2013.08 進化しなければ滅んでしまう

わーくすてーしょんのあるくらし ( 246)

2013-8 大橋 克洋

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◯ 現状維持には たゆまぬ進化が必要

何でもそうですが「良い状態にたどりつけたとしても」「それを維持するためには常に努力が必要」と思います。水に浮かんでも、水面下で多少は手足を動かしていないと人間は沈んでしまいますね。シビアな局面では「勝って兜の緒を締めよ」というのもあります。

ということで、今後どんどん進んでゆくであろう心身の経年変化を迎え撃ち、また電子カルテ NOA を職人の道具としてこれからも命永らわせるため、たゆまぬ進化をはかって行こうと思うものです。「今日の僕は、昨日の僕とは違うもんね」と いつも云えるように、、なかなか難しいですけれどね、、

このように書いていたら、その数日後、京都のある老舗の料理人がまったく同じようなことを言っていました「常に革新を続けなければ、古き伝統を守ることはできない」。私自身の心の中でも何か矛盾がありそうに感じてしまうのですが、やはりそうなんだろうなと。中国武術を独学で学んでいると、非常に巧妙なコツのようなものがあるようです。このようなものは何世代にもわたって継承される間に、誰かが色々な工夫をしているうち、ふと気付いたものを加えていったものなのでしょう。料理でも同じと思います、誰かが発見したコツが加味され、その後何世代にもわたって継承される味となるのだろうと思いついたら、心の中の矛盾もなくなりました。

現代を振り返ると、このような先代の智恵を継承する考えなど毛頭なく、むしろ過去の良き伝統をぶち壊す動きが少なくないのは残念です。昔からある程度あったことなのでしょうが、その傾向が現代では大きいように思えます。

◯ 今月の歩き

いわゆる古武術で有名な甲野善紀氏の述べることには、なかなか参考になるものがあります。そもそも私が歩きに強く興味を抱き、歩きの研究に「歩術」という命名をしたのも河野さんの影響でした。ようやく電子書籍にも読みたい本が現れるようになったので iBooks で探してみるとありました。その冒頭に書いてあることで「なるほどね」と思ったこと。

多少意訳すると「江戸時代など昔の練達した職人の動きは、質的に違ったものだったと思います」「今日のように科学技術の発達しなかった時代、自分の身体を効率のよい動きで、まるで機械のように操るよりなかったのです」「ですから、素人と玄人の能力の差はどうしようもなく圧倒的なもの。そうでなければ生産性も上がりません」。

ここで面白いなと思ったこと「汗を流してヨイショヨイショとやっているのは素人」「機械のなかった頃、素人が大変な労力を使う仕事を自分の身体を質的に変換し楽々と操れるようになってこそ、その道の専門家になれたのです」「さまざまな分野の職人がそうだったでしょう。そうでなければ仕事にならなかった」。考えてみれば現代にもまだ残っていますよね「町工場の職人が宇宙工学など最先端の部品のモノ造りをしている」など、、

それで想い出しました。日本の誇るべき高い技術を持った宮大工や船大工の継承者が殆ど無く、日本にももう僅かしか現存しないとのこと。このような技術は一旦なくなったら、現実には二度と復元不可能と考えた方がよいでしょう。何とかならないものですかね。ピラミッドやインカ帝国の石組みその他、科学技術の発達した現代においても実現不可能と思われる高い技術の成果も同じようなものだったのかも知れません。

そうかあ、なるほどね「汗をかいてヨイショヨイショとやるのではなく、シラッとして いとも簡単そうに大仕事を成し遂げる」ことが一つの目標かな。

◯ いやあ暑いですねえ、、

今年7月頃まで、気温は上がっても湿度が高くないのか爽やかで過ごしやすい日が続いたのですが、8月に入りさすがに暑くなってきました。中旬に入ると、夜になっても外の空気は「フライパンの底」状態。私は寝室で冷房をかけない主義、寝苦しい夜だけ扇風機で微風を送っています。新調した扇風機も昨年は3日ほどしか可動しなかったのですが、今年はもう10日以上ご厄介になっています。

