「長男のアトピー治療とこれからの次男」
(お母様記述)0歳3歳2016年4月7日
(お母様記述)0歳3歳2016年4月7日
こうして今手記を書かせて頂いていることに感謝します。治療開始前から多くの手記に励まされた私。この手記が一人でも多くの患者さんの役に立ちますように。
2015年4月頃より、長男(当2歳2ヶ月)に湿疹が出始めました。最初は片腕のひじ部分だけでしたが、アトピーのようだったの「ステロイドは絶対に使いたくない」との思いで色々な方法を探しました。例えば保湿剤やはちみつ、ホホバオイルなどです。しかし自己流でしたので、どんどん悪化していきました。片腕だけだった湿疹が両腕、両足に広がり焦るばかりでした。特にホホバオイルを使い始め、5月5日に菖蒲の湯に入った後から急激に悪化し痒みも強くなったようでした。
ステロイドを長年使用し今も薬害に苦しんでいる人を見ている為、絶対にステロイドだけは避けたいと思いました。けれど、とりあえず近くの皮膚科に行ってみようか?アトピーかどうか分からないし、ステロイドを薦められても「使いたくない」と伝えれば分かってもらえるかもしれません。そんな私の期待は甘かったです。近所の皮膚科医は長男の湿疹を見ると、「これはステロイドじゃないと治らないよ」と、ステロイドを拒否する私に冷たく言い放ちました。理由も説明しないその言い方に不満だけが募って帰宅しました。これはもう松本漢方クリニックへ行くしかない!!以前からネット上で知り、松本先生の理論を読みある程度納得していた私は、今日中に行こう!とすぐ決意。その日の内に千葉から高槻へ行きました。それが5月19日でした。
当時次男を妊娠中で安定期前だった私が突然「大阪の病院に今から行く」と家族に伝えると最初は驚いていましたが、ステロイドの害と松本先生の理論を話すと理解してくれ母が急遽一緒に高槻まで来てくれました。この日の決断は間違っていなかったと、今実感しています。
午後の診察時間内に高槻に到着。漢方のいい香りがする診察室・待っている沢山の患者さんを目にし、まだ診察も受けていないのに「ああこれで治る」と安堵の気持ちになったのを覚えています。診察が始まると、まずは先生から理論理解の確認。これは事前に皆さんの手記を読んで知っていたので予習済みでした。「免疫が治すこと・自然後天的免疫寛容を起こすこと」等を簡単に伝えると先生のOKをもらえました。その後は雑談と、看護婦さんに漢方風呂や塗り薬の方法を細かく聞いて終わりました。
会計でどっさりの漢方を受け取り、近くの薬局でも漢方を受け取り、大量の荷物になりました。が、私の心は軽く晴れ晴れしていました。絶対にこれで治るぞ!と嬉しい気持ちで帰りの新幹線に乗りました。ただ母は、診察中に先生が一度も息子に触れたり皮膚を細かく観察しなかったことが不安だったようです。確かに母の意見も一理あったのですが、何万人もの患者さんを診て治した先生の目を信じてみようと思いました。
次の日から二日に一回の漢方風呂。仕事から帰宅し保育園の迎えに行くまでの間に夕食作りと並行して準備することはなかなか大変でしたが、どんどん良くなっていく息子の肌に漢方風呂に入れることが次第に楽しくなっていきました。すぐに出たがる息子に、あれやこれやと玩具や遊びでなんとか時間をひっぱり主人と交代で1時間弱入ったことはいい思い出です。私も主人も、漢方風呂に一緒に入ると身体が温まりぐっずり寝られるねとよく話していました。
また漢方風呂と同時に、37.4度ほどの微熱が続いていたので頂いた抗生剤も一緒に3日程服用。気づけば受診してから1ヶ月程で見違えるようにきれいな肌を取り戻しました。ステロイドや抗アレルギー剤の長期使用がなかったことが功を奏したのかもしれません。(実は1歳ごろ、頭皮のあせもに一度だけステロイドを使ったことがありますが、怖くなり一度きりでやめました)
1年経った今、漢方風呂はもう入っておらず、時折右ひじに出るところに赤の軟膏を塗っています。まだまだ完治までは時間かかりそうですが、ひどくなったらまたお風呂を再開すればいいかな、と楽観的に考えらえています。当時妊娠中だった次男が、現在生後3か月。生後2か月ごろより顔に湿疹が出始めました。また松本先生にお世話になるかな~としばらく様子を見ていると、長男の時とは違い、湿疹がじゅくじゅくしてきたので、今度は次男と受診させて頂きました。長男の時にはなかったヘルペスの薬ももらい帰宅。しばらくは次男との漢方風呂生活が始まりそうです。
周りの肌の綺麗な子どもを見ると、どうしてうちの子達は2人共アトピーが出てしまうのだろう。母体の私の化学物質をすべて受けてしまっているのではないかと子どもに申し訳ない気持ちで涙があふれることも多いです。同じような気持ちのお母さん方、アトピーの子は強い子、自分で毒を体の外に出せるんだから、と私も以前聞き励まされました。どうか一緒にがんばりましょう。松本先生、次男の湿疹が治るまでまたしばらくお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。
追伸:漢方風呂に使用した浴槽について。使用中は色が付き心配しましたが、漢方を入れなくなって何か月かすると(通常の水での入浴に戻すと)、ほとんどわからないくらい消えました。