息子は、2~3歳の頃より湿疹が出始め、年々ひどくなってっきました。
この冬は、特にひどくなりました。皮膚科でステロイド入りの軟膏をもらって塗布していましたが、湿疹がなくなることはありませんでした。
松本先生の噂は聞いていましたが、長野県にいる私は今ひとつ思い切れずにいましたが、いよいよ酷くなる湿疹に、決意し受診しました。
自宅に帰宅後、直ぐに煎じ薬を作って飲ませました。決して飲みやすいものでなはありませんでしたが、ママも頑張るからと本人にも頑張るように話し始めました。
飲み始め、翌日から湿疹がひどくなりました。今まで見たこともないほどのひどいものでした。掻きこわしているので消毒を痛がり、塗り薬も範囲が広いことで時間がかかり、嫌がって泣くことも多くなりました。開始2週間でくじけそうになりましたが、先生の「今、どれだけ我慢できるかが勝負!必ず、治るから」という言葉を信じ続けました。お姑さんからも「大丈夫なの?かわいそうだ」と責められ、悲しい思いもしていましたが、とにかく信じるしかないと、本人にもそして、自分にも言い聞かせるように毎日を過ごしました。
そして、3ヶ月が過ぎた頃、急に湿疹がなくなり始めました。ガサガサでザラザラしていた皮膚が、スベスベの子供らしい肌になってきました。驚きと喜びとほっとした気もちでした。本人も、どんどん活発になってきました。やはり、湿疹がひどかった頃は、どことなく元気がなく、夜掻くから寝不足するのか朝も機嫌が悪かったんです。
今は、飲み薬は飲んでいますが、湿疹はほとんどなくなり塗り薬をつけることはなくなりました。
諦めず強い気持ちで、松本先生と本人の免疫力を信じて頑張って本当に良かったと思っています。
息子は生後1ヶ月から顔がジュクジュクしていました。乳児湿疹だろうとしばらく様子を見ましたが一向によくならず、手や足にまでジュクジュクした湿疹ができ悪くなる一方でした。アトピーだなとは予想しつつ医者に断定されるのが怖く病院に行きませんでしたがここまで来るとしょうがありません。一軒目の病院ではステロイドを使いたくないことを伝え普通の保湿剤や軟膏をもらいました。しかしまったく効きませんでした。2件目の病院では「これはアトピーだからステロイドを使わずに治すのは無理。一度ステロイドで肌をきれいにし、アレルゲンを除去しましょう」と言われました。どうしてもステロイドを使いたくなかったので以前に少し長男がお世話になった松本漢方クリニックに行くことを決心しました。
ここから息子とのつらいアトピーの治療が始まりました。最初のころは本当にひどかったので毎日昼、晩の2回30分ずつ入浴させました。乳児のころは軽いしお風呂に入ってもすぐに寝てくれて楽だったのですが息子が大きくなるにつれて重いし逃げ回るので大変でした。今思うとあの頃は治すことに必死で、精神的にもかなり辛かったです。少しずつしか良くならないので毎日肌の調子を見ては一喜一憂する毎日でした。毎晩痒くて顔や手足を布団に血がつくほどこすりつけ、ぐっすり眠ることができない息子を見てこっちまで辛くなりました。それでも治療開始から7ヶ月くらいたつとずいぶんきれいになり掻く回数もずいぶん減り夜起きることも少なくなってきました。
離乳食を始めてからはさらに心配事が増えました。血液検査をしていないので何でアレルギーが出るかわからず初めて与える物はビクビクです。初めて牛乳を与えたときは食後すぐに吐いて全身蕁麻疹、息もハアハア言っていました。卵は怖くて与えられませんでしたが先生から、「黄身から少しずつでも毎日与え段々量をふやしなさい」と言われました。初めは蕁麻疹が出て、息がハアハアすることはしょっちゅうでした。しかし数ヶ月で冷たい牛乳も飲めるし、卵も大丈夫になりました。
肌の症状は治療をはじめて2年4ヶ月になりますが、足首が少しカサカサしてたまに掻く程度で見た目はアトピーとはわかりません。先生からお風呂は2~3日に1回でいい。手記を書いてと言われたときはすごくうれしかったです。今はかぜをひくと長引き少し喘息のような咳をするので喘息の煎じ薬を飲んでいます。足の湿疹も少しずつ良くなっているので喘息もかならず治ると信じてこれからもう少しがんばりたいと思っております。息子のアトピーを治してくれた先生と、小さいのに毎日の辛い治療に耐えてくれた息子に感謝しています。
6ヶ月頃・・母親自身アトピーがあり、娘が汗をかくとひざの裏に赤いすじができるので肌が弱いのかな?と思い、近くの小児科を受診、弱いステロイドの塗り薬を処方される。