中国武術の朝の錬功もともするとさぼり気味、診療後の散歩も同様。暑くなったせいでしょう減量がようやく目に見えてきたのは嬉しいのですが、血圧が上がってきたのは運動不足のためでしょう。「降圧剤を増やすことなく血圧を抑えるには、もっと運動せねば」と、機会あるごとに歩くよう心がけていますが、最近医師会活動から遠ざかっているのでなかなかその機会もありません。日曜の朝にまとめて 10kg 前後歩いています。本当は「まとめ歩き」でなく「短くてもよいから常に歩くべき」と思うんですがね。

このためでしょうか、今年は朝の錬功で身体を動かすのも大儀。「こんなことではいかん」と気を取り直し、無理にでも身体を動かしているうち大儀な気持ちもやや和らぎました。「やはり、さぼっていたからかな」と思う一方「年齡のせいかな」とも。恐らく両方なのでしょう。日曜の今朝も朝6時半から歩きに出ました。なるべく涼しいうちにということでかなり頑張って早く出たつもりですが、外はフライパンの底状態で肌に触れる空気も生暖かい。身体もかったるいしこの暑さで 5km ほど軽く流して帰るつもりでしたが、目黒川沿いを歩くうちエンジンがかかってきて、帰宅してみると 8km ほど歩いてきました。若い頃は頭に汗をかくという経験がなかったのですが、頭から顔の両側に流れる滝のような汗をふきふき。しかし汗びっしょりで帰ってきた時の気持ちは格別ですねえ、、

◯ 暑さには蝉の音がよく似合う

昨年に比べ週日の歩きはやや低調ですが、そんなことで日曜朝の歩きは欠かさず行っています。先週は北東の方角を 10km ほど歩いたので今週はその反対側半周かな、とか、、新聞報道によれば全国で熱中症で倒れる例も多いようなので十分気をつけながら。路程残り 3km 位になるとご褒美に自販機で冷たいジュースなどを補給するようにしています。

余り早くから飲むとトイレが必要になる可能性がありますが(若い頃、そんなことまったく気にしなかったんですがねえ)、東京では昨今なかなか利用できるトイレが少ないのを実感しています。ちょっと昔なら気軽に植込みへ向かって立ちションという手があったのですが、時代が変わりそんなこともなかなかできません。Google map でトイレを引くと一応出てはくるのですが、余り役に立つようなものではありません。自分なりにトイレマップを作ろうかと思ったりしますが、マップ上に自分なりのポイントを印せるような iPhone のマップ・アプリないかなあ、探せばありそうな気もしますね。

話が横道にそれました。帰りは必ず林試の森を通りぬけ武蔵小山商店街のアーケード街でクール・ダウンというコース。アーケード街はまだほとんどシャッターが閉まったままですが、昼間は店内の空調の冷気がアーケードに流れ出しているためか朝になっても結構涼しいのです。林試の森はカラスの棲家ですが、この季節は蝉しぐれも盛大です。気がついたのですが、最近この辺りで聴く蝉の音はほとんどがジーっというようなアブラ蝉ばかり。たまにオシー、ツクツクというのもありますが少ないようです。ミーン、ミンミンというのもたまにあるかな。そう言えば夕方「カナカナ、カナ」と無くヒグラシの音を想い出しました。都心では聴きませんね。あの音って何か物悲しい。遊びほうけ、まだ遊び足りないのに「あーあ、もう家に帰らなきゃいけないのか」って感じ、、

夏のクソ暑さには蝉の音が似合いますよね、水やりした緑からの一服の冷風も、、

◯ 今年も見られる異常気象

8月上旬には裏日本を中心に「かつて見られたことのない豪雨」と呼ばれる集中豪雨がありました。私が学生の頃に合宿でよく通っていた秋田県仙北郡あたりも襲われたようです。TV のニュースを見ると、ちょっと離れた景色はあまりの豪雨で真っ白、まったく見えません。洪水のような道路には立ち往生した車。その一方で東京は水不足が続いています。これだけ凄い豪雨がもう何日もニュースを賑わしているのに、東京の水瓶には降ってくれないようです。ほんのちょっと雨雲がずれてくれればとは思うのですが、、

思い出せば私が学生の頃も、秋田県角館には熱帯的な一過性豪雨がよく降りました。数日遅れて参加した部員が夜遅くになって到着。「列車が停まっちゃって途中からタクシーに乗ってきたんだけど、雨で水が出て道路が不通。タクシーで階段を降りてきた」との報告にびっくりしたことがありましたっけ。

