「ヘルペスと言われて(途中経過)」
65歳2017年5月5日
65歳2017年5月5日
ここ2~3年、冬、空気が乾燥するころになると腕が痒くなり発疹が出るようになりました。とくにヒートテックのような化学繊維の肌着を着ると余計に酷くなるようでした。今回も2016年11月下旬から少し腕に発疹が出ました。今までならすぐに皮膚科を受診していましたがいつもの症状なので少し様子を見ていました。12月上旬には二の腕まで発疹が広がってきました。この頃仕事の知人に相談しました。(この方は松本漢方クリニックを紹介してくださった方で松本先生の考え方をよく理解されている方でした。)
その知人が言うには、今の私の状態は免疫が闘っているから症状として現われているのだそうです。「発疹がどれだけ出るか個人差があるけど出し切ってしまう方が良い」と言われました。その事をよく理解もせず安易に考えて「出し切れば良い、出し切ろう」と思いました。簡単に腕の辺りだけの発疹で治るだろうと思っていました。自分の免疫力を上げるよう特に食事に気を付けて保湿剤なども塗っていました。12月下旬には、発疹が肩、肩甲骨の方まで広がり足の脛にも出てきました。こんなに広がるとは思ってもみませんでした。ステロイドのリバウンド状態です。
脛から膿や滲出液が出ていて痒くて夜も眠れない状態です。今まで治したいと思って使ってきた薬の蓄積が影響していると聞き、知らずに飲んでいることの怖さを思い知りました。
2017年1月下旬には両足の踝が腫れ右足の甲まで腫れてきました。2月に入ると上半身は少し赤味も落ち着いてきました粉がふいて布団も粉だらけで、着替えるときも粉が舞い脱皮状態です。脛は膿が出て火傷の皮膚のようです。肩と状態が違い心配になりました。色々相談もして今迄3ヵ月間頑張ってきたので今さらステロイドは使いたくないという思いで、意を決して2017年3月4日松本漢方クリニックを受診しました。
ホームページなどを読んで覚悟をして行きましたが、最初に診察室に呼ばれて松本先生に「名古屋には大きい病院が4つもあるのに何で来たんや」と言われ、私が足を見せたら「なぜもっと早く来んかったんや」「ヘルペスやー」と言われ、灸をするようにと言われました。初めてのことばかりでとても不安でした。
私の状態についての話は詳しくしませんでしたが自分の免疫が病気を治すことと「治るから」と言われました。その他いろいろ政治経済の話も聞きました。採血の後漢方風呂の入り方や薬の説明を受け食前食後の煎じ薬、アシクロビル、赤と黄の軟膏、消毒剤、灸のセットを2週間分受け取りました。リュックサックいっぱいになりました。
帰宅後は早速漢方風呂を作り入浴しました。我が家の浴槽は漢方薬が使えないので80リットルの漬物用のビニール袋を2重にしてその中で薬湯を作り、私が袋の中に入りました。人間漬物状態です。夫が漢方風呂の準備や後始末を協力してくれて本当に助かりました。感謝です。
煎じ薬もとても飲みにくく毎回叫んでいましたが、これで治すのだという思いで飲みました。漢方風呂も1日目から脛の皮膚がめくれてきました。3日目は膿が出ていたところから滲出液がブツブツと出ていました。漢方風呂は1時間入っているのが限界でしたが7日目には脛の3分の2ぐらい皮膚が再生してきたように思います。肩の方も漢方風呂に入ると腕から肩甲骨の辺りが痒く、出た後はピリピリします。一旦掻き始めると痒みが止まりませんでした。そんなことの繰り返しでした。
風呂上りは足の脛の部分だけ皮膚の色が紫色に残っています。悪い部分なのかと思います。薬も2週間分を2回送っていただき漢方風呂も計21日入りました。まだ肩などはピリピリし痒い時もありますが足首の腫れもなくなり脛の方は膿も出なくなり皮膚の感じがしっかりしてきました。
4月12日、2回目の受診をしました。採血と3週間分の薬をもらい途中経過を書くように言われ今こうして振り返っている次第です。まだ少し痒みがあり、脛は最初に膿が出た部分がまだ赤黒い色をしていますがその範囲も狭くなり皮膚もしっかりしてきています。良くなってきているのを実感しています。
松本先生本当にありがとうございます。