1歳半頃~・夏の暑い時期、汗をかくとすぐあせもができ、背中・ひじ・ひざの裏をかきまくるので、再度近くの小児科を受診。最初は弱いステロイドの塗り薬を処方され、見かけ上はすぐによくなるも、だんだん薬のききが弱くなり、徐々にきつい塗り薬へ。
知人の紹介で松本漢方クリニックに出会うまで、きついステロイドを塗り続けていた。
2歳10ヶ月・松本漢方クリニック受診。
アトピーとの診断後、入浴剤、軟膏、飲み薬を処方される。
家に帰り、早速入浴剤を使用したが、今までと違う色と臭いに「お風呂に入らない~」と号泣される。その日は軟膏も拒否、薬も「苦い~」と飲まなかった。
後日、何とかなだめすかして入浴剤と軟膏は使えるようになったが、飲み薬はいくら何かに混ぜて味を変えても決して飲まず、
無理に飲ませても吐いてしまうので当面は断念することに。
ステロイドを塗らなくなってから一週間ほどは特に変わった様子は見られなかった。そのため「このまま治ってくれたらいいな~」と単純に考えていたがその後徐々にいままでストロイドを塗っていた部分が荒れだし、あまりのかゆみにかいてかいて赤く腫れ上がり、その他の部分もつられてかゆくなる、という状態に。夜中に起こされることはもちろん、一日中あちこちかいている、という状態だった。夜中だとこっちも眠くて正直勘弁してほしかったが、先生の「かゆいときはかいたほうがいい」という忠告に従い、辛抱強く付き合った。
3歳6ヶ月、夏になり汗をかくことが多くなり、夜中に起きては「かいて~」という回数も増えてくる。娘自信もつらかったのか、とうとう説得の末「お薬飲む」と言い出し、飲み薬を飲みだした。飲み薬だけだとやはり飲みにくそうなので、ジュースと一緒に用意すると素直に飲むようになる。
今現在(4歳1ヶ月)
完治とまではいかないが、かゆいと訴えることも少なくなり、何より夜中にかゆみで起きることがかなり少なくなった。
松本先生に出会えたからこそ、娘の今の肌があると思うと感謝の気持ちで一杯です。入浴剤と軟膏と飲み薬、すべて合わせるとかなり高額ですが、ステロイドを塗って病んでしまった肌を健康な肌にするためには決して高い金額ではないと思います。世間一般では、「アトピーにはステロイド」という方程式は崩れてない、と感じます。
でもそれは絶対違います。ステロイドは塗らないでください。
生後2か月頃からポツポツと顔に湿疹が出始め、乳児湿疹とばかり思い込んでいたので石鹸で洗い清潔に保つことを心掛けていました。
ところがよくなるどころか湿疹は顔から頭、そして耳の付け根から汁が出始めこれはもしかしたらアトピーかもしれないと思い、すがる気持ちで小児科を受診しました。その時言われたのは「今の段階ではアトピーと決めつけることはできません。とりあえず弱いステロイドと保湿剤を毎日塗って下さい」との診断でした。
その後も全くよくなる気配はみられず、頭を布団にこすりつける為か髪の毛も抜け、顔はかきむしり血だらけになり、いてもたってもいられず、インターネットで調べ人気のある皮膚科を受診することにしました。
ところがそこでも同じことを言われ、頭から顔全体にかけて包帯でぐるぐる巻きにされ、「時間が経てば治るものだから大丈夫」と言われ出された薬は同じような弱いステロイドと保湿剤でした。指示通りしていましたが、改善することがなく、掻きむしり夜も眠れない日々が続いていました。
せめて良くなる兆しがあれば救われるのに・・・と涙する日々が続いていたのですが、小児科も皮膚科もダメなら総合病院に行ってみようと受診しました。血液検査の結果、数値が非常に悪く、これ以上アトピーの症状がひどくなるようなら入院してもらいたい、と言われとてもショックを受けたのを思い出します。その時、病院で同じ悩みを持ったお母さんに出会って話をする機会があり、そのお母さんは「自分の母乳が原因で子供がアトピーで苦しんでいるから私は白いご飯しか食べないの」おっしゃっていてすごく驚いたのを覚えています。
確かに、そうすれば完全に子供の病気が治るという保証があるのであれば、母親なら誰しも考えるのは当たり前のことだと思います。
ただ私は除去せずにこの子の病気を治してあげたいという気持ちがありましたので、その方法は試みることは考えませんでした。
その後も出たり引いたりで完全に治りきることがないまま、主人の転勤で大阪に引っ越すこととなりました。
