「苦しい夏(アトピー手記)」
20歳2016年2月18日
20歳2016年2月18日
私は、赤ちゃんの時から、アトピーをもっていました、ホッペはいつも真っ赤でした。物心がついた時には、関節部分だけいつも掻いていました。小学生低学年くらいだったので、全然気にもしていませんでした。でも、近所の皮膚科でステロイドを貰って塗っていました。そのうち知らぬ間に勝手に関節部分の痒みはなくなり、中学も綺麗な肌のまま通っていました。卒業してからも、綺麗な肌でバイトをしていましたが、1年後くらいからお尻のとこがいつも痒くなり、掻いていました。ステロイドも塗り、お尻のところには小さく丸い青タンみたいな、アザのような痕が残っていました。
知人から「ステロイドはダメ」と聞き、アトピーの人が多く受診しているステロイドを使わない皮膚科を紹介してもらいました。そこでステロイドをやめると、まず、背中、お尻に気が狂うような痒さが走りました。そしてアトピーが一気に全身に広がりました。特に寝る前になると痒みが強まりました。
寝不足が続き、お尻はジュクジュクになっていました!薬は、漢方でしたが、全然効かず、塗り薬を使っても全然治りませんでした。
その病院に通い始めたのは夏でした。そしてこの夏から私のアトピー人生が始まりました。いつも夏だけ酷くなり、夏が過ぎるとアトピーと分からないほど綺麗になりました。毎年夏になると、腕も手首まで真っ赤に色が変わり、半袖は着られなくなっていました。
それで煎じ薬を処方してくれる病院を探し、梅田の病院に行きました。ほんの少しだけ赤みは消えましたが、あまり改善しませんでした。それ以来3年くらい夏だけアトピーと戦っていました。
去年の5月頃、いつもはこんな時期はまだアトピーは出ないのですが、その時は、心臓が圧迫されたような息苦しさが続きました。松本漢方クリニックの事はその時に知り合いから聞き、最終的にはそこに行こうと思っていました・・・。その前に大病院も行きましたが、何も変わらないので「もう松本漢方クリニックに行くわ」と親に伝え、行きました。
松本漢方クリニックに行き、薬を貰い、飲み始めてから2週間くらい経った後、外出先で腕に熱を持ち、すごく痒くなり、泣いていました。家に帰り、先生の携帯に電話して相談してみると、「それは当たり前だから痒ければ沢山掻いていい」と言われました。私は安心して、電話を切りました。
その夜からまた痒くなり、掻いていました。掻いている時にガリっという感覚があり、電気を付けてみました。腕関節の部分は皮がめくれ、深く掘れていました、ヘルペスが出たのです。そこからがリバウンドの始まりでした。
初めに言っておきますと、リバウンドはもう凄くしんどかったです。“死にたい”と思ったくらいでした。その夜から身体はずっと熱を持ち、暑くて痒くて眠れず、毎日寝不足でした。朝まで起きており、生活は逆転し、仕事は辞め、毎日毎日泣いていました。自分だけ、なぜこんな事になるのだろう。綺麗だった身体がみるみる赤くなり、全身は汚くなり、息苦しくて、もーなんとも言えないリバウンドでした。腕と膝はどちらも掻き傷で痛く、歩けなくて、腕は伸ばせませんでした。どんどん痩せていき、ご飯も食べられなくなりました。3週間くらいこのようなリバウンドが続き、そこからは、だんだん、傷が治り、皮がめくれ、再生されていきましたが、また掻けば傷ができる、の繰り返しでした。
しかし、だんだんと掻いても傷ができにくくなっていきました。それを2カ月くらい繰り返した後、乾燥していきました。漢方のお風呂に入るとツルツルになりました。それを少し続けると、夏が終わった11月頃には綺麗になり、新しく仕事を出来るくらいまでになりました。とりあえず私は夏に酷くなるので、今年の夏にアトピーが出なかったら、またはマシになっていたら、これは凄いことです。松本漢方クリニックに一生ついていくと思います。
もちろん、すごくお金もかかります。でも漢方の効き目は目に見えるほど明らかです。個人的にですが、即効性がありました。私も中学卒業してから貯めてきたお金は全て無くなりました。保険が効かない分があったので、途中で治療をやめようかとも思いました。酷くて、バイトも出来ず、貯めていたお金は全てなくなり、気がおかしくなりました。でも、とりあえず続けないと意味がないと思い続けています。
夏にアトピーが出なくなり、海に行ったり、半袖を着る生活が早くできるようになりたいです。また夏を過ぎた頃、手記を書きます。