異常気象とはちょっと違いますが、先日、日本医師会の委員会でのこと。会議のさなか、突然あちこちでキュン・キュン・キュンと警報音が鳴り響きはじめました。携帯電話の発する地震警報。これは大地震発生かと皆身を固くし、直ちに会議室の TV をつけると高校野球の画面にカブって地震警報。奈良県で震度7、津波の襲来に気をつけてくださいとのアナウンスも繰返し流れます。誰かが「でも、甲子園ではシラッとして野球続けているよね」「それは鋭い観察。兵庫県では大したことなさそう」、結局地震警報は誤報だったとのこと。東日本大震災以来、強化された地震警報ですが、過敏に判断されたようです。しかし、このようなことは見逃すよりは過敏な方が良いでしょう。

◯ そう思っていたら秋空の下、さわやかな秋の風

8月の第3・4週は東京も猛暑、日本海側は記録的な豪雨が続きましたが、週明け26日の朝、窓からは爽やかな秋の風が秋の香りを運んできました。見上げれば一面真っ青に澄み切った秋空。昨夜は扇風機をつけないでもよいかなと思ったのですが、遠方から微風を送られるのは気持ちの良いもの、やはりつけて寝ました。

この猛暑続きですっかり歩きをさぼってしまい、昨日は最近の日曜にしては珍しく朝から小雨で歩きにもでられませんでした。運動不足のせいで体重も目標値までもうちょっとというところまで来ながら、なかなか前に進みません。それより運動不足の影響でしょう血圧がやや上昇してきたのが気になります。

久し振りに書斎の窓を大きく開けキーボードを叩いています。外からは名残りのミンミン蝉の音が聴こえてきます「もう1年も 2/3 を過ぎてしまうんですね。あと4ヶ月もすれば年明けかあ」など、しようもないことを考えています。夏休みも終わりに近づいた学生時代ほどの感傷はありませんが、、

◯ 高年パワーを使うべし

私もその歳になり「福祉国家として、お年寄りをいたわりましょうというだけでは本末転倒のこともある」と何度も書いてきました。このようなネガティブ・サポートではなく「歳をとってもパワーが落ちないようにすることにこそ公共資金を注ぎ込むべし」「年齡に関係なく元気な労働力・意欲はどんどん社会に還元すべし」というのが私の主張。もちろん病気や老齢で支援を必要とする人々のサポートは従来通り続けるという前提の上での意見です。しかしこのような流れが大きくなれば、生きる意欲をもって元気に社会貢献する人々が増え、国の医療や福祉への負担が減ることは間違いないはず。

そう思っていたら先日の朝刊一面に「賃金水準65歳まで維持。ヤマト、高齢者を活用」という記事が載っていました。ヤマト運輸が、2016年を目処に65歳まで働き続けることを促す新賃金制度を導入する。その原資は、40歳から50才の賃金上昇カーブを緩やかにして確保。なるほど、それはうまい考えですね。企業にとっても、私の唱えるような理想論だけでなく、色々と背に腹は代えられないという事情もあるのでしょう。

国家としてこのような動きをサポートしてもらえれば、「健康な日本」「元気な日本」への活路が開かれようというもの。賃金カーブをやや抑えられた世代も、従来の定年以後の生活が補償されるとなれば、そう大きな文句もないのでは、、

◯ 今月の脳トレ

先月も書いたように電子カルテ NOA を大改装中。丁度そんなところへ届いたユーザの方からの要望について、やりとりの一端をご紹介しましょう。

(リクエスト)カルテ記載欄と基本情報欄を行き来すると、書き込みが消えてしまう

例えば主訴欄に記入して確定せずに、いきなり検査欄の記入に飛んでも、主訴欄の記載は生き残ります。しかし、これが主訴欄に記入して確定せずに、基本情報の既往歴欄の記入に飛ぶと、主訴欄の記入が消えてしまいます。最近は慣れてきたので、できるだけ確定を押すようにするのですが、今でも時々やってしまい、がっくりとなることがあります。これをシステム的に消えないようにするのは困難でしょうか?

