「乳児のアトピー(途中経過)」
(お母様記述)1歳2015年12月26日
(お母様記述)1歳2015年12月26日
娘は生後1カ月頃から顔に湿疹が出始めました。1カ月健診の際に「小児湿疹ですね。清潔にしてあげて下さい。とりあえず塗り薬だけ出しておきますね」と言われました。私は、「この子もアトピーかも・・・」と、ちょっとショックを受けました。しかし、6つ上の兄にアトピーが出た時に松本漢方クリニックのお世話になり、必ず治るということに自信を持っていたので、小児科でいただいた薬は、帰宅後すぐに捨ててしまいました。
その後、しばらくは様子を見ていたのですが、次第に顔全体が浮腫み始め、耳切れが始まり、黄色い汁が出るようになっていきました。痒さで引っ掻くようになり「このままではまずい、松本漢方クリニックに行かなくては」と思いました。しかし、住んでいるのが関西ではないことに加え、上に子供が2人いて、すぐに行動に移す事ができませんでした。とりあえず松本先生に相談だけはしてみようと思い、思いきって電話をしたのは、生後3カ月を過ぎた頃でした。すると、近いうちに必ず診察に伺うという約束で、早急に薬を送って下さいました。
(スタッフより:初診時は、原則ご来院いただきます。この患者様の場合は、上のお子さんが既に当院の治療を受けておられ、治療内容について理解され、症状も的確にお伝いただける状況であったために、電話診察のみでお薬を処方したものです)
先生のお気持ちに、とても感謝しました。漢方風呂を1日に2度入れ、傷口には黄色の薬と赤色の薬を重ねて塗り、粉ミルクに煎じ薬を混ぜたものを飲ませ続けました。黄色の汁はすぐに止まりましたが、顔や体の湿疹はしばらく続きました。
それでも、必ず治るという気持ちで毎日続けたところ、生後半年が経つ頃には友達に会ってもびっくりされるくらいの肌の綺麗さに戻っていました。その頃でした。離乳食に初めてパン粥を食べさせたところ、アナフィラキシーを起こしたのです。最初は唇がたらこのように腫れあがり、時間が経つとともに呼吸がゼロゼロいいだしたのです。初めての経験に慌てた私は、松本漢方クリニックに電話することをすっかり忘れ、救急車を呼んでしまいました。その結果、ステロイドの注射を打たれるという取り返しのつかないことになってしまったのです。後日、電話で先生に伝えたところ、「何故、一番に電話してこなかった!!」と叱られ、「せっかくここまで頑張ってきていたのに・・・」と自分のとった行動をとても後悔をしました。
肌の調子はとても良くなってきていたので、お風呂は一旦やめ、塗り薬と煎じ薬のみの生活を送っていました。1歳を迎えようとする頃、突然顔とお尻以外の全てに湿疹が出始めたのです。痒みで全身を搔きむしり、夜中も痒みで眠れない日々が続きました。あまりに突然の出来事にショックを受けすぐに先生に連絡しました。すると「ヘルペスだから、お風呂を再開しなさい。煎じ薬も少し増やします。」と言って下さいました。毎日お風呂から上がっては薬を塗り、煎じ薬を飲ませるということを根気強く続けたところ、2カ月経った現在では背中の一部を除きすっかり綺麗な肌に戻りました。
治療を始めてもうすぐ1年になりますが、その間喘息が出たり、ヘルペスが出たりと大変なこともありましたが、確実に良くなっていることを実感しています。松本先生、完治までの間、あと少しよろしくお願いします。