「松本理論を知って(アトピー手記)」
22歳2015年12月15日
22歳2015年12月15日
私がアトピーだと分かったのは小学校1年の時でした。私はまだ幼く無知だったので、「そっとしておければ、そのうち治るであろう」と思っていました。アトピーについての知識がなかった私は、医者から処方されたステロイドをずっと塗り続けて治そうとしていましたが、医者から処方された薬はあまり効果がありませんでした。私は学校の友達から「不気味」「化け物」などと罵られ、ついには自殺願望を持ちリストカットをした事まであります。親は何とかしてあげたいと思い、あちこちで情報を収集した結果、松本漢方クリニックのことを耳にしました。そして、中学時代からずっと通っていた皮膚科の病院での治療をあきらめ、松本漢方クリニックに行くことになりました。
私はそこで松本先生から思いもよらない言葉を聞いて、少し動揺しました。「病気を治すのは僕たち医者じゃない!!治すのは自分の免疫や!!」この言葉が私の耳に強く残りました。少し怖いとは思いましたが、確かにその通りだなと思いました。
それから私は松本先生が処方してくださった漢方薬による治療を受けることになりました。最初の3カ月は、毎日苦い煎じ薬を飲んで、臭い独特のお風呂に入り、薬を塗るという苦しい毎日でした。まだ中学生だった私には、松本先生の話はわからない単語だらけで、理解するのに苦労する部分が多くありました。しかし、高校から理系の道に進んで勉強していくと、少しずつではありますが、松本先生の言っていたことが分かってくるようになりました。
アレルギーが蔓延している世の中で私みたいな人が欠けているIgE抗体が自然に作れなくなることにあるという事を改めて知りました。この免疫がサプレッサーT細胞というものを造り、これがアレルギーと戦うことによってアレルギーから完治するという事を改めて理解しました。つまり今までのやり方は、サプレッサーT細胞の活動を抑制し、ただアレルギーを抑制して沈める形であったが漢方医療法は体質改善なので持続しつづけることによってアレルギーを体に止めて抑制しておく形でなく、外に排出する形でアレルギーを完全に無くし完治するんだという事を理解することが可能になりました。
(スタッフより:松本理論について、ご自身の言葉で説明されていますが、院長多忙のため、内容の正しさについては、未確認です。松本理論について勉強する場合は、原則当院HPをご覧ください)
漢方治療の知識のなかった私ですが、大学では食品化学の授業などがあり、そこでアレルギーについていろいろ知る機会があったおかげで、こうしたことが理解できるようになったのです。
私はそれから改めて松本先生がサイトに掲載されていることを舐めるように読みました。その時、松本先生自身が言っていた松本理論というものが次々と理解していけるようになりました。しかし、これは決して私が理系の大学だから理解できることではありません。最近ではテレビやネット、いろいろなところからも知ることができることです。私は、そのとき中高時代の自分の無知を酷く嘆きました。「もっと前から知りたかった、こんなのちょっと気になって知ろうとすれば分かることじゃないか」と思いました。「私たちは世の中をもっと知ろうとする探究心が欠けているんだな」と改めて知る良いきっかけを与えて貰ったと思っています。
私のアレルギーはまだ完治はしていません、特に季節の変わり目、秋から冬にかけての乾燥する時期が酷くなります。でも、体質改善は一朝一晩では達成できません。「持続することが大切なのだ」と言うことは、身をもって感じています。今は12月に入り少し苦しい時期ですが、松本先生は辛口ながらも「全然良くなったよ!お前は男前なんだから、もっと自信を持て!!」とも言っていただいています。確かに、いろいろな数値を見てみると、松本漢方クリニックに始めてきたときよりもかなり下がっていることも明らかでした。
しかし、ダイエットと同じで多少のリバウンドはあります。それは今まで溜め込んでいたステロイドやアレルゲンを排出するため、体の内で色々な葛藤が起こっているからです。現在はそのリバウンドをいかにして下げるかを試されている機会ではないかと考えられます。人間は必ず代謝をする生き物なので、その代謝がある限りは治るということなので、これからもステロイドに逃げないで、苦しい茨の道ではありますが、漢方を通じてアトピーと向き合っていこうと思っています。そして、「松本先生がおっしゃっていた松本理論は間違いではなかったのだ」と世の中にいるたくさんのアレルギーなどで悩んでいる人たちに、教えていけるようになろうと今も取り組んでいます。