「アトピー性皮膚炎治療 2001 年〜2018 年」
2018/01/19
男性 48 歳
2018/01/19
男性 48 歳
アトピー性皮膚炎だと記憶しているのは小学校前からです。いつからなったかは覚えていません。風呂上がりなど母に背中を掻いてもらっていたのを覚えています。
中学校の頃は目の周り、肘、膝、首が赤く、よく掻いていました。市販のステロイドの入ったフルコートなどを塗っていた記憶があります。
高校生の頃は自分で病院へ行き、ステロイドの塗り薬をもらっていました。それから 31 歳(2001年)になり松本漢方クリニックとの出会いがあるまで、ステロイドの塗り薬は欠かさず風呂上がりなどに塗っていました。
ステロイドの塗り薬は、よくないことは感じていましたが、他に方法はないと思っていました。31歳(2001 年)の頃はいくら塗ってもカサカサで、どうしようと思っていました。結婚して 2 年目でした。
兄もアトピー性皮膚炎のため、兄が松本漢方クリニックで治療し始めたのをきっかけに始めました。直感的に今ステロイドをやめないと、やばいと感じたのを覚えています。
治療方法は漢方の煎じ薬(お茶)と漢方の入浴剤、赤い保湿剤がメインでした。
2001 年ステロイドの塗り薬をやめてからは、全身ボロボロ、ミイラ状態で半年間会社を休職しました(画像あり。閲覧注意)。新婚 2 年目だったので、嫁には感謝しかありません。兄は 1 年休職しました。この治療は壮絶としか言いようがありません。体験者にしかわからない不安や絶望感、自分では何一つできないダメ人間をずっと毎日感じていました。
この辛さを耐え切れたのは、親族・家族の支えや、皆さんが書かれた手記です。手記を読むと、いつかは自分の体も綺麗になると信じて耐えられました。
私の手記もこれから治療する皆さんの少しでも心の支えになれば嬉しいです。私は松本漢方クリニックで治療を始めて 17 年(2018 年)になります(今 48 歳です)。ほとんど肌は健常者と同じで、指先が少し荒れるくらいです。何の痒みもなく布団で眠り、毎年子供と海に行って、真っ黒に焼けています。治療前には考えられないことです。年に 1 回、松本漢方クリニックに行って赤い保湿剤を貰うくらいです。
体がよくなっても続けていることがあります。お風呂は朝と夜 2 回入ります(漢方のお風呂は入っていません)。朝はシャワーです。水をよく飲みます。ジュースや、甘いお菓子はなるべく避けます。水は体を調和して浄化しますが、ジュースやお菓子などの加工食品は肌を悪くします。今は煎じ薬も飲んでいません。夜寝るときは、手に赤い保湿剤の後、キメの細かい手袋をして寝ます。また、ストレスを溜めないよう運動などをします。
治療は時間とお金と親族・家族の協力が必要です。仕事も休む可能性が高く、いつ始めようか迷います。1 回目のリバウンドがやばいくらい壮絶ですが、4 回ぐらい会社を休まないけど、辛いリバウンドがありました。治るのに 5〜6 年くらいかかりました。お金も 150 万円くらいかかっています(福井県から通院していたので)。しかし迷っているなら早く治療する方が良いです。意外と会社もなんとかなります。
治療中の写真を添付しますので、今の写真を見比べてください(閲覧注意)。
これを読む人は治療前の人が多いと思います。
松本先生は治療で辛いとき、ボロボロで汚い私の手を両手で握ってくれて、「絶対によくなる」と言ってくれました。電話で何度も言ってくれました。福井県から病院へ行くたびに何度も言ってくれました。こんな先生初めてでした。
皆さんも時間は必要ですが、治療で死ぬことはありません。私は治療後元気になりました。また子供を 2 人授かり、海やプールに行って幸せに暮らせています。