「家族のアレルギー治療の変遷
(娘のアトピーと息子の副鼻腔炎)」
(お母様記述)14歳・11歳・9歳
(お母様記述)14歳・11歳・9歳
2016年12月11日長女と次女のアトピー
私には3人の子がいます。長女は、生後3ヵ月から頬を中心に赤くなりブツブツで固い状態。常に痒みを伴い、掻けばリンパ液が出る。近くの小児科を受診。ステロイドのリンデロン、ヒルドイド、インタールを使用し続け2歳半まで通うが全く効果なし。次女も生後3ヵ月より同じ症状。次第に身体全体に広がりだした。夜眠くなると、体温が上がるからか、夜中に背中が痒くなり、私も長い時間掻くことで、眠気と疲れで辛い毎日を過ごしていた。
2週間ごとに受診したが変化がない状態にこれからの治療のことを不安に思っていたところ、漢方治療で治った人がいると聞いた。私が以前住んでいた近所にある病院だったので、今は少し遠いが早速受診した。松本漢方クリニックのドアを開けたら独特な匂いがした。アレルギーで困り果てた人がようやくたどり着いた場所なのだなと思った。松本先生は、「治してあげるからね。」と笑顔で言ってくださった。まず、これで安心したのを覚えている。
薬草のお風呂は大変だった。痒すぎて、お湯につかるのは最初の日は10分が限界だった。次の日から少しずつ時間を延ばし、おもちゃやしりとりでねばった。お金はかかったが、毎日信じてがんばった。消毒が一番辛かった。掻きむしったところに液がしみこむので、いやがるし、泣きじゃくり、悲鳴やらで虐待と勘違いされていないかと思っていた。
漢方風呂の一番始めに搾った汁をお風呂上りにつけるのは寒くてかわいそうだったが、信じてつけてやった。風呂の後は毎日痒くて掻きながら寝ていた。このように続けながら、長女が卒園する頃には皮膚はすっかりきれいになり、痒みもほとんどなくなっていた。次女の固くて赤い腫れた頬もある日気づくときれいな皮膚に変わっていた。なんてかわいいんだろうと思った。
私は毎日くたくたになりながらも、信じて頑張ってきてよかった!と気持ちが楽になった。人間とは楽になると辛かった時のことは忘れてしまう。なので、飲み薬も間を空けてしまうようになり先生にも叱られた。まだIgEは高いし、アレルゲンに対する数字も高いが、なるべく飲み薬は続けていこうと思う。
長男の副鼻腔炎
最近、副鼻腔炎と言われていた長男も受診して、匂いに過敏だけれども頑張って飲んでいる。「身体の中に入ってきた異物を出そうとしているのにステロイドでふたをしてしまう。」「痒いのに掻くと、掻いてはだめと病院に注意される。」これは間違いだということに早く気づいてほしい。人工の化学物質でできている薬で治せない。子供が頑張って飲んでいつか治せるように親もこれからまだがんばらねばと思う。