2019.01 ときめきある年を

わーくすてーしょんのあるくらし ( 311 )

2019-1 大橋 克洋

家族で初詣した氏神様の三谷八幡神社

年頭にあたり、さて今年はどんな年になったら良いかなと考えてみました。いろいろありますが、やはり「ときめき」が欲しい。Apple に Steve Jobs がいたころ、いつも彼が創り出すものにワクワク・ドキドキ、ときめきを感じていました。オリンピックで、磨き抜かれたアスリート達の渾身の技を見るとき、WRC で自然の中の狭い未舗装路を目にもとまらないスピードでかっ飛んでいくラリーカーや、ダカール・ラリーで広大な砂漠に砂塵を巻き上げ格闘するラリーカーを見るとき、、「ときめき」は「生きている」ことを感じさせてくれます。

ということで、今年のキーワードは「ときめき」でいきたいと考えました。

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◯ 今月の歩術

元旦は大晦日の夜更かしのため朝寝坊することになっていて、早朝散歩は省略。2日から歩きにでました。例年は暮のうちから北風が吹きすさぶのですが、今年はそのような日が少なく少し楽かも知れません。元日の歩きを取り戻そうと3日にはちょっと長めに歩きました、早朝の気温は2度弱と低かったのですが風がほとんどなかったので大分楽でした。

月間歩行距離200キロを今月もキープしようと、毎日極力6キロ以上歩こうと頑張りました。実際には1日4キロなどの日もあるのですが、日曜などにまとめて10キロ以上歩くので平均7キロ以上の歩きとなっています。歩行経路をトレースし歩行距離を記録するアプリとして RunKeeper を使ってきましたが、いつの間にか有料になったのに気が付き以前使っていた NikeRunClub を使うようになりました。これとともに iTunes で音楽をかけながら歩いていますが、私が好んでかけていた中島美嘉の「雪の華」をイメージした映画化がされたようですね。2月に封切りになるようです。

月間200キロを目指して歩くうち、6キロ程度は苦もなく歩けるようになりました。昔と違ってやや苦手意識の出てきた登り坂ですが、歩き方や意念を工夫することによりやや苦痛感が少なくなったように思います。それでも筋力劣化のトレーニングによる解消は、75歳以前ほど明らかでなくなったのが悔しい。さて80歳になっても現在程度の歩きをキープできるのだろうか。

1月も半ばを過ぎると寒さが身にしみるようになってきました。2年前までのように軽く袖まくりしたスポーツシャツにベスト姿で冬場を通す根性はなくなり、ダウンのジャケットのジッパーを首まであげ、毛糸のキャップを被って歩くようになりました。この装備なら寒風の中もオッケーですね。愛用している montbell のダウンジャケットは比較的薄く軽いのに防風は完璧で体温を逃さないのは素晴らしい。最近のダウンの技術革新が進んだ結果でしょう、実際にはダウンでなく合成繊維かも。今まで毛糸のキャップなんてと思っていましたが、同世代の中では毛髪の多い私でも流石に毛量が減って防寒キャップの効果が出てきたのかも知れません。

◯ 今月のスポーツ

毎年正月の楽しみは箱根駅伝。3が日ともよく晴れましたが、箱根の登り降りは日陰なので気温が低く走者は大変だったのではないでしょうか。往路出発直後に大東文化大学の選手が転倒し足を捻挫したのか痛みに耐え跛行しながら最後尾を走りました。その姿は可愛そうで見ていられない状態で沿道の応援も大きく後押ししましたが、根性で2区走者へタスキを渡すところまで走りきったのは感動的でした。昨年の覇者青学、かなり頑張ったのですが、今年は東海大に優勝を持っていかれました。

