「アトピーとの戦い」
16歳2016年6月24日
16歳2016年6月24日
私は小さな頃からアトピーでステロイドを使っていました。小4でステロイドをやめることを決意して、そこからリバウンドとの戦いが始まりました。いろいろな病院に通いましたが、なかなか思うようにいかず辛い日々が続きました。
ある日、北海道にA温泉という、アトピーに効く温泉があると聞いて、3週間泊まりで湯治をしました。その後3回湯治をしてなんとか、日常生活を送れるようになりました。家でも温泉のお湯をポリタンクに入れて宅配してもらい、続けていました。しかし、中2の冬に椎間板ヘルニアになり、中3の春に急にアトピーの病状が悪化しました。特に顔がひどく、学校には全く通えず痒みと痛さと、精神的な落ち込みで動けずに家で寝ていました。そのため、夏休みに一人で湯治に行きました。湯治先では良くなった症状が、帰宅して1週間経たず悪化しました。もう、温泉ではどうしようもなくなりました。
そんな状態になって、また他にいい治療法がないか探し始めました。そこで初めて見つけたのが松本漢方クリニックでした。松本先生の考え方は、それまでとは全く違い、アトピーの症状に対処するものではなくて、アトピーを根本から治すものでした。母が赤ちゃんの頃から探していた、自分の力で病気を治す、という治療法でした。松本先生から、薬や先生が病気を治すのではなく、病気と戦うのは自分自身だということを、教えていただいた時、私も母も、ようやく本当にアトピーがよくなると確信しました。松本漢方クリニックに通って1年9ヶ月、毎日欠かさず煎じ薬を服用し、漢方風呂や、塗り薬で外からも治療を続けています。
始めは喘息もあったので、毎日2種類の煎じ薬を飲んでいました。黄色い薬と赤い薬は、週に3個ずつ使いました。今まで症状が出たことのない手の平や指、足の裏までジュクジュクとした状態になりました。歩くことすら辛く、鉛筆を握ることも難しく、全ての指にケアリーブか包帯を巻いていました。それが、足は、6ヶ月程で良くなり、手はようやく掌は治り、指にケアリーブを2か所巻く程度で済むようになりました。
3日ほど前、脱ステしてから7年弱、毎朝晩続いていた薬塗りを母に頼まなくて良くなりました。自分で気になるところに赤い薬をすりこみ、ケアリーブを2か所貼るだけですむようになったのです。また、体にも確実に変化が起きています。これまで私は、全く汗が出ませんでした。しかし、汗がたくさん出るようになりました。扇風機にも当たれるようになりました。あの時に松本先生に出会えていなかったらどうなっていたのかと思います。治療はまだ続くことになると思いますが、これからもよろしくお願いします。