「絶対絶対治ります。今は耐えてください!!アトピー手記」
29歳2015年12月4日
29歳2015年12月4日
私は小さい頃から乳製品を食べると湿疹が出たり、一晩中掻いて寝られない日があったりしたようですが、そこまで酷い方ではなかったと親から聞いていていました。私もそこまで酷いアトピーだと思っていませんでした。ただ、疲れた時や、季節の変わり目、また周りの空気の環境次第で、痒くなるということは、よくあったように思います。
親はステロイドを塗ることに抵抗を持ってくれていたようで、幼い時はあまり塗ってなかったということでした。高校生になると周りの空気が汚かったからか、ストレスを感じていたからか、瞼が凄く痒く荒れてきました。そんな時クラスメイトの子から「良く効く薬がある!」と土佐清水病院を紹介してもらいました。それから8年ほどは土佐清水病院のステロイドを使っていました。ただ、毎日塗るような事はなく、たまに出てきた時に塗っている程度だったと思います。(あやふや・・・)
そんなこんなで、ステロイドが手放せないほどではないが、使ってしまう生活を送り、いつしか体の中はステロイドに侵されていたのでしょう・・・。私がアトピーに真剣に悩まされるようになったのは、社会人3年目の25歳の時でした。
仕事が多忙で、大きなプロジェクトをしている時は毎日夜中の1時、2時に帰宅していました。一人暮らしだった為、ご飯は朝昼晩コンビニでした。睡眠は3~4時間。身体がピリつく程にストレスを感じており、身体は崩壊。そんな時にアトピーとして爆発してしまