「乳頭・乳輪の膿み、リンパ液の浸出(アトピー手記)」
22歳2016年3月16日
22歳2016年3月16日
乳頭周辺に違和感が起きたのは2014年の3月ごろ、乳頭と下着が接触すると、かゆくなることが多くなりました。ボリボリと乳頭周辺を掻きむしり、それがだんだんひどくなり、かゆみに加えて肌がピリピリして痛みが生じました。そして、朝下着をつけて夜お風呂に入る前に下着を外す時には、乳頭と下着がリンパ液でビッチリとくっつき下着を外せない状況が続きました。
私は実家暮らしでしたが、この状況を母親になかなか言えず、「母親にバレないようにこっそりと病院に行って治そう。」と悪い決意をしました。(あとから母親から聞いたところ、もうこの頃すでにバレていました。)そこで処方された塗り薬にはステロイド剤が入っていました。この頃の私はまだステロイド剤がよくわかっておらず、かゆい部分に塗布するとすぐにかゆみが和らいだため、すっかりステロイド剤の虜になりました。しばらくすると、乳頭からリンパ液が浸出することがなくなり、完治したと思いステロイド剤を塗布するのをやめました。しかし、ストレスや強い疲労を感じた日やその翌日などに、また乳頭からリンパ液が浸出するようになりました。このような状況が約1年続き、私は再発にうんざりしていました。
2015年の夏、就職活動が無事に終了し、自分の時間が取れるようになった時、母親から松本漢方クリニックのHPを紹介されました。私が就職活動で忙しくしていた間に、母親は、体に良くかつ完治できる病院がないかと探してくれていました。それが私と松本漢方クリニックとの出会いでした。母親に勧められて治療の理論や手記を読み、ステロイド剤が体に良くないことを初めて知りました。手記の中味は本当なのだろうかとやや疑いながらも、完治したいという強い思いがあり、来院を決意しました。先生の第一印象は、“よくしゃべるおっちゃん”でした。ヘルペスと診断され、治療方法やリバウンドについて詳しく教えてもらいました。ここから私とヘルペスの戦いが始まりました。漢方薬1種類とアシクロビルと黄色と赤の塗り薬が処方されました。
漢方薬を飲み始めて1~2週間ほどすると強い疲れを感じていないのにもか2かわらず、乳頭周辺からリンパ液が浸出し始めました。また、強いかゆみ・痛みが生じました。リバウンドが始まったのです。どの手記にも記載されていますが、リバウンドは本当につらいです。母親の支えと先生の言葉を信じてなんとか漢方薬を飲み続けました。
リバウンドが始まり、漢方薬が2種類に増えました。漢方薬を飲み始めて3か月、リバウンドに疲れ果てた頃、リバウンドが嘘だったかのようにリンパ液の浸出や強いかゆみ・痛みがなくなったのです。今までは「また胸がジュクジュクしてる。肌がピリピリして痛い。」と頻繁に思っていましたが、この頃になると、「あれ、胸のこと忘れてた。」と不快な症状がなくなっていました。現在アシクロビルはなくなりましたが、漢方薬1種類と黄色と赤色のクリームを塗布して治療を続けています。しかし、疲れを感じてもジュクジュクしなくなりました。そして、卒業旅行で水着を着てマリンスポーツを思う存分に楽しむことができました。その後もジュクジュクすることなく順調に経過しています。
先生と出会っていなければ水着を着てマリンスポーツをすることも諦めていたし、今でもずっと再発に悩まされていたと思います。松本先生、そして先生と出会うきっかけを作ってくれた母親に感謝しています。女性として、胸の湿疹についての手記を書くのには抵抗がありましたが、少しでも同じ思いをしている女性の力になることができればと思い書かせていただきました。多くの人が難病やアトピーの苦しみから救われるために、この治療法が多くの人に広まり、治療を受けやすい環境、治療を続けられるように薬が保険適応になることを強く願っています。