新しい場所での病院探しから病気が悪化しないかという不安でいっぱいでしたが、転勤前に出された薬と血液検査の結果を持って近くの小児科を受診しました。そこの小児科で言われたのはこの治療では完治はしない。きっちりしたアトピー治療に変更しましょう、との事でした。
アトピーという病気に詳しい先生に出会えたことに本当に幸せな気持ちになりその先生を信じてお願いしようと心にその時は決めました。
それから1年近くでしょうか、定期的に通院はもちろんひどくなったら受診して強めのステロイドを塗り、当然ながら毎日保湿剤はかかさず塗るといった生活が続いていました。こんなにステロイドを使っていいものだろうかという不安な気持ちを持ちながら日々過ごしていました。
ちょうどその頃、上の子のママ友から松本漢方クリニックを紹介されここしかないと思い受診させていただきました。
松本先生は「大丈夫だから、ステロイドなんか使わなくても絶対治してあげる」と言って下さりすごく明るい気持ちになりました。
その日から煎じ薬を飲ませようと頑張ったのですがすごい匂いと苦みでなかなか最後まで飲みきることができませんでした。
ここで諦めては治る病気も治らないと思い、あの手この手を使い毎日飲ませていく中で子供も当たり前のように飲まなければいけないものと思い初めきっちり飲んでくれるようになりました。リバウンドを覚悟していたのですがほとんどなく、日に日によくなる息子の姿に本当に幸せを感じていました。
それから半年後くらいでしょうか。アトピーはほとんどなくなったのですが、今度は風邪を引いた時に変な咳をするようになったので少し不安になりすぐに先生にお電話をさせていただきました。
そうするとアトピーと喘息は同じものだから今残っていたものが喘息のほうに移行しているということでした。喘息用の煎じ薬を送るからそれに切り替えてと言われ一時的にそちらに切り替えることにしました。みるみるよくなり夜中の咳込みもなくなりました。あれだけひどかったアトピーがセルロイドを使用せずにここまで良くなるなんて思いもしなかったので、本当に先生に出会えたことに感謝しています。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
私が松本漢方クリニックを訪れたのは、知人の「ステロイドを使わない」「絶対治してあげます」と書いてある病院があるよ、との言葉でした。
生後1ヶ月からおでこに発疹、生後3ヶ月頃には両頬のタダレ、耳切・おでこの発疹と、常に肌のトラブルを抱えていましたが、
病院では「脂漏性湿疹」「乳児性湿疹」の診断だったので、一時的なものだと安心していました。
そのころから「アトピー」という言葉は頭の片隅にありましたが、怖いものとの思いがあったので認めたくありませんでした。
その後、ひどい症状もなかったので特に治療していなかったのですが、3歳頃からしきりに掻くことが気になり始めました。特に夜中は静かな中に「ボリボリ」と掻く音が耳に障ります。腕の関節部分、首、耳などとても痒がるので、病院に連れて行こうと、かかりつけの小児科を受診しました。そこでの対応が、よく診ずに、エルタシンを処方してくれただけでした。その時に思い出したのが、上の知人の言葉だったのです。松本漢方クリニックには遠方から来られたり、何軒も病院を回られて辿り着いた方が多い中、私は運が良かったのだと思います。
松本漢方クリニックでは、診てすぐに「アトピー」だと告げられました。怖い治らない病気だと思い込んでいた私はショックでした。それでも、先生の考えと「治してあげます」の言葉に安心し、もう治った気分だったのです。漢方の飲み薬と毎日の消毒液。飲み薬の苦さと消毒液の痛さで逃げまどい、泣き叫ぶ子供を、なだめたり、脅したりしながら毎日頑張っていました。その時はそう思っていました。確かに子供は頑張っていたのですが、私は松本先生に頼りきりで何もしていなかったのです。ある日、湿疹がひどくなってきました。「これはリバウンドだ」勝手にそう思った私は消毒と飲み薬を続けていました。
しかし、日増しにひどくなる症状を見て、松本先生を訪れたときには、熱もありヘルペスウイルスに感染していました。
抗ウイルス剤・漢方風呂を処方してもらいまいたが、しばらくは顔・首・両腕の関節部分・足の関節裏・おしりなど湿疹とかゆみとひどい状態で、「水疱瘡?」と聞かれるほど広がっていました。先生には「親の責任だ」と言われ、全くその通りだと反省しました。
