わーくすてーしょんのあるくらし ( 347 )

大橋 克洋

katsuhiro.ohashi@gmail.com

2022.01 今年なにか良いことあるかな

夜明け前 地元の氏神様に初詣

手水舎には水のかわりに手指消毒液ボトルがありました

○ 年頭所感

2019年末の中国武漢に端を発した新型コロナウイルス:COVID-19 は2020年2021年と世界に蔓延し、次々と新しい株を生み出しながら広がりが止まりません。昨年11月頃に南アフリカで発見されたオミクロン株の感染力は、それ以前の株より更に強力で蔓延速度や範囲を広げそうです。ただし現在わかっているところでは以前ほど重症傾向は少なそうですので、この流れでいずれ季節性の風邪へと収束し、今年末頃には落ち着いてくれることを願っています。

私も今年3月で80歳の節目を迎えます。75歳を越えるとともに否応なく運動能力の低下を実感せざるを得ません。昨年暮れ、体力勝負の競技「 SASUKE」 を TV でやっており、往年のエースたちが声援を受け参加する姿も見られました。気持ちは変わらなくても、いかんせん身体が若い頃のように動かないもどかしさが見られ「ああ、身体能力抜群だった彼らでもそうだよな」と納得した次第。

年頭所感で、もっと溌剌とした希望あふれることを書こうと思いながら、思わぬ方向に流れてしまいました。歳を経ることによる身体変化に抗うことなく自然体で、家族安泰それなりに過ごしていければと思っています。

○ 変貌する年末年始

2年越しコロナの影響もあり「年末や年始の街に変化なく季節感がなくなったなあ」「毎年、心踊らせてきた年末年始の到来なのに」「暮や正月らしい風情が消えつつあるのはとても寂しい」。

国民の多くがクリスチャンでもないのに、12月も終わりに近づくとクリスマスの飾りつけやイベントが見られるのは私が子供の頃からと変わりありません。それでも大分その景色も少なくなりました。必ず流れていた賑やかなジングルベルも今年は殆ど聞こえることがありませんでした。

師走に入ると冬の白茶けた空気の中に、いそいそした街の気配、松飾りなど、近づく正月の雰囲気を高めたものですが、それも余りありませんでした。私のように大人しくホームステイする人が少なくなかったせいでしょうか。いつも出ていた街角のお飾りやさんも今年は姿を見せませんでした。商売にならないと思ったんですかね。

年々姿を変えてきた NHK 紅白歌合戦も、最近は往年の盛り上がりやノリがなくなり、いつもやっている若者向けミュージック・イベントと変わりません。小林幸子の意表を突く巨大な衣装など、紅白の目玉のひとつだったのにね。そんなことで視聴率はさらに低下の一途だそうです。裏番組の歌番組の方が面白かったのですが、娘が紅白を見たいとのことでチャンネルはそちらに合わせていました。

我が家の大晦日、家内が蕎麦アレルギーとあって天ぷらうどん、ローストビーフなどにシャンパンで乾杯というのが毎年の定番。私は除夜の鐘を聴く前に眠くなり、床についてしまいました。これも歳のせい。以前は新年にかわる時刻13階の窓をあけると、池上本門寺の除夜の鐘が遠くに聞こえたり、海側の窓からは東京湾に停泊する船舶が一斉に鳴らす汽笛が遠くの夜空に響いたものですが、最近はこれもなくなりました。

暮に家内が腕を骨折したこともあって、いつも家内が作る美味しいお節もデパート名店街からのお取り寄せ。それでも毎年家族が楽しみにしているローストビーフと数の子だけは家内にやり方を教わりながら私と娘で作り、たっぷり美味しく頂きました。

正月2日3日は、昼間からお燗で一杯やりながら箱根駅伝を楽しみました。強い青学が戻ってきました。往年の東洋大や大東文化学院などは振るいませんでした。もうひとつ正月の楽しみはダカール・ラリー。昔のパリ・ダカがアフリカの政情不安による治安悪化にて南米へ移動しましたが、ここ数年は中東の砂漠になりました。日本からホンダのバイク、日野のトラック、トヨタのハイラックス。20日を過ぎると WRC モンテカルロ、トヨタ・ヤリスの活躍が楽しみ。時代はどんどん流れていきます、、

今月の歩術

先月書いたように、ここのところトレッキングシューズを2足も履き潰してきましたが、いずれも最後は左踵外側のひどい片減りでした。自分ではこんな変則の歩き方していないつもりなのに何故だろうと思っていましたが、ウォーキングに関する記事を読んでいて理由がわかりました。

正しいウォーキングのコツとして「両足つま先を進行方向と並行にする」があり、確認するには「つま先を見ず正面を向いて10歩ほど足踏みをしてみる」「止まって足元を見て両足がV字型だったり片方だけ外を向いたりしていないか確認」。やってみました。すると、やはり左足だけ微妙に外を向いています。なるほど、これで左踵外側だけ片減りする理由がわかりました。シューズを新しくしたばかりなので、これからは両足が進行方向と平行になっているか気をつけながら歩くことにしてみよう。そう言えば、左股関節痛がしばらくとれない時期がありましたが、あれはこの歩き方に起因するのかも、、

