2004.09 オリンピック観戦のために HD レコーダー

わーくすてーしょんのあるくらし (84)

2004-9 大橋克洋

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今回のアテネ・オリンピックは 初日から10日間位毎日誰かが金メダルを取るという快挙でしたね。 私がもっともメダルをとって欲しかったのは、男子体操と女子バレーでした。 体操は中学の頃から大変凝っていまして、 オリンピックでも日本の体操はまだ強くなく、 世間から余り見向きもされない頃から非常に関心をもってきました。

1956年メルボルン・オリンピックで 日本の男子体操が初めてメダルを取ったことで脚光を浴び 報道されるようになったのはとても嬉しかったことです (上の写真、金メダルが小野喬選手、銅が竹本正男選手。 この頃は表彰台も質素ですねえ)。 余談ですが、小野選手の奥様である小野清子さんも東京オリンピックには 女子体操選手で出場しておられたと思いますが、その後議員に なられたばかりの頃、日本産婦人科医会のニュースレターに 載せる新年座談会で直接お話できる機会のあったことは 私としては感激でした。女子選手としては 竹本選手と同年代だったでしょうか、池田選手が印象に残っています。 東京オリンピックの頃から日本の体操は「行け行けドンドン」でしたが、 最近は冴えない状態で残念に思っていました。

1964年 東京オリンピックで女子バレーチーム「東洋の魔女」が優勝(上の写真)した瞬間、 涙が湧いてくるのを禁じ得ませんでした。 ニチボー貝塚の大松監督による極めて激しい練習、 優勝へ至る彼女達の艱難辛苦が思われたからです。 今回また女子バレーを熱心に応援したのは、 予選など日本での試合を見ていて、 若い彼女達のチームの表情がとっても素敵だったからです。 勝っている時の飛び跳ねて喜ぶ表情もですが、 負けている時でも表情が暗くならず生き生きとしていたことが 何より私を引きつけました。「この表情ならオリンピックに出場しても イケルかも」と思ったものです。

カモシカのような栗原恵・大山加奈(メグカナ)コンビは勿論、 しっかりもので安定感のある主将の吉原和子、 身長的ハンディーがあるにもかかわらず 非常によいアタックをかける元気ものの高橋みゆき、 これも時々強烈なアタックを放つ佐々木みき、 縁の下の力持ち竹下佳江、 後方支援に徹する成田郁久美、 その他のメンバーの活躍も印象的でした。 奮闘むなしくチーム結成1年にしかならない差は大きかったようですが、 4年後にはおおいに輝いて欲しいものです。

その他にも、女子レスリングや柔道(特に負けた選手)などに 多くの感動をもらい、あっという間に2週間は幕を閉じてしまいましたね。

○ HD レコーダー

ということで、オリンピック開会せまる或る日、 TV を録画するための HD レコーダーを購入しました。 今回は時差の関係で深夜の放送が多かったこともあり、 かなり売れたはずです。 カタログを集めて検討した結果 「W録(だぶろく)」というやつにしました。 こいつはチューナーを2チャンネル分持っているので、 同時に2つのチャンネルを録画できます。 DVDドライブもついていますので直接DVDへ録画したり、 HD に撮りためた中から保存版のみをDVDへ落とすこともできます。

番組を見ていて「あ、ちょっとこれ撮っておきたいな」とか 「今忙しいので後で、、、」と思うような時、 ちょっと録画ボタンを押すだけでよいのはとても便利です。 HD なら気楽にどんどん撮っておいて不用なものを消せますから。

LAOX でこれを購入する時 「パソコン用のDVDメデイアは使えません」と言われました。 「フォーマットすれば良いんじゃないの?」と尋ねたのですが 「専用のを使ってください」と言われ、 DVD のメデイアも一緒に購入しました。 しかしパソコン用に購入しておいたDVDを使ってみると 何も問題なく録画できるようです。 店員も結構わかっていないのにわかっているようなことを言いますね。

とりあえず使ってみて余り大きな不満はないのですが、 強いていくつか挙げてみましょう。 まず使い方を覚えるのがやはり大変 (コンピュータオタクと言われる私でも、 やりたいことをやれるまでにはマニュアルをひっくり返したり 結構大変でした)。 最初は何度か映像がとれておらずパーにしました。 快適なユーザインタフェースとマニュアルで感心させられる ようなメーカーは少ないですね(その点、アップル社には かなり満足しています)。

あとは HD に撮りためたファイルの整理機能がもっと充実していると 嬉しいです。一応予約時にファイル名をつけることはできるのですが、 文字入力ユーザインタフェースがかなり原始的です。 携帯電話ソフト そのまま流用って訳にはいかないんですかね。 フォルダーに分けて収納できるようになってはいますが、 パソコンのように後から気楽にフォルダーに入れ直したり、 ファイル名を付け替えたりできると便利です。

○ 第3世代 iMac G5 発表さる

夏前から噂のあった iMac がパリのExpo で発表されましたね。 以前の電気スタンド型から打って変わって 今度はデイスプレィの中にオールインワンのタイプになりました。 CPU も G4 から G5 へグレードアップです。 これはこれで場所もとらず悪くはないと思いますが、 電気スタンド型も捨て難いところでちょっと残念です。 完動品を持っていると、いずれかなりプレミアがつきそうな。

すでに Windows マシーンで似たようなコンセプトのものはありましたが、 Mac がやったということで今後しばらくは Win の世界もこのタイプが 大流行になることでしょう。 私の診察室デスクでは17インチの電気スタンド型を使っています。 ようやく2年の月賦を払い終わったところですが、 画面もまだ十分明るく機能的にも文句はありません。 もうしばらくこれを使い続けることになるでしょう。 今度リプレースする時には、 画面は20インチ以上になると思います。

スティーブ・ジョブズ氏はこの7月頃に膵臓癌の手術を受けたばかりで、 今回は彼のプレゼンを見ることはできなかったようですが、 幸い初期に発見できたため化学療法や放射線療法も不要、 近々戦線復帰と聞いています。 良かった、良かった、本当に良かった。 彼が居なくなったら、 毎年面白いオモチャに期待をふくらませる楽しみがこの世から消えてしまう。

○ とうとうやっちまったい PowerBook 12インチ

私は出先では PB G4 12インチを愛用しています。 昨年のはじめに12インチ発表とともに購入したもので、 毎日持ち歩いています。 さらに軽薄になれば言う事なしですが、 現在のところそれ以外何も不満はありません。

この春頃から私の周りで、PBG4 を落っことして動かなくなったり、 蓋が閉まらなくなった方がありましたが、とうとう私もやってしまいました。 ショックを和らげる素材の入ったシンプルなバッグに入れて 持ち歩くことが多いのですが、居酒屋を出ようとした時 カウンター下の棚からバッグを取り出そうとして床へ落としてしまいました。 角から床に当たったようです。

何ともないと思っていたのですが、 2日後によく見ると角のところの素材が 結構はっきりと歪んで飛び出しているのに気づきました。 幸い機能上の問題はなさそうですが、 やはり PB12インチはもう少々強度を高める必要がありそうですね。 ノートブックゆえ、 携帯性とのバランスで限度があるとは思うのですが。 でもまあ、不幸中の幸いで元気に動いてくれていますので、 まだしばらく愛用することになると思います。

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