このことがあって、病気は先生に治してもらうものではなく、自分で治すものだとつくづく感じました。
病院選び・どんな薬なのか・処方された物をどう服用、使用するのか、すべての選択は患者の問題だと。
皆さんが信頼できる先生の元、安心して治療できれば、どんなに良いだろうと思わずにいられません。
最初、松本漢方クリニックを訪れてから7ヶ月ほど経ちました。その後ヘルペスの症状は落ち着きましたが、今もしきりに掻いています。
もうしばらく「アトピー」とは付き合っていくようですが、以前の「怖い病気」の認識も変化したので、気長にあせらず行こうと思っています。
「息子のアトピーが治った!」8歳2005年11月8日
松本先生との出会いは、5年前の冬になります。長男は、2歳7ヶ月頃から皮膚がかさかさし始め、痒がるようになったので、近くの小児科に連れて行きました。「アトピー性皮膚炎でしょう。」ということで、軽いステロイドの薬を貰いました。私は、ステロイドの薬が良くないことを十分知っていました。私自身も学生の頃からアトピー性皮膚炎で、ステロイドを塗っていました。痒みと炎症を抑えるものの、薬を止めるとリバウンドを繰り返し、皮膚科の先生を信じることが出来なくなっていたからです。あらゆる民間療法を試して見ました。
そんな中で、結婚、妊娠、出産、生まれて来た子がアトピー性皮膚炎だと診断された時の辛さは、相当なものでした。しかし、これだ!!という民間療法に出会う事ができていなかった私は、痒がる息子にステロイドを塗る方法しか見つかりませんでした。今思うと、この時に松本先生に出会う事が出来ていれば回り道をしなかったのですが。
そしてステロイドを塗り続ける生活を半年過ごした時に、知人から松本漢方クリニックを紹介されました。半信半疑で来院し、松本先生のパワーと喋りの速さに圧倒され帰って来ました。皆さんの手記を読んでいるうちに、松本先生のアレルギーに対する理論を私なりに理解し、「よし、頑張って治療を続けてみよう!」と思いました。
まずステロイドの薬を捨て、痛いのを知って逃げる息子をつかまえて、消毒をして、漢方のお風呂に入れました。3歳の子供を長く煎じ風呂に入れておくには、色々と工夫が入りました。お風呂の温度を下げる、湯船で、フルーツやアイスクリームを食べさせる、湯船で、玩具で一緒に遊ぶ等々。漢方風呂に入ってしばらくすると、今までは膝の後ろと肘の後ろだけだったアトピーが、全身全体に広がって来て、皮膚がゴワゴワとかさぶたの様になって行きました。夜中も痒がって眠らないので、何回も起きて、息子を抱き抱えて、気分が暗くならないように、歌を歌いながら掻いてあげた事を、今でも覚えています。
それから、何日も続くと、私もしんどくなったのですが、「今を乗り越えよう。乗り越えなかったら、治らないんだ!」と、松本先生の理論を信じて頑張りました。
そんな中、私の第二子の妊娠が分かり、私が長湯が出来なくなったので、実家に帰り、私の父母に、お風呂に入れてもらう手伝いをしてもらいました。真夜中の痒がりは、ずっと続いていました。以前は掻いてはいけないと思っていたのですが、「どんどん掻いて大丈夫!!」という松本先生の言葉があったので、掻いてあげる事が出来たのが救いでした。
治療を始めて3ヶ月位した頃から、炎症が引いてきて、赤みと腫れもひきました。皮膚のゴワゴワとしたかさぶたも所々取れてきて、健康な肌に生まれ返って来ました。更に治療を続けて行くと、炎症が出た部分が、土色の地図の様な跡になりました。その様な状態なると、痒がることも無くなり、薬も入らなくなりました。日がたつごとに地図の様な跡が薄くなり、肌色になって来ました。
治療をしている間に第二子が生まれ、その子も漢方風呂に一緒に入れたところ、つるつるだった肌に、急に赤い湿疹が出始め、驚きましたが、2,3日もすると、直ぐにつるつるの肌に戻りました。
息子が戦っていたのは、ステロイドの後遺症だったことに、改めて気付きました。息子は治療を始めて半年位で落ち着いたように思います。それからも春になるとアトピーが出て、漢方風呂に入ったり、赤い塗り薬やエルタシンを塗ったりしていましたが、酷くなることはなく、1ヶ月位で良くなっていたと思います。
その息子も8歳になり、今年の春はアトピーが一切出ませんでした。その間、私が花粉症になり、煎じ薬を飲んで、治して頂きました。又春になると花粉症が出るのかなと思うものの、松本先生の所で薬を頂けば、大丈夫だと安心しています。
