「アトピー・ヘルペス・頭痛の治療8ヶ月(経過報告)」
40歳2016年6月28日
40歳2016年6月28日
松本先生より手記を書き始めるよう指示がありました。私を勉強させてくれた先輩方の手記の様に上手くまとめられず読み辛いと思いますが、松本漢方クリニックにお世話になるまでの経緯から書きます。ありがたい事に今まで大きな病気や怪我はした事が無く、健康で元気に40歳を迎えたはずでした。「なぜ今更アトピの症状が出てきてしまったのか?」と、とても不思議でした。幸い松本漢方クリニックにお世話になる事ができ松本先生と松本理論を攻略していく中で、生まれてからの心と体の密接な関係、環境や食物による影響など、自分を取り巻くほんの些細な事でもきっちりと身体が自分の全てをいつも見張りそして守り、必要あらば戦い生きていると気付く事ができ、改めて考えさせられる事が沢山ありました。松本先生の「何故」への追究心と真摯な想いが詰まった松本理論が認められ治療法が広まって欲しいと願っています。
幼児~小学生はよく中耳炎になり耳鼻科へ通っていました。(原因はスイミングと思っていた。)車酔いが酷く家族旅行や学校行事などの移動が辛かったです。高校生の頃から成人にかけ、人ごみから帰ると頭痛が必ずありました。腹部のベルトやボタンがあたる位置に金属アレルギーと思っていた痒みが出ていました。春が終わる頃に結膜炎で目がとても痛痒くなり真っ赤になりました。口内炎によく罹っていました。思い出せば松本漢方クリニックでタブーとされる飲み薬や軟膏をその都度使いながら過ごしていました。心の方は束縛や制限がきつい家だったため、早く結婚して家を出て自由になりたいと思っていました。幼い頃に親の喧嘩を見て姉妹で泣き、父の態度や考え方は結婚してからも私の脅威と感じる事が多かったです。(友達からは家族の仲が良いね、と言われていました。)
成人してから最近までは頭痛が悩みの種で痛み止めの薬が手放せなくなりました。腹部のかゆみも夏をピークに治っていたものがだんだん慢性化し、腹部以外にも腰回りや首など範囲を広げては繰り返し出てきました。深い痒みは少々掻いても止まらず血まみれで最後には傷がヒリヒリ痛くなっていました。口角などにヘルペスもたまに出ていました。他にも肩と首のこり・異常な汗かき・生理痛・口内炎・顎関節症・耳のキーン・背筋痛(ぎっくり背中)などヘルペスと免疫の戦いで起こると松本漢方クリニックで知った症状がありました。
20代で結婚し子供が生まれてから少し経ち、低用量ピルを服用し始めました。仕事で忙しい夫と実家に頼れない土地ながらも3人でそれなりに楽しく生活していましたが、私は考え過ぎたり悩み過ぎる所があり、だんだんと鬱っぽい状態でいることもありました。30歳頃は咳が長引き内科で薬をもらい飲んでいましたがなかなか治らず肋骨の疲労骨折を2度ほど経験しました。花粉症の症状がいつの間にか無くなりました。相変わらずの諸症状と合わせ私はだんだん太り30代後半は立派な肥満になっていました。Ⅱ型糖尿病の母がふと読み聞かせてくれた糖質制限の本をきっかけに、「ダイエットし身と心の持ち方や考え方を改めて40歳を迎えよう!」と目標を立て2013年12月から母と一緒に糖質制限を開始しました。
自分の心や体を少し大事に出来るようになり2015年5月から痛み止めや風邪薬、かゆみ止めや軟膏などの薬を使うのを一切やめようと思い立ち全部捨てました。その時には分かりませんでしたが、すぐに口角にヘルペスが出ていました。初めて薬に頼らず口角を治しとても嬉しかったです。(放置することで自然治癒力と言うもので治ったと思っていました。月の半分あった頭痛は痛み止め無しでやり過ごすのがとても辛かったです。)遅れて1か月後には長年飲んでいた低用量ピルもやめました。夏の終わりには徐々に皮膚にかゆみがゆっくりと出てきていました。
痒い時には掻いて血が出たり、瘡蓋も痒くてむしっていました。8月、9月と胴体ぐるりと腕、脇の周り、首ぐるりと上半身に広がっていきました。10月には傷口が多くなり、これは治さなきゃいけない!と思い、家にあった抗生剤を飲んでみましたがまったく変化はなく広範囲の傷口からとうとう汁が出てきてしまい、初めての事でとても怖い思いをしました。症状がアトピーのようだと思い始め、今更アトピーなんて何故だろう?と疑問でした。拭いても拭いても滴る汁と痒みと症状の範囲の広さに限界を感じパソコンに向かいました。せっかくやめた薬を使うのは絶対に嫌だと思っていたのでステロイドを使わない治療を探すために「脱ステ」「アトピー」で検索。たくさんは無いけど一握りの「ステロイドは使いません。」と書いてある病院が出ました。さらに家から通える範囲の数件の病院のホームページを読み比べてみると、「これは!!」と目から鱗、すぐ虜になったのが松本漢方クリニックのホームページでした。
