「アレルギー性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)」
(プラセンタを使用されて)
32歳2014年10月19日
32歳2014年10月19日
私が身体に異変を感じたのは2010年夏場頃でした。症状は頭皮の頭頂部に痒みを感じるというところで、最初はそれほど気にしていませんでした。ところが秋以降になっても、痒みが引くどころか我慢できないような痒みと後頭部がヒリヒリするようになり、これは大変だと自宅近くの皮膚科を受診しました。そこで塗薬のステロイド剤を処方されました。ステロイド自体は身体に良くないとは知っていましたが、何とかしたい思いで使用を続けていましたが変化がありませんでした。
1か月程変化がないまま、何度か受診しているうちに、担当医から「体質を変えるためにプラセンタ(胎盤・女性ホルモン)注射をしてみない?」と言われ、試してみることにしました。今となっては自分の免疫を下げるだけで百害あって一利なしだと分かるのですが、当時はこのまま何もしていないよりはマシだと医者の言葉をそのまま信じていました。プラセンタを5~7回程度注射した頃でしょうか、さすがに何も変わらない症状におかしいなと感じ始めました。
担当医に聞いても「皮膚の症状は時間が掛かるからね。とりあえず続けてみましょう。」というばかりで解決策は出してくれません。さらに身体に激しい倦怠感と帯状疱疹がお尻にできてピリピリという神経痛が襲いました。それでも担当医は「仕事で身体が疲れていたんですね。」というだけで、本当にこれは何かおかしいと考え始めました。その皮膚科にはそれ以降、一切通っていませんが、その後も数日間寝込むような高熱が出たり、免疫がずっと低下していました(当時はどうしてしまったのか心配でネットで症状を調べて只々不安になっていました。不安だけが増大して癌とかHIVじゃないのか等、本当に不安になりました)。
そんな中、以前に皮膚病で松本漢方クリニックに通って完治した友人から松本先生を知りました。インターネットを読んでみたのですが、当時、とても勇気づけられたのを覚えています。松本漢方クリニックには2011年3月頃が初診でしたが、実際にお会いして松本先生がおっしゃられた沢山の言葉「症状があるのはいいことなんや!」「症状があるってことは免疫がしっかり働いているからや!」「この世の中に治せない病気(後天的なもので癌以外)なんてない!」「病気は自分の免疫で治すんや!漢方はそれを助けるだけや!」「抗生物質以外の西洋医学の薬は症状だけを取ってるだけで結局免疫を抑え取るんや!」は当初ピンときていませんでした。
只々、松本先生の真実の言葉に圧倒されていました。「あほっ!なんでプラセンタなんか打ったんや!男性が女性ホルモン打ってエエことあるはずないやろ!」と怒鳴られましたが、後々先生の言葉を理解して、また、松本先生の医学理論を読んで自分が受けていた医療行為(もはや医療ではない…)に恐怖を感じると同時に、松本先生に出会えて良かったとの安堵感、これから自分の免疫を復活させてやるという勇気が湧いてきました。
それから2週間に一回、高槻まで松本先生にお会いするのに通院する年月が続きました。通院1年目はとにかくまだ頭皮の痒みが酷くて髪の毛が薄くなってしまうんではないかと心配する程でした。それでも松本先生にお会いする度に「絶対、治したる!」と励ましていただいたり、徐々に診察室に入れば「おぉ、君か!」と顔を見て職業と出身大学まで覚えて話をしてくださるなど親身にしていただいたおかげで挫けずに通院を続けられました。
通院2年目には、漢方薬を食前に飲むのが習慣化され、少し症状も落ち着いてくるようになりました。この頃には痒みが酷い時期とそうでない時期が交互にくるようになり次第に日常生活でも気にならなくなってきました。元々、私自身は血液検査でもIgE抗体も200前後、水痘帯状ヘルペスの値も50以下など高い数値ではありませんでしたが、漢方を飲み続けて、心身ともにストレスを溜めない生活を心掛けることで徐々に免疫を高め、デトックスできていったのだと思います。
現在、通院3年目になりますが、現在はワークライフバランスもうまく取れており、頭皮の痒みもほとんどなくなりました。何より松本先生から医学のお話を聞き、本当に自分の心身について良いことは何なのか考える機会を持たせていただいたことで、自分なりにストレスとの付き合い方も分かってきたのかもしれません。また、松本先生の元気オーラを3年間浴びてきた効果もあるかと思います。症状はなくなりつつありまずが、今後も量と回数は変えながら漢方を飲み続けていきたいと考えております。また、松本先生の医学から継続して学んでいければと思います。松本先生、ありがとうございます。そして、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
補足
私は、松本先生から通院当初に「後天的免疫寛容」という用語をお聞きしました。「アレルギー(花粉症等)は、自身の免疫力を高めることが重要で、痒み止めの薬を飲むことで免疫を抑制する(痒みを一時的に取る)から、ずっと治らない」と言われたことが衝撃的でした。アレルギーは、免疫が正常に働いていることで身体のどこかに症状がでるのであって、それ自体は悪いことではなく、自身の免疫力を高め続ければ自然にその症状はなくなっていく(これが「後天的免疫寛容」)のにステロイドや痒み止め薬で免疫を抑え続けるために症状がどんどん酷くなる(リバウンドする)というのです。このことはずっと頭に残っており、私はこれを聞いて以来、漢方薬と抗生物質以外の薬は出来る限り服用しないように心掛けています。
ドラッグストアなどで手軽に医薬品を手に取ることができますが、自分自身の身体に起きていることの意味を考えて、薬を服用することが大事だと考えるようになりました。もしこの文章をお読みいただいている方がいましたら、こうしたことも考える契機にしていただけたら私自身も幸いです。