来院してから続けて5年。電話で薬を頼む時に、「手記を書いてよ。僕の為じゃなくて、患者さんの為なのだよ。」と言われましたが、家事と育児に追われ、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、手記が延ばし延ばしになってしまいました。本当に申し訳なく思っています。一見怖そうな松本先生ですが、普通の病院は、来院しなければ薬を出してもらえないし、電話で症状を聞いてもくれないと思うので、本当に優しくて、患者思いの先生だと思います。アレルギーで苦しむ人々が増える世の中で、松本漢方クリニックに出会う事が出来たことを心より感謝しています。有り難うございました。
「アトピー治療(途中経過)」2歳2003年10月17日
<生後1~2ヶ月>
顔等に赤い湿疹が、出始めました。心配になってみたものの、友達に、「うちも、一ヶ月の頃は、湿疹がよく出来たよ。」と聞いたので、あまり気にしない事にしていました。しばらくして、近くの小児科に行くと、アンダーム軟膏を処方されました。塗ってはみたものの、一向に治る気配が感じられませんでした。
<生後3~4ヶ月>
首、わき、ひじ裏、膝裏がただれ始め、黄色い汁が出始めました。4ヶ月頃から、病院でステロイド軟膏を処方されるようになりました。何も解らず藁にもすがりたい思いで、軟膏を塗ってみたものの、綺麗になることはありませんでした。初めてステロイド軟膏を処方された時から、うちの子には効果がありませんでした。
<生後5~6ヶ月>
湿疹が全身に広がり、BCGを受けさせてもらえなかった。2月を過ぎて、少しずつ症状が良くなったかのように見えましたが、離乳食を始めると同時に、湿疹が出来やすくなりました。ジュクジュクした部分は、イソジン消毒をするようになりました。血液検査を行った所、卵・牛乳に反応が出ました。そのため卵・牛乳の除去食が始まり、ミルクもアレルギー用のものを飲ませて下さいと言われる。アレルギー用ミルクはまずくて飲んでくれなくて、病院からインタールを処方される。が、ミルクを変えた所飲んだので、すぐにインタールを中止。
<生後7~1歳6ヶ月>
ステロイド軟膏の強弱の繰り返しの毎日。先の見えない治療に不安を感じる毎日。
<生後1歳6ヶ月>
引越しを理由に、以前から気になっていた松本漢方クリニックに通う事を決意。松本先生はサバサバしていて、最初の診察は、5分も経たずに終わりました。服を脱がして皮膚を見るわけでもなかったので、正直、少し不安になりました。
<服用をはじめて~1週間>
薬湯治療を始めた所、体のあちこちに湿疹が出来始めました。日が経つにつれ、小さな湿疹から大きな蕁麻疹に変化していきました。思った以上に長時間、小さな子供をお風呂に入れることは、苦痛でした。
湿疹が痒いのか、何度か夜に起きては泣いたり、機嫌の悪い日が数日続きました。
<服用をはじめて~2週間>
最初に出来た湿疹が、治まり始めました。以前は、ずっと荒れていた口の周りが、アトピーとわからないくらい綺麗になりました。この頃から、少しずつ、治るという気持ちが芽生えてきました。痒みからよく体を引っ掻くけど、塗り薬が効いているのか、傷の治りが早かった。アレルギーを起こす原因と言われていた食品を、少しずつ食べる様に指示がありました。
<服用をはじめて~3週間>
恐る恐る、牛乳をあげてみた所、何のアレルギー症状も起こしませんでした。次に、卵をあげてみた所、一口食べただけで全身に蕁麻疹が広がり、痒くて昼寝も出来ない様子。5~6時間して蕁麻疹は治まり、食べた後に出た湿疹は治まりました。
<服用をはじめて~1ヶ月>
牛乳は、いくら与えても、アレルギー症状は出ませんでした。卵は、何度与えても、食べた後に蕁麻疹が出るが、出ている時間が徐々に短くなっていきました。また、蕁麻疹の出る場所も、少しずつ移動していきました。
<服用をはじめて~5ヶ月>
ほとんど湿疹は出なくなり、落ち着いた日が続きました。その後は、良くも悪くもならない状態が続く。卵を食べさせると、何ともない日もあれば、少し口の周りが荒れる日も。
<服用をはじめて~6ヶ月>
昨年は食べさせる事が出来なかった、誕生日のケーキを食べさせてあげることが出来ました。それが、とても嬉しかった。全身も、だんだん綺麗になりました。所々に、湿疹がたまに出来る状態です。卵を食べて蕁麻疹が出る事も、減りました。まだ量が多い時などは、少し口の周りが赤くなりますが、痒がったりはしていませんし、すぐに引いていきます。
