わーくすてーしょんのあるくらし ( 365 )

大橋 克洋

katsuhiro.ohashi@gmail.com

2023.10 日々鍛錬し備えよ

○ 日々鍛錬、いつ来るともわからぬ事態に備えよ

「いま行っていることは自分の人生で何の意味があるのか」と思うことがあります。しかし、どんなことでも無駄ではありません。何時の日か、それが役に立つ時がやってくるものです。

高校時代熱中していた鉄棒を大学に入っても続けたかったのですが体操部はなく馬術部に入りました。そこで部員の仲間とともに私の人生のピークとなる青春を目一杯謳歌、それまでの「引っ込み思案の性格」がすっかり変わり「体力・気力充実し自信ある性格」になりました。

この世に登場したばかりのパーソナルコンピュータを、たまたま渋谷西武デパートでみかけ購入。これが以後、私の人生の方向性を決定的にするとは、、

独学でプログラミングを学び仕事に必要な色々なソフトを作成。そこからは、どっぷりコンピュータにハマった人生。これがきっかけで産婦人科コンピュータ研究会に誘われ、その人脈で日本産婦人科医会役員、東京都産婦人科医会副会長、東京都医師会理事、日本医師会の医療情報委員会委員長などなど。一方で世に先駆け開発した電子カルテはライフワークとなりました。またコンピュータ仲間と立ち上げたネットワーク組織 juice では東工大の村井純先生と知り合い日本のネットワークの曙に立ち会ったり、日本 NeXT ユーザ会を立ち上げ Steve Jobs と握手する機会を得たり。医師会やコンピュータ関連の活動により、全国にわたる人脈を得ることとなりました。

「わらしべ長者」ではありませんが、人生というものは、ちょっとしたきっかけが連鎖的に繋がり大きく発展していくものです。ただし「棚ぼた式」に口を開いて待っていても駄目。とにかく一生懸命やることです。「やるなら他人に負けぬところまでやれ」これが父から教わったこと。

○ 今月の陽気

今年の東京は真夏日:30度以上が7月から9月にかけて90日を越え気象統計記録はじまって以来の記録となりました。9月になっても猛暑日:35度以上の日があり、最も遅い猛暑日を記録。猛暑が続いた今年の夏でしたが、10月1日の真夏日を最後にようやく秋らしさが見えてきそうです。まだ肌寒かったり暑かったり天候は上下しますが、次第に秋は深まってゆくのでしょう。今年の秋は短く、あっという間に冬に突入しそうな気がしていますが、どうなんでしょう。

楽しみにしている東京に残る風情、蝉しぐれや秋の虫の音も年々少なくなっているようで寂しい思いをしています。子供の頃は朝になるとチュンチュンさえずる雀の声が爽やかでしたが、もう大分前から雀の姿も余り見られなくなりました。それでも早朝散歩では我が物顔のカラスや鳩の群れに混じって、時々、雀の姿や声を聞くことがあります。とても懐かしい。早朝以外姿を見せなくなった雀、昼間はどうしているんだろう。小学生の頃、雀のヒナ2階軒下の巣から勝手口路地に落ちていて、拾って育てたことがありましたっけ。うまく育たなかったけど。

進む地球温暖化への対策は、ロシアによるウクライナ侵攻に起因するエネルギー危機などにより大きく妨げられています。そこに加え今月になって、ガザ地区でパレスチナ難民を実効支配するハマスが突然イスラエルに大規模攻撃を加え、遂に中東の火薬庫に火が入ってしまいました。これから世界はどうなってしまうんでしょう、、

○ 今月の歩術

数ヶ月前からしばしば書いてきたサルコペニア:老人性の筋萎縮ですが、今月に入って少し恢復してきました。早朝、家を出て歩きはじめると、いつもなら足のヘタレを感ずるのですが「あれ?何か今日は良さそげ」ということで、7キロ、時には8キロと足を延ばせる日もちょいちょい出てきました。ついこの間までのように、途中で「もう、駄目そう」と散歩経路をショートカット、1,2キロほどで帰ってきてしまうこともなくなりました。

何でかな? 夏の間「これじゃイカン」と行っていた短時間の筋トレも最近はサボリ気味なのにもかかわらず改善されるとは、、やはり気温が大きく関わっているんですかね。暑いということは、それだけエンジンやサスペンションに負担が大きいということなのかな、、

○ それを言っちゃあ、おめえよ

落語家・立川志らく師匠が言っています「日本人のいいところは寅さんに集約されている」「そういう考えが理解できなくなったら、日本人は日本人じゃなくなってしまうんじゃないかと危惧してます」「日本人としての心を失いつつあるのが現代なのかなという気がします」。

「例えば、おいちゃんが寅さんを『バカだねと言う。でも、それは本当に馬鹿って言っているわけじゃない。だけど、現代ではバカという言葉自体がダメってことになる」

「山田洋次監督が『こんにちは、母さん』の記者会見で、『映画を見る時は、わいわいお喋りしながら大声を上げて笑いながら見ていただきたい』とコメントした。監督が言いたかったのは、映画はかしこまって見るものじゃない。時には大声を上げ笑いながら気楽に見ていいという意味だったのですが、若い人がマナーを守らないでどうするんだと騒いで炎上した。監督はマナーなんてどうでもいいなんてこと一言もいってないのにですよ」「バカなんじゃないかと思いましたね。監督が言わんとしたことを理解もせず、言葉の表面だけ受け取り怒ってる。メディア全体もそうなっちゃってますよね」「寅さんも落語も、今はまだ我々世代がいるからお客は笑うけど、いつしか人情もわからなくなって、無駄だ、矛盾だってなっちゃうんでしょうね」


ジャニーズ事務所の問題や記者会見をマスコミは連日報道しています。柳に風の井ノ原君は彼なりのキャラクターで何とかやり過ごしていますが、社長を引き受けた真面目な東山君はマスコミからの逆風をモロに受けている。彼は本当に貧乏くじを引いてしまったんだろうなと同情しきり。もちろんこの問題の諸悪の根源は故ジャニー喜多川なわけですが、スケープゴートに執拗にからむマスコミを見て私は閉口してます。「死せる孔明、生ける仲達を走らす」みたいな、、疑惑はジャニー氏生前より何度かあったのに、今になって鬼の首を獲ったように騒ぐマスコミこそがパワハラセクハラの極みなのにね。流されるな世論、どうなっちゃう日本、、

よ〜く自分の頭で考えて、、

オレオレ詐欺に騙される人が少なくないようで、このようなものに騙される心理について書いてありました。なるほど、、

カルトな団体・新興宗教の教祖が誰かに似ていると思い、CHATGPTに問い合わせたところナチスドイツのヒットラーを教えてくれました。


なーるほどね、これって、トランプ元大統領やプーチンのやり方そのもの。つまりヒットラーの勝ちパターンってことか、マスコミも時々この手を使うのでご用心。あな恐ろしや、、

○ 浴室リフォームで冬も快適に

8月末に10日ほど掛け浴室リフォームをしたことを書きましたが、あれから1ヶ月半ほど経て、その感想は、、

今度はユニットバスになり非常に快適。唯一つ非常に残念なのは前にも書いたように、東京タワーなどを遠望できた窓を塞がざるを得なくなったこと。無理やり窓を開けることはできるそうですが、長年の間に窓枠のコーキング劣化により漏水の危険性があるということで断念しました。

朝風呂で朝日の様子を感じたり、シトシト降り始めた雨音を聴いたり、時に雀の声を聞いたり、朝の美味しい空気を味わうことはできなくなりました。救急車のサイレンやカラスの声は窓のあった部分の壁越しに少し聞こえることがありますけどね。

まだ以前の浴室の感覚が抜けない現在としては「設備が完璧になってとても快適」と同時に「窓がなくなり何となく閉塞感」。それは兎も角、そろそろ寒くなってきたので浴室暖房はとても快適。寒い朝、身を縮め息をころし浴室に入っていたのが、天井からほんわか吹き下ろす暖風に癒やされる。浴室が温められているので湯から上がり脱衣室に出ると「寒っ」、バスタオルをとって浴室に戻り戸を閉め身体を拭いています。

いつも笑顔の愛犬 まい