見えたものの成績は6位。コロナの間につけられた他大学との差もあるようです。試合後の後片付けも機械化され、馬場柵はトレーラーの引く荷台へ、審判小屋はフォークリフトで、これも五輪の恩恵なのかな。

今まで帰りも歩きだったのですが、流石に今回はバス。世田谷区民会館まで2キロ半ほど歩き、そこから一本で武蔵小山まで楽ちん。もしかして、馬事公苑までの歩きは体力的にそろそろ最後になるのかなあ、などと寂しい思いも、、

○ 今月の〆


久しぶりに今月は何も書くことが浮かんでこず極めて短く終わってしまいそうですが、別に体調が悪かったり何かで忙しかったりではないのです。

寒さを感じていた陽気も今月半ばを過ぎるとともに終わり、普段着もフリース不要となりました。まだ就寝時にはフリースの薄い毛布を掛けていますが、その上に掛けていた厚手の毛布はもう不要。随分楽になってきましたが、ゴールデンウイークを境に猛烈な暑さがやってくるのではないかと、、

日なたはかなり暑くなってきても、日陰に入ると涼風を感ずる。今が一番心地よい時期、朝の散歩でも桜の終わったあとに色とりどりの花々や若葉の緑が目を楽しませ、ときどき良い香りが漂ってきます。あたりを見回しても花は見当たらないのに香りだけがはっきり漂ってくる。おそらくジャスミンの香りと思います。今朝は立会道路ぞいで、地面から2階の上まで一面ジャスミンの花に覆われた家を見かけました、これだけ広範囲のジャスミンを見たのは初めて