さて歩きの方ですが、今年はかなり寒い。早朝の気温は東京でも0度に近い日が多くありました。昨年1月は結構距離が延びたのですが、今年は余り延びないようです。TikTok で小学生くらいの女の子がファッション・モデルの歩きをしているのが結構格好よかったので、ちょっとその歩きを真似してみました。顔をまっすぐ上げ背筋を伸ばして、前脚を腰からまっすぐ伸ばしたまま前方に着地。脚が延びているので、着地の感覚が直接腰に届く感じ。後ろ脚も後ろへスッと伸ばし上体を垂直にして前進します。TikTok ではこの時、お腹を引っ込めるよう指導していました。モデルさんはこのとき肩を腰と逆の方向へ捻って歩きますが、これを極端にやりながら歩くのはちょっとためらわれ、ここは気持ちだけ。

これ、結構気持ちよくさっさと歩けるのですが、3,4キロを過ぎると身体がついていけずダレてきてしまう。体力低下の証拠ですね。無駄なエネルギーを使わない猫歩きを理想とする私のポリシーからは外れるのですが、ここのところこの歩きが気に入ってやってみています。

フィッシング後始末(その2)

昨年末、このようなフィッシングがあるのを知りながら、なぜ引っかかってしまったのか。たまたま暮れの忙しく気の急いている時、届いたメッセージに片手間で応えてしまったのが原因。敵は「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」で殆どが無駄弾でも、このようにたまたま絶妙なタイミングで心理の隙間に入り込むヒットで稼いでいるのだと思います。やった操作はほんの僅かのことだったのに影響範囲は広く、事後処理は極めて面倒なことになりました。

Apple サポートに連絡し何台かのデバイスのうちとりあえず iPhone の初期化。Apple の web site から購入証明書を送付、正月を挟んだため1週間後 iPhone をアクティベーションロックしたむねメールが届きました。メールの指示により iPhone を工場出荷状態にするのですが、これが一筋縄でいかず Apple のサポート・センターに3度も電話し直すことになりました。対応はとても丁寧で、長時間にわたる戸惑った操作にイラつくことなく、根気よく丁寧に付き合ってくれました。そんなことで2日ほどかかって、ようやく iPhone 初期化に成功。

ひっかかった箇所のひとつは、iPhone と Mac をケーブルで接続し、リカバリーモードで iPhone を起動すると、Mac の Finder に iPone が現れます。ここで現れるパネルの「アップデート」と「復元」ボタンのどちらかをクリックするのですが、復元だと乗っ取られた旧 AppleID も復元されてしまうと思ってアップデートを選びました。アップデート終了してみると、旧 AppleID が残っているようです。何度やっても駄目で、サポートセンターに電話。判明したことは、私の理解が真逆。「アップデート」は単に OS をアップデートするだけのようで AppleID は残っている。「復元」を選ぶと、工場出荷状態に戻る。こちらを選んで新たな AppleID を設定することができました。「復元」というネーミングは誤解を生みますね。「初期化」とか、もっとダイレクトに「工場出荷に戻す」にすべきでは、、

こうして新たな Apple ID を所得しなおし、色々なアプリを AppStore からダウンロードしなおします。私は google サービスの利用が多いため、これらについては何の苦労もなく復旧できました。その他のアプリも予想外に無償のものが多く、再度購入し直すものが少なかったのは幸いでした。念の為、解約した VISA カード。Web から解約できるのですが、新規のカードが送られてくるまで10日近くかかりました。ようやく届いたカードを Apple、SUICA、Amazon などに登録。やれやれ、、

○ フィッシング後始末(その

ようやく iPhone の初期化と環境設定がほぼ終り便利に使えるようになり、今度は書斎の旗艦 Mac mini の初期化にとりかかります。これをやらないと、Apple ID が乗っ取られているため Apple のサービスが使えない。icloud 関連とか Apple music とか、AppStore から必要なアプリのダウンロードもできません。

iPhone の時と同様、Apple web site からアクティベーションロックの依頼を送ります。これには Mac mini 購入時の AppleStore からの購入確認メールの PDF 添付が必要。1週間以上経て、アクティベーションロックしたむね Apple からメールが届きました。マシーンを一旦落とし電源ボタンを押し続けると「復旧アプリ」が使えるようになり Mac を初期化。ここで Apple ID を訊かれます。ところが Apple ID は乗っ取られパスワードが通らず、そこから前へ進めませんでした。Apple からアクティベーションロックをかけてもらうと、Apple ID を尋ねてこなくなり先に進めるというわけ。これで無事 Mac mini を工場出荷状態にできました。新しい Apple ID で Mac を初期設定、必要なアプリを AppStore から再度ダウンロード。

Mac 初期化にあたりデータを TimeMachine から復元できますが、これをやると乗っ取られた Apple ID 状態になってしまう心配あり工場出荷状態にしました。こうするとマシーンの名前を元と同じにしても TimeMachine から復旧ができません(、、と書いたのですが、後日試してみたところ TimeMachine からうまく復旧できました)。そのため、Mac 初期化前に MAMP の DB データを別 HD にコピーしておきました。もともと色々なファイル類も別の HD にのせ、メイン・マシーンにリンクして使っていたので、マシーンを初期化しても何の問題もなし。ということで、このような場合 TimeMachine は何の役にも立ってないのですが、普段のトラブル対策としては有用と思っています。

一番不便だったのは MAMP のデータベースが停まっており、届いた年賀状のチェックや年末調整に向けての金銭出納簿が使えなかったこと新たに MAMP をダウンロードし動かすところまでは楽勝だったのですが、いざ Web アプリを起動しようとするもエラーになる。あれ?久々で忘れていましたが、web server のポートが default で 8888 になっており、これを 80 にするんでした。退避していた DB データを元に戻し、これで無事 長年愛用してきた自作 web アプリ達が使え便利になりました。やれやれ、、

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東京にも久しぶりの雪、僅かばかり降り積もりました