「アトピー手記」
38歳 女性
2003年11月5日
38歳 女性
2003年11月5日
私は、小さい頃から皮膚が弱く、夏には、いつもあせもをかいていました。中学生、高校生になると、運動クラブに入っていたので、よく汗をかきました。腕の曲げるところは、痒くて赤くなっていました。いろんな病院にも行きましたが、その頃はアトピーという病名はほとんど聞きませんでした。病院から何の説明もなく、ただ塗り薬をもらってただけです。それがステロイドだったのでしょう。
社会人になり、お化粧もするようになると、顔が赤くなるのは、とてもいやで薬を毎日塗っていました。その頃は大学病院の皮膚科へ月に2度程通い、いつも同じ塗り薬をもらっていました。ステロイドの副作用など聞いた事もありませんでした。その冬、顔がパンパンにふくれて、顔中真っ赤になり、ブツブツだらけになりました。会社も1ケ月休みました。
外にも出れず、又違う薬をもらいました。何とか元の顔に戻りました。でも、年中、少し暑くなると顔がほってて、すぐに真っ赤になってました。
結婚して高槻に住み、その中で 「松本漢方クリニック」の事を聞きました。今まで、顔が赤く、体中も時々、痒く赤くなって一生治らないと思っていましたが、松本漢方クリニックへ行ってみました。すぐに看護婦さんから 「アトピーやね」と言われ、他の患者さんのスライドを見せられました。そして先生から、ここで治療をすれば、必ず治るという力強い言葉がありましたが、半信半疑でした。それが、2001年(平成13年)7月の事です。そこから本当に大変でした。消毒して漢方のお風呂に1時間も入り、出てからは薬を塗る毎日で、次の日から、顔は腫れて、二重まぶたは一重になり、顔から汁も出てきてました。私の場合は顔だけではなく身体全体でしたので、全身に薬を塗らないといけないので、すぐに下着は真っ赤になるし、夜は全く寝れませんでした。かゆくてかゆくて。先生は「どんどんかきなさい」と言われますが、傷だらになっていました。寝る時は、薄い手袋をしていましたが、本当に掻きまくっていました。買い物に行くときも帽子、サングラス、マスク、手袋をして行きました。その頃は誰とも会いませんでした。腕を曲げたり、歩くのも痛いし、首もひどく、曲げたら突っ張るし、まともな日常生活が送れませんでした。
主人にも大変迷惑をかけました。毎日、大喧嘩でした。私の顔は腫れてくるし、身体は真っ赤で足なんかパンパンになってきてましたし、何度ステロイドを使いたいと思った事か。でも、この苦しみを乗り越えたら、きれいな皮膚になれるんだと思い、必死で頑張りました。
今、3年目になりますが、あの頃の苦しい時を思えば、普通に生活できますし、自分の皮膚がどんどんきれいになってくるのがわかります。まだ、もう少しかかりますが、松本漢方クリニックを訪れて本当に良かったです。
ステロイドを使って、その時だけ一瞬きれいになっても一生治りません。それより治療には時間がかかりますが完全に治るほうがいいと思います。 先生方、これからも宜しくお願いします。