(私からの回答)タイミングによってはそのようなことが起こります

この操作は、実際にはかなり複雑なことをやっています。「移動前の欄がどこだったか調べ、開いたままの欄であればその内容が変更されているかどうかを調べ・変更されていればサーバへセーブを依頼・セーブされたことを確認して欄を閉じる、自分の欄のメニュー構成をサーバへリクエスト(各欄には入力を容易にするため選択メニューが付随)、サーバの返事を待って編集モードで開く」というような、、

これを短時間でやるには現場で怒号が飛び交う修羅場です。そのため時間もかかり、サーバとのやり取りの声が交錯すると命令を取りこぼしてしまうことがあるのです。人間が逐一確定処理してやるのが確実なのですが、人間にとっては面倒ですよね。

これが今までのバージョンで最大の悩みでして、今回の大改装はその抜本的解消ということもあります。いろいろ試行錯誤した結果、新しい技術(マルチ・スレッド)で対応してみました。今まで一人の人間がすべての操作を受け持っていたのに対し、今度は操作ごとに人間を一人ずつ貼り付けました。この複雑な操作をどんな場合でも取りこぼしなく処理できるか、しばらく外来診療で使って確かめるつもりです。

◯ web アプリ実現への道のり

上のやりとりはプログラム的内容で「読んでも何が何だかよくわからん」ということもあるかと思います。人間はお利口なので一度に何人かから用事をいいつけられてもそこそこ処理しますが、単純なプログラムでは一本の電話を介し全てやりとりをするようなもの。皆が順番を待って御行儀よく喋らないと命令系統が混乱してしまいます。そこで使える電話回線を増やしたということです。HTML5 になって、ようやくこれが可能になりました。

私が web アプリケーションに挑み始めた頃、データベースとのやりとりは非常に冗長な手続きを経由せざるを得ず、電子カルテのように複雑なアプリを web 上で動かすのはちょっとまだ無理かなと思ったものでした。それから数年して google map が Ajax という仕組みを使って地図上の広い範囲をスムースに移動できることを知り Ajax に挑戦「よし、これで電子カルテを web に載せられるぞ」と。javascript と Ajax を使うことにより、データベースとやりとりをして画面の一部だけを書き換えることもできるようになり、NOA を web アプリケーションへ移行することが可能になったという次第。

しかし最近は Ajax にも力足らずのところが見えてきました。UNIX と C を使ったアプリ開発の頃に馴染んでいたマルチスレッド(複数電話回線での並行動作)ができない。Ajax で何かをデータベースに投げても、その返事がかえってくるのを待って次のリクエストを投げなければならないのには辛いものを感ずるようになりました。そこへ HTML5 が現れ多くの追加機能のひとつとしてマルチスレッドに対応してくれました。しかし現状でマルチスレッドを使うには、命令系統毎に専用ファイルを書き、そいつに命令を投げてスレッドを処理させねばなりません。もっと手軽に使えるようにして欲しいなあと、、

叫んでいれば、いつか必ず叶えられる、、

◯ ようやく路半ばを過ぎたかな

8月も半ば終戦記念日になって今回の電子カルテ NOA 大改装もようやく実用上の機能についてはほぼ換装し終え、外来現場でほぼストレスなく使えるようになってきました。残すはメンテナンス・ツール NOAManager のみ。こいつが結構難物です。ヘボいことをするとデータを崩してしまうこともあり得るので、腰を落ち着けじっくり取り組まねば、、

アプリ構造の整理と効率化が目的の改装ですが、つい先日まで効率化されたという実感も余りなく何か虚しい感じだったのですが、細かい部分の摺り合わせとともに爽やかな動きになってきたのは嬉しいところです。ギクシャクした動きの機械部品に丁寧にヤスリをかけ油をさして微調整を繰返し、スムースな動きとなってきたのを見る感じ。手塩にかけたマシーンを一旦バラバラに分解し、ひとつひとつ磨き上げ油をさして組み上げてゆくようなものです。まさにクラシックカーのレストア、趣味の世界ですか、、

ほぼ全部のツール類をバージョンアップし終え、外来の現場で試運転と思ったら、朝の診療のとっ始めで受付けクライアントが動かない。ある程度予想していたことなのですが、受付け端末はうちで最古を誇る首振り型の iMac 遂に稼働10年を過ぎました。まだ画面も筐体も新品のように綺麗ですが、さすがに CPU などの関係で OS のバージョンアップは一定のところで止まっています。2世代前の MacOSX。調べてみると原因はやはりこの問題。このマシーンで使う web ブラウザーでは HTML5 の local storage が動かないためでした。やむなく受付けアプリだけは多少バージョン・ダウンが必要のようです。