薬湯治療が、毎日から2日に1回になり、隔日ではありますが、普通にお風呂に入れる事が出来るようになりました。
漢方治療なので、時間とお金もかかり、精神的に疲れることもありましたが、半年間治療を続けて、確実に成果は出たと思っています。半年前の娘とは、明らかに肌の状態が違います。何でも食べさせてあげる事が出来るし、現在は、ステロイドを一切塗らなくてもよいという事が、私の中で嬉しくてたまりません。この治療を選択して良かったな、と感じています。
完全に治るまでには、もう少し時間がかかると思いますが、最後まで治療していきたいと思いますので、松本先生、これからもよろしくお願い致します。
「松本漢方クリニックでの治療経過」M.M.2歳2005年7月24日
西宮市
子供(当時1歳)が松本漢方クリニックに初めて来たのは、平成15年の12月でした。インターネットで、病院のホームページを見て、一度松本先生のお話を聞こうと思い来院しました。
当時、子供は、全身、顔以外いたるところが湿疹で赤くなっていて、特に足のももの内側がひどい状態でした。生後2ケ月ぐらいからアトピーの症状が出て、夜も痒がって、親子とも眠れない日々が続いていました。近くの漢方薬を中心とする医者にかかりましたが、そこでは、漢方薬を主体としつつ、症状がひどい場合は、ステロイド系の薬を併用する治療スタイルで、今から思えば、無駄な時間とコストをかけていました。
松本漢方クリニックについては、HPで見つけ、理論的にも納得できること(確かに、昔はこんな病気はなかったし、あっても、放っておけば治っていた)、住所も比較的近いことから、訪問することを決断しました。個性的な先生からは、「絶対に治る。」と言われ、少なくとも1年は頑張ってみようと思いました。
薬をもらい、家に帰って、早速お風呂にいれてみたところ、気持ちよさそうに抱かれたまま、子供は寝てしまい、1時間お風呂に入ってくれました。「これなら、続けられる」と思った反面、消毒、お風呂の準備、入浴後の薬をつける作業など、毎日がとっても大変なものでした。お風呂から出た後は、とっても痒そうで、1時間くらい全身をかきまくっていました。
1日に2回、お風呂にはいるようにし、何日か経つと子供の体は真つ黒になり、皮がむけてきました。かきまくるので、タオルが血まみれになるくらいでした。とてもわるい状態が2カ月位続いたと思います。それからも、治療を始める前よりもずっと悪くなり、なかなかよくなりませんでした。でも、目が慣れてきたこともありますが、「好きなだけ掻いてもいい」という心理的な安心感と、食事など、生活面で他に制約することもないので、気にならなくなってきました。ただ、夏場は、あまりにも足(特に()もの内側)をかくので、スカートをはく時は、スパッツをはかせるなどはしていました。
治療を始めて1年近くなってきた頃から、少しずつ、よい状態と悪い状態を繰り返しながらも、見た目にも、はっきりとよくなってきていることがわかるようになってきました。その頃には、傷口がなくなって、エルタシンを塗ることがなくなりました。子供も、お風呂に入った後に10分位かゆがるくらいで、それ以外の時はかゆくないようでした。
今、1年半がすぎましたが、足のももの内側が少し赤いくらいで、他はきれいな肌になりました。治療開始当時(H15.12)、1757あったIgE値も、今(H17.5)は、157にまで下がりました。食事も、何もかも、アレルギーを気にせずにできることが、本当に嬉しいです。
最近は、お風呂に入れない日があっても、全く大丈夫そうです。時間やコスト面では大変ですが、徐々にお風呂の回数を減らして、完治させたいと思います。
「アトピー手記」匿名希望1歳2ヶ月2006年8月19日
娘は私たち夫婦の、待望の第一子として生まれてきました。生まれてすぐ(生後8日目)に水泡ができるということがありましたが、それ以降は大きなトラブルもなくすごしていました。娘が5ヶ月を迎えようとしたとき、ちょうど季節が秋から冬に変わろうとしていました。そんな折、娘が熱と下痢のため、かかりつけの病院で診察してもらう、ということがありました。消化不良だろうとのことで、整腸剤をもらい、それを飲ませていたのですが、その1週間後から、娘のほっぺに小さなブツブツをみつけました。当初は、整腸剤のせいなのかな、寒くなってきたせいかな?と疑問に思い、かかりつけの病院でたずねたところ、寒さのせいで肌が荒れているのでは?といわれ、お風呂で丁寧にあらい、処方された保湿剤を塗るときれいになりました。しかしながら、1ヶ月後にはまたほっぺが赤く荒れ、しかも、体にも赤い小さなブツブツが見受けられるようになりました。最初はあせもだろうかと思ったりしましたが、あせもにしては治りが悪い、ほっぺと関係がある(アトピー?)のでは?と疑っていました。再度かかりつけの病院に相談したところ、アトピーとは言われなかったものの、弱いステロイドを5倍に薄めたものを処方されました。私達はステロイドについて、漠然としたイメージながらも、とても強い薬で間違えば大変なことになる、ということはわかっていました。娘の体全体にステロイドを塗ることに抵抗があり、とても不安でした。アトピーなのだろうか?何がその原因なのだろう?石鹸なのか、洗剤なのか、食べ物なのかと、思いつくことをいろいろ試してみましたが、はっきりしたことが何もわからず、いつ治るのか毎日不安で仕方ありませんでした。しかも、ステロイドを塗り始めて2週間になろうとする頃、娘がヒーヒーとおかしな呼吸をするようになりました。そんなときのこと、西宮の友人宅に遊びに行き友人と話していたところ、娘のほっぺの話になりました。多分それはアトピーじゃないか?といわれました。友人のお姉さんの子供が長い間アトピーで悩まされてきたが、治してくれた先生がいると聞き、松本漢方クリニックを紹介してもらいました。松本漢方クリニックは高槻にあり、自宅からは遠ざかる方向でしたが、こんな機会はないと思い、友人宅からそのまま高槻まで足を伸ばし、松本漢方クリニックで診察してもらうこととしました。診察前に、なぜアトピーが起こるのかということについて、親切丁寧に教えていただきました。そして、いよいよ先生の診察というときに、娘が人見知りしていたため泣いてしまったのですが、先生は優しく明るく接して下さり、必ず治ると言って下さいました。力強い先生のお言葉に、不安だらけの毎日から救われ迷いがなくなりました。それから漢方風呂に入れる生活がはじまりました。娘はまだ6ヶ月だったことと、あまりひどくなかったためなのか、とりあえず10分程度を目安に浸かればいいとのことでした。それでも10分というのは、最初慣れないうちは長く感じました。娘も活発な方なので、じっとしていることができなかったため、おもちゃを用意したり、夫婦二人がかりで世話をしました。そのかいがあってか、初めて1週間とたたないうちに、赤みが少なくなっていくことに気づき、”すごい!!”と驚いていました。また、赤い塗り薬が、アトピーだけでなく、虫刺されなどにも聞く万能薬だ!ということにも驚きました。しかしながら、帰郷したりなどで、漢方風呂に入れない日が続くと、すぐに赤みが戻ってくるという感じで、いろんな方の手記のとおり10ヶ月程度は必要だ、根気強くしていく必要がある、と再認識しました。それ以降、遠いため診察は受けられないものの、何かある都度松本先生に電話で具合を報告し、どうしたらよいのかアドバイスを受けながら、漢方療法を続けました。先生はいつも「心配ない。絶対に治る。」と言ってくださるので、とても励みになりました。半年を過ぎたころには、だれも娘がアトピーだなんて信じないくらいに、キレイになりました。いまではちょうどその10ヶ月を迎えようとしています。まだ体には、時折赤いブツブツが見られるときがありますが、確実によくなっている、近いうちになくなると確信しています。私達はこの治療を続けてきて、食事制限など必要なく、不安が全くないということに感動しています。もし、あのまま松本先生を知らずにいたならば、私達はいつ治るのだろうかと不安をずっとかかえたまま、娘の肌はいまでもキレイになっておらず、この先口にすることのできない食べ物があったことでしょう。しかし、そんなことはなく、娘に人生を楽しませてあげられそうです。最後に、松本先生には大変感謝しており、これからも活躍されることを願っております。ありがとうございました。
「娘が将来アトピーで苦しまないために」匿名希望1歳2011年5月10日
