「アトピー手記」
4歳8ヶ月2014年4月23日
4歳8ヶ月2014年4月23日
新幹線で、娘を連れ、松本漢方クリニックを訪れたのは、ちょうど1年前の今頃でした。もともとは、娘は、生まれたときから、大きな皮膚のトラブルは特になく、健康にすくすく育ってくれておりましたが、1歳の夏に、耳の後ろを痒がって、少し赤切れを起こすことがあり、それがとびひして、身体に2~3か所、湿疹ができることがあり、皮膚科で抗生物質(飲み薬と塗り薬)を処方してもらい、治していました。
2歳の夏も、また耳の後ろを痒がって、少し赤切れを起こして、また皮膚科で抗生物質をいただき、治していました。その2歳の冬に、12月頃、眼をこするようになり、「痒い」というので、眼科に行くと、まだ春先ではないが年中アレルギーとなる草木はあるので、アレルギー性結膜炎ですと言われ、眼薬をもらって、点眼していました。その後、なかなか点眼しても、よくなる気配がなく、どんどん強い抗アレルギーの眼薬にかえられていったのを覚えています。そのうちに、5月頃になると、自然に眼をこすらなくなったので、よかったと思って、点眼をやめてようすをみていました。
すると、また3歳の冬にも、眼をこすり始めて「眼が痒い」というので、眼科をまた受診し、アレルギー性結膜炎の眼薬をもらって、そこではじめて毎年冬にやってくるアレルギーなんだ、と気づきました。
眼科でもらう眼薬では、あまり痒みが取れず、去年よりも症状がひどいように感じたので、何かよい薬はないものかと藁をもすがる思いで、ネットでいろいろ検索しているうちに、松本漢方クリニックのHPにたどり着くことができ、その週末に、さっそく娘を新幹線で松本漢方クリニックにつれて行ったことを覚えています。
先生には、眼のアレルギー性結膜炎と、あとちょうど来院の2~3ヵ月前から、少しですが首を痒がっていたのが気になって、ついでに、と思い、少し皮膚の痒み(首)があることを伝え、眼の煎じ薬と、アトピーの煎じ薬と、赤と黄色の塗り薬と、抗生物質(塗り薬)を頂いて帰りました。先生は、「遠くからよく来てくれた、これで大丈夫や、よつしゃ治したる」と力強いお言葉をいただき、先生の洒落っ気の全くない、しかし嘘偽りのない口調と人間性に、先生を信じて頑張ろうと強く思ったことを今でも覚えております。
心配なことがあったら、いつでも電話してくるように暖かいお言葉をいただき、大阪まで新幹線で来た甲斐があったと思いました。さっそく、家に帰宅して、煎じ薬を2種類(食前食後に分けて)煎じて毎食前食後飲用し、1日3~4回塗り薬を搔いてザラザラしてしまっている皮膚に塗り続けました。
それまで、皮膚には、ステロイド剤は使用したことはありませんでしたが、煎じ薬を飲み始めて1~2週間のうちに、あれよあれよという間に、最初は、痒がっていたのは、首だけでしたが、序々に、赤いポツポツとした湿疹が、頭皮の中、顔の頬、耳周り、首、背中、お腹、お尻にポツポツとでき、増えてきて、痒がり、どこまで湿疹と痒みが増えていくのだろうか、(先生のことは信じていましたが、このまま湿疹が増え続ける一方で、一生この湿疹ができたままになってしまったらどうしよう、と娘がかわいそうになって、心の中で、信じる気持ちとこのまま飲ませ続けて大丈夫か、という気持ちが錯綜していました。)大丈夫なのか、と心配していました。
それでも、煎じ薬を飲ませ続けて、赤い塗り薬を必ずたっぷり塗るようにすると、痒がっても、皮膚があまりキズつくようなことはありませんでした。すると、煎じ薬を飲み始めて、1カ月を過ぎたころから、赤い湿疹が増えることがなくなって、逆に少しずつ、赤い湿疹の数が少なくなってきました。このころから、私にも、免疫の峠を越したな、と実感できるようになってきて、先生を信じてきて、よかったと心底思えるようになりました。
皮膚の症状は、皮膚を1カ月近く痒いていたので、黒ずんでしまっていた皮膚も、普通の綺麗な肌にみるみるかわっていって(皮膚が再生されて)、治り始めると、治るスピードも一気に加速していきました。
本当は、症状が出なくなっても、引き続き、1~2年飲み続けた方がよいのはわかっていたのですが、痒みもなくなっていたのと、やはり娘にとっては、煎じ薬は毎日苦痛だったので、私も症状が出ないし、煎じ薬はいったん止めてみようと思い、飲み始めてから6カ月のころに、煎じ薬をやめてしまいました。(そのころには、赤い塗り薬は、全く使用していませんでした。皮膚症状なし)すると、冬に1月ごろ(飲み終えてから約5カ月後)から、少しずつまた、首が痒いと娘が言い始めたので、赤い薬を塗り始めたのですが、塗り薬だけではやはり治らないみたいなので、またこの2週間前から、アトピーの煎じ薬を飲み始めました。
今のところ、煎じ薬を飲むまでは、首だけですが、かなり痒がっていたのですが、煎じ薬を飲み始めると、やはり痒みが抑えられるみたいで、赤い塗り薬との併用で2週間たった今、娘も首の痒みが、松本漢方クリニックの薬を飲むと楽なのが分かるようで、嫌がらずに煎じ薬を飲んでくれていますので、今度こそ、症状がなくなっても、1年くらいは続けて飲むようにしてみようと決意しております。煎じ薬を再度飲み始めて、2週間たった今、首以外に痒がる箇所が増えることもなく、初めて煎じ薬を飲用した際のような、痒みと湿疹の身体の広がりはなさそうなので、やはり身体は覚えているんだなぁ、と実感しつつ、今度こそ、続けて飲用してみようと思っております。
松本漢方クリニックの院長先生をはじめ、スタッフの皆さま方にも、心より感謝申し上げます。これからも、薬のご送付など、いろいろとお手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。松本先生、本当にありがとうございました。