正月もう一つの楽しみはダカールラリー。今年はチリ一国で開催されました。6日から17日まで11日間にわたる全行程の殆どが深い砂丘。砂は細かいパウダー状で、よくあんな急な砂丘を登れるなと思うような光景ばかりでした。バイクが砂に足をとられ転倒する場面が頻繁に見られましたが、転倒したバイクを砂の中で起こし再騎乗するのは物凄く体力を奪われるはず。馬術部時代の落馬などでよく経験したものです。彼ら本当にタフですね。ホンダ・チームは前半トップを争っていたのですが、不運にも1台抜け2台抜けリタイアが続き、優勝に至らなかったのは残念。しかし4輪ではトヨタ・ハイラックスのアルアティアが、この砂漠の中で素晴らしい速さを見せて見事優勝しました。これでトヨタはこの1年間にル・マン優勝、WRCマニュファクチャラーズ優勝、ダカール優勝と3冠に輝いたことになります。これにはトヨタの豊田章男社長の情熱が大きく関与したであろうことは間違いないでしょう。個人で参加し総合3位に輝いたセバスチャン・ローブの活躍も素晴らしいものでした。昔WRCで連覇を遂げましたが、普通であれば歴史上の人なのに まさに超人ですね。

日本中を沸かせたのは、昨年の全米オープン優勝に続き全豪オープンに優勝した大坂なおみ。最後の決勝戦は丁度夕食時の実況放映でした。私はテニスには余り興味がないのですが、このような世界一を争う試合では競技者の質が違うので別。第2セットで勝利までもう一歩というところで、ペトラ・クビトバのしぶとい粘りの反撃が続き、大坂の表情は陰りうつむき加減に。「これはメンタル的にちょっとヤバイぞ」と思ったのですが、第2セットを失って小休止後の第3セットでは大坂特有のマイペースの表情。そして、劣勢になっても最後まで粘るクビトバを下し、まさかの優勝決定。その後の「えーと、ハロー、、」に始まる彼女特有のシャイなスピーチ、感激的な映像を楽しませてもらいました。

そして数日後にはWRC:世界ラリー選手権の第1ラウンドが恒例のモンテカルロで開催されました。今年はフォルクスワーゲン時代から世界チャンピオンを続けるセバスチャン・オジェがMスポーツからシトロエンに移籍。トヨタで活躍していた私イチオシのエサペッカ・ラッピもシトロエンに。ラッピの抜けたトヨタには、相次ぐクラッシュで昨シーズン中端にシトロエンから解約されたクリス・ミークが加わりました。ヒュンダイには、ほんの数日前のダカール・ラリーで総合3位のセバスチャン・ローブがスポット参戦することに。オジェの抜けたMスポーツはエバンスとスニネンで頑張ることになりました。そして開幕、結果やいかに。今年のモンテカルロも昨年同様あまり雪は見られず、50年以上前ミニ・クーパーが活躍した雪のモンテカルロのイメージが頭に焼き付いた私にはちょっと物足りないところもありました。最終結果は、優勝オジェ:シトロエン、2位ヌービル:ヒュンダイ、3位タナック:トヨタ、4位ローブ:ヒュンダイ、5位ラトバラ:トヨタ、6位ミーク:トヨタとなりました。オジェは車が変わっても優勝、しかもモンテカルロ6連覇、凄いですね。タナックも彼らしい安定した速さを見せましたが、初日のパンクによるタイムロスが響いて優勝は逃しました。それでも一時は7位まで落ちたのが、最終的には3位まで追い上げ3年連続で表彰台に上がったのはさすが。ラトバラもフォルクスワーゲン時代に比べずっと安定度も増し速くなりました。いつも何かトラブルに当たることが多くちょっと心配していたミーク、最終のスペシャル・ステージでは他を寄せ付けない異次元の速さを見せました。ミークを含めたチームの雰囲気もとても良いそうです。いずれをとっても速いこの3人を擁するトヨタ、これからの活躍がとても楽しみ。

今月はネタがほとんど思いつかず、すごく短くなってしまいました。数年ぶりですね、、

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早朝散歩に出る前の夜明けの空:もっとグラデーション綺麗だったんですけどね

これは日々の生活で感じたことを書きとどめる私の備忘録です