「アトピー・喘息手記」
30歳2014年11月24日
30歳2014年11月24日
私は物心ついた頃から、喘息とアトピー持ちの生活でした。特に喘息は常に油断できず、中学生になる頃まで苦しめられました。発作を抑える為の吸入・飲み薬を寝る前に必ず毎日、いま思えばこれがステロイドだったのでしょう。喘息の発作が少なくなり、薬を飲まなくなった中学時代、逆にアトピーの脅威が迫ってきました。
高校生になり、2年の冬頃からアトピーは急激に悪化していきました。喘息の方はというと、季節の変わり目に起こるぐらいで、日常生活にはほとんど影響はありませんでした。顔のひどい痒みに悩まされ、顔は赤く腫れあがり、友達には「帰ったほうがいいよ」と言われる毎日。皮膚科に通えば必ずステロイドの軟膏を渡されました。でもその頃はステロイドの怖さを少し知っていたので、皮膚科の先生の話が信用できず、あまり軟膏を使わないようにしていました。そのためか、卒業前、とうとう身体は最悪の状態になり、身体は血まみれ、布団には剥がれ落ちた皮膚だらけ、激しい痛みもあり、大学進学が決まっていた私にとっては不安でいっぱいでした。
そして京都の大学へ進学、脱ステを行いながら通い続けましたが冬に悪化、再び地獄に逆戻りでした。冬休みに実家の福井に戻った時、このままでは大学にも行けない・・・ステロイドを使わないでアトピーの治る病院に行きたいと、母に本心を打ち明けました。母はインターネットで脱ステ治療の病院を探してくれ、たどりついたのが松本漢方クリニックでした。
ワラをもすがる気持ちでホームページを開き、先生の理論や患者さんの手記を読み、こんな素晴らしい病院があるのか、と唖然としてしまいました。そして私・18歳。あの冬の日、身体に激痛が走る中、電車に揺られて高槻へと向かいました。そして初めて松本先生とお会いして想像以上の迫力に驚きましたが、「かゆければかけばいい」「絶対治るから」と他の医者では言ってくれないような励ましの言葉で勇気づけられました。この治療と向き合おうと決意し、両親との話し合いの中で、大学は諦め中退することになりました。
そして実家に戻ってからが本当の試練の始まりでした。まずは喘息の治療からスタート。驚くことに漢方薬を飲み続けていたら、ほとんど発作は起こらなくなりました。続いてアトピーの治療にも本格的に入り、まず身体じゅうからリンパ液がでてきました。ひどい時は耳の穴からも、全身から吹き出すようになり、体力は奪われ、一日寝たきりの生活が続きました。日中はほとんど寝て過ごし、食事はほとんどとらず、約80キロあった体重は50キロぐらいまで落ちました。しかし半年ほどで身体の調子は徐々に良くなり、日常生活が送れるようになりました。進んで外出、運転免許を取り、アルバイトを始め、少しずつ前に進んでいきました。
現在、日常生活に支障をきたす症状はほとんどなく、普通に生活できるレベルに回復しています。一番調子の良い季節は夏から秋で、冬から春に少し体調が悪くなってしまうこともありますが、ピーク時のリンパ液の出るリバウンド症状に比べたら何ともありません。
最後に、松本先生をはじめ松本漢方クリニック・関係者の方々には深い感謝でいっぱいです。手記の方が遅れて大変申し訳ありませんでした。また多忙と遠方の為なかなか足を運べませんが、時間が許す限りしっかりと報告をさせて頂きたいと思います。本当に、本当に、ありがとうございます!!