◯ 路傍の雑草を抜いてもまだまだ石ころが

プログラムというのはちょっと日が経つと、なかなか全体を見透せなくなるのは昔からの悩み。8月最後の日曜、今のうちにと全体を見渡し手を入れました。

冗長なところをみつけ修正したところ、マルチスレッドに任せた部分が途中でコケていたのが、気持ちよく動くようになりました。HTTP で転送するパラメータは JSON や(自称)NOA Format で文字列に変換し送っていますが、変換が重複していたのを見つけ単純化しただけ。マルチスレッドの中で重い処理が重なりコケていたのでしょうか。理屈から言って、そんなはずはないよなあ。原因がはっきりしないのはどうも気持ち悪いのですが、とりあえずサクサク動いてくれれば嬉しいなと、、

ところが診療に使っていると、あれ?まだ凍ってしまうことがあるぞ、、しつこく原因を追求して行った結果、メモリー上に存在しないものにアクセスしようとしてコケるのが判明、やはりマルチスレッドとは無関係でした。この現象は条件により発生する時と発生しない時があるのもわかりました。早速修正したので今度は大丈夫かな?

ほとんどの方にとっては意味不明の内容ですが、自分の備忘録ということもあり、、

◯ UML

時間が経つと忘れてしまい「プログラム全体を見透せなくなる」というのは、プログラムに手を染めた30年以上前からの悩み。この解決手段のひとつとして UML というのがあるのを想い出しました。Unified Modeling Language:統一モデリング言語というもの。このコラムでも10年ほど前の Seagaia meeting の話題の中で取り上げたことがあります。オブジェクト同志の関連を図式化するフローチャートのようなもの。で、もう一度勉強しようと Web の海を漁りました。あの頃は一世を風靡し かなり話題になったものですが、最近はまったく話題になっていないようです。考え方としては悪くないと思うのですが、やはり思うような成果が上げられなかったということなんでしょうね。

しかし現状を改善するには、やはり UML 的手法は必要と考えました。世界の色々なところで同様の試みをしているが、皆がバラバラにやるのではなく統一言語として共通化を図ろうというのも UML の目的だったと思います。しかし私の場合「とりあえず自分の役に立てば良いか」ということで、無理に UML の文法に沿うことは無いと考えました。オブジェクトを図式化するツールとして色々なものが考えられますが、比較的自由度の高いマインド・マップを使うことにしました。

忘れていましたが、以前同様のことを考えマインド・マップでプログラム構造を記述してみたことがあったんだっけ。で、再びやってみました。MindNote Pro というのが MacOS と iOS 共通で使え愛用しています。MindNote 中にソースの内容をコピー・アンド・ペーストで切り貼りしてゆけるので便利です。こうしてプログラム的によく悩む部分を図式化してみました。結構巨大になりますね。確かに見透しは良くなりますが、ソースの修正に同期してマインドマップも手で修正するのはちょっとなあと、、まあ、現状では仕方ないのかな。プログラムに悩んだ都度、必要な部分をソースから修正して使ってみることにするか、、

そこで、ちょっと思ったこと「マインドマップを書くだけでプログラミングできると良いなあ」、、これグッドアイデアと思いません? 「マインドマップを自動解析しソースへ変換」することは十分可能と思います。

◯ そろそろ Apple 新製品への期待

次期 iPhone の出現が現実味を帯びてきました。9月10日に Apple から発表、20日に発売とのうわさ。新しいプロセッサーを積み、もしかすると指紋認証も? 新たに新色シャンパン・ゴールドが加わるそうだけど、私が購入するのはやはりブラックだな。

昨秋リリースされた iPad はパスしましたが、今年のも やはりパスする程度の変化しかないのかどうか。期待する retina display 搭載 iPad mini の登場はどうも来年に持ち越されそうな予想。こいつが登場したら産科外来のベッドサイドで使いたいと思っているのですが。Mac Pro は今秋のもう少し遅くなってからリリースになりそう。大きく進化した iMac の登場はまだ暫く待たねばならないんでしょうね。

現在私がもっとも使うコンピュータは iPhone 次に iMac です。iPad はパスしても iPhone は常に最新のものを、、

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神田駅から両国駅まで歩く途中:両国橋からスカイ・ツリーを臨む

これは日々の生活で感じたことを書きとどめる私の備忘録です