「アトピー性皮膚炎脱ステロイドを乗り越えて」
22歳2016年11月1日
22歳2016年11月1日
私は幼少期からアトピー性皮膚炎でした。正直自分でどれくらい酷かったのかは覚えていません。ただ、体が痒くなり、掻きむしるという行為が日常でした。物心つくまでそれが普通だと思っていました。
中学生の頃に、地元の皮膚科でステロイドを処方されました。皮膚科の先生は「これ塗れば大丈夫。」と言っていました。初めてステロイドを体に塗ってみると、みるみる傷がなくなっていきました。しかし、数日経つとすぐにまた痒みが出てきて、またステロイドを塗る。これの繰り返しでした。今思えば、この時何の疑いもなく喜んでいた自分がバカだったなと思います。
こうして中学高校をステロイドとともに歩んできて、大学に入り2回生の時の冬でした。妹がクローン病とわかり親が大阪にある松本漢方クリニックに連れて行くと決め、松本漢方クリニックのサイトを見てみると、アトピーは治せるということを知ったので、私もついて行くことにしました。
松本先生の話でステロイドによって本来ある免疫機能を抑制してしまっていることを知りました。今までやってきたことが無駄だったと気づきショックでした。しかし、松本先生は「僕が治してあげる!」と力強く言ってくれました。その言葉を信じ漢方治療を始めて、ステロイドを2度と使わないと決意しました。それからステロイドを一切使わず、漢方治療を始めました。煎じ薬を飲み、漢方のお風呂に入り、漢方の塗り薬を使い始めました。苦い漢方煎じ薬を飲み続け、今までステロイドで外から押さえつけていたアトピーを、免疫力を高めることで自然治癒力を上げて内側から治していくという治療法です。
ステロイドを止めたことにより、リバウンドが始まりました。今までステロイドを使っていた顔や首、上半身は皮膚がただれて、リンパ液という汁がどんどん出てきました。肘を伸ばしたり、笑ったりするだけで激痛が走り、普通に生活するだけで苦痛でした。とても外に出られる状態じゃなかったので大学を休学し、バイトも辞めざるを得ませんでした。ステロイドを使っていた期間が長かったので、リバウンド期間も長く半年ほど家にこもって漢方治療に専念しました。
次の年の夏を過ぎる頃には、肌がきれいになりました。大学に復帰し、新しくバイトも始めました。しかし、冬になるとまたぶり返してきたので、また大学を休学してバイトも長期の休みを貰いました。そんな期間を1、2年繰り返し今では、傷もほとんどなくきれいな肌になりました。まだ完治とはいかないので、これからも漢方にはお世話になると思います。
脱ステロイドは決して一人の力では出来ませんでした。松本先生にいろいろな相談に乗ってもらい、母は嫌がることなく漢方を煎じてくれて、父は漢方風呂に長々と入っていても嫌な顔一つせずに、励ましの言葉をかけてくれたりしました。本当に家族、そして松本先生のおかげで脱ステロイドに成功したと思っています。
これから漢方治療を始める方や、今治療でリバウンドに苦しんでいる方、その家族の方、必ず良くなりますから、松本先生の言葉を信じ頑張ってください。また、ステロイドを使っている方、知り合い・家族に使っている人がいる方、すぐにでもステロイドの使用を止めて、自分の免疫力を高めることを考えてみてください。ステロイドは麻薬と同じです。アトピーは治すことができます。松本先生を信じて漢方を続けることで必ず治ります。諦めないでください。