娘が誕生して2~3週間程たった頃、娘の頬に赤い小さなブツブツが出来始めました。これ位すぐに良くなるだろうと、その時は特に気にもしなかったのですが、数日の間にみるみると顔中に湿疹が広がり、ただれた様になりました。私はすぐに近くの小児科を受診しました。「乳児湿疹ですね、塗り薬を2種類出しますので、石鹸でキレイに洗って薬を付けて下さい。」とアンダムクリーム(炎症を抑える薬)とアクアチムクリーム(細菌を殺す薬)を処方されました。私はこの薬がステロイドで無い事を聞き、安心して使い始めました。
私はステロイドはとても怖い薬で、一度使うと止められなくなるから絶対使わない方が良いと知人から聞かされていました。
処方された薬を使いはじめて数日が経過しましたが一向に良くなる気配がありません。逆に悪くなっているように感じました。夜になると痒が増すのか、爪で引っ掻いたり、布団にこすり付けたりと症状は悪化するばかり。
見ているだけで辛く、とてもかわいそうな状態でした。私はこれでは駄目だと思い、薬の使用を中止して、乳児湿疹、アトピー性皮膚炎などと湿疹に関する事を調べました。ステロイドの危険性について書かれた記事が多くある中決してステロイドは悪い薬ではなく、上手く使えばとても良い薬ですと書かれた記事、私はステロイドで治りましたと使用者の体験談等良い情報も多く、一度ステロイドを使ってみようかと思ってしまった時期もありました。
しかしステロイドは使ってはダメと言う知人の言葉を信じ思い直しました。
そう葛藤する中、松本漢方クリニックのホームページに辿り着きました。松本先生の論文を読み、自分なりに内容を理解した上でこの治療なら治してあげられるのではないかと思い、受診を決心しました。
<治療の記録>
7月初 初診 (生後2ヶ月)~8月中旬
7月初めて松本漢方クリニックを訪れました。松本先生とお会いし、最初は先生の大きな声と勢いに圧倒されましたが、「必ず治ります。」と言われた先生の言葉にとても勇気つけられました。待合にはたくさんの方が来られており、小さな赤ちゃんを連れていた私を心配して下さったのか、数人の方に声を掛けて頂き、お話しをさせてもらいました。皆さん過去にステロイドを使用されて来られた方々ばかりで、ステロイドの恐ろしさを教えて下さいました。又「この赤ちゃんは幸せやね。すぐにここに連れて来てもらえたんだから。」「ここの先生は信用出来る先生だから、辛くなっても頑張って続けてあげてね。」と嬉しい言葉も頂きました。私はステロイドはどんな事があっても使わないと再度心に誓い、
松本漢方クリニックで治療を続けようと決意しました。
その日より朝夕の消毒(赤ちゃんという事もあり、特に酷い箇所のみ)と夜の漢方風呂を開始、お風呂を嫌がり大泣きする為、5分入れるのが限界でしたが、
良くなる事を信じ、短くても毎日続けました。その後、湿疹と赤みが少し治まりホットしたのもつかの間、すぐに症状は悪化しました。両頬はただれ、痒も増していました。
・8月下旬~9月
お風呂にも慣れ、15~20分入れるようになりました。おもちゃや飲み物でごまかしながらですが、症状は良い悪いを繰り返していましたが、除々に良い日の方が多くなり喜んでいた所、突然、顔と首だけだった湿疹が全身に広がりました。すぐに先生に電話し、症状を報告。「イネ科の植物にしているのでしょう。」
という事でした。まだまだ先は長そうと覚悟を決めましたが、おかげさまで全身に広がった湿疹は悪化する事なく順調に治りました。と同時に、首の状態も良くなって来ました。
・10月
湿疹も落ち着き、皮膚の状態も良いので、消毒やお風呂の回数を減らせないかと思い、松本先生に診察して頂きました。「きれいになって良かったね。」
もう消毒する必要はないし、お風呂も自分達の判断で回数を減らしても良いから。」「だけど離乳食が進んだら、また出てくるから様子見て。」と松本先生に言われ、とても複雑な気持ちになりました。
それから、お風呂の回数を除々に減らしていき、様子を見ていましたが湿疹が出る事はありませんでした。
・翌年4月
離乳食も後期に入りましたが、皮膚の状態もとても良いので、もう大丈夫かな?
と思いはじめた時でした。娘のお腹と背中にブツブツと湿疹が現れました。
「でたか。」と少し落ち込みましたが、松本先生から前もって聞いていた事もあって、すぐに「また漢方治療を始めよう。」と前向きな気持になりました。
治療の再開です。
現在、再治療中ですが、ここまでの途中経過を書かせて頂きました。
娘は最初の病院で処方された塗り薬以外、ほとんど薬を使用していなかった為、こんなに早い期間で症状が回復したのだと思います。再治療がどれくらい続くか分かりませんが完治する日まで頑張りたいと思います。