水曜日の夜見つけたホームページを読めるだけ読み、金曜日の午前の診察にうかがいました。院内の漢方の匂いが印象的でした。不思議と痒みが和らぎ心が落ち着きました。先生の声が響き渡りすごいところに来たかも。と同行してくれた主人とドキドキして診察を待ちました。「どうしてここに来たんや?」「どうやって知ったんや?」「ホームページは読んだか?」と質問され、途切れなくかかる電話診療と並行しての初診でした。すべての薬を捨てた事や、昼間掻くのを我慢したら寝てる間に酷い仕打ちにあった事、汁や傷が多くなり感染が怖いから助けてもらいに来た事、など話をしました。松本先生は体をチェックする事も無く、「それはアトピーとヘルペスや~」「怖い病気は無い、全ての病気は化学物質とヘルペス」「治すのは君自身や、絶対治る〜」「写真撮っといてや、治ったら手記書いてもらうで〜」と握手しにっこり診察完了です。
毎回の診察で先生を前にすると私の小さな悩みはどうでも良い、となぜか思えてしまいました。(松本漢方クリニックに通い慣れるまでは口も挟めぬ程のトークの勢いに圧倒され続けましたが、松本先生は真実を追究する勉強熱心でそれを惜しみなく発信され、病気や心についてだけでなく世の中の幅広い話をしてくださる豪快で頼もしくも正直でお茶目な先生です。松本先生が言いたい事や私が進むべき方向(真実)はただ一つなのです。
帰って早速煎じた漢方を始めて飲む時は苦労しました。しばらく経つと漢方薬の匂いや味に慣れてきて、自分に必要なんだろうと思いました。主人に塗り薬を手伝ってもらったり、漢方湯に入り毎日忙しく過ぎていきました。漢方のお風呂は入ると気持ち良いのですが、酷い痒みが出てくるので少し苦手でした。最初の1週間はさらに悪化して身の毛もよだつありさまでした。痒み・痛み・汁・寒気・腫れ・鳥肌・眠気・疲労でいっぱいでした。お風呂の後の乾燥はもちろん家族が横を通る風でさえ大きな刺激になりました。胴の酷かった一部にカポジ水痘様発疹症の様な症状も出て本当に怖かったです。
血液検査の結果で単純ヘルペスの値が126.7と高値でした。ピリピリ・チクチクで眠れずキッチンでうずくまり朝を待つ日もありました。毎朝シャワーで体表を流し塗り薬を塗り一日をスタートしました。いつも爪の中が黒く汚れ、掻くのに使い過ぎる爪は割れやすかったです。2週目からは下半身(お尻から足先まで)と手の甲にも症状がプラスされました。3週目は一番辛かった汁が減りだしたので少し楽になりました。4週目には朝シャワーも必要なくなり鼠径部リンパの腫れも引き急にスーッと症状が和らぎました。5週目はほとんど傷が無くなっていたのに湿疹とピリピリがブワっと復活しました。それから数か月、生理前後の免疫が高まる時期などに症状は出ては消えるを繰り返しながら少しずつ変化しています。
最近は掻いても浅い傷や薄い皮膚で済み治りも早くなっています。痒い皮膚は掻いて取る事を楽しみ、お風呂でも症状がない所も含めゴシゴシ洗い要らないモノを進んで落としています。皮膚症状が良くなってきた頃に長年の頭痛から解放されるべく頭痛に効く漢方を飲むことになりました。2週間飲んだころ久し振りにとても激しい頭痛が起こり2週間続きました。同時に高熱も長く続き食欲も無くなりましたがヘルペスの仕業だろうと免疫に任せてやり過ごしました。初めて先生に電話で報告しました。あれから頭痛はほぼ無くなりなんとなく怪しいなと思う時は顔面や首肩のハリやコリを早めにほぐすようにしています。
春の終わり頃から無くなっていた花粉症の症状が久々に出て来ました。せっかく減っていた皮膚の湿疹も多くなってしまいましたが花粉が終わったらスッとまた治り始め治りました。最近の診察ではアシクロビルを12錠から9錠に減らし体調を見ています。なかなかヘルペスの数値が落ちませんが、この薬も化学物質の1つなのと薬を飲んでいる事に安心してストレスをかけてもいけないので、自分の心の免疫と責任で卒業しなければと思っています。
いつでもどこでも松本漢方クリニックのホームページを読んで過ごしています。先生の論文やコラム・手記のコメントは読みやすく愛情たっぷり、難しく理解しきれないままにも面白くどんどん読んでいます。沢山の手記にもとても励まされ同じような方に希望をもらい、私よりもっと激しいリバウンド体験や症状の重い方、小さな子供達のご両親の手記には胸の詰まる思いです。また病気や病状の変化だけで無く、漢方を煎じる時、どうしても服に色や臭いのつく漢方軟膏、漢方風呂についてなど皆様いろいろ工夫されていて参考になりました。
松本先生のシンプルな理論と嘘のつけないまっすぐで茶目っ気たっぷりのお人柄。いつも握手して「絶対治るよ!」って応援していただきありがとうございます。先生の「何故」は私を知り、誰にも気付かれないであろう私の心をそっとほぐし認めてくれました。「患部は見なくても分かる」に初めはビックリしましたが、顔色・目付き・表情を鋭く観察するだけで無く、心もしっかり見ている松本先生の治療法が同じように困っている方にもっと浸透しますように。そして金銭的に負担になる薬の保険適用が実現し同志の負担が減りますように。松本漢方クリニックでの根本治療に取り組む事に迷われている方には、免疫を抑え見た目の症状を取るだけの治療は自身の体の為に少しでも早くやめ、松本先生と自分の免疫を信じて松本漢方クリニックの扉を開けてみて欲しいと思います。
治療中であるアトピーとヘルペスの皮膚の症状に加えて、時折出ていた症状は以下のようなものです。
頭痛・耳鳴り・耳の痛み・目の充血・目の奥の痛み・結膜炎・頬と顎関節の痛み・足肩腕瞼の攣りと痙攣・指のこわばり・吐き気・立ち眩み・疲労感・眠気・口内炎・高熱・腰痛・膝痛・土踏まずに木綿針・坐骨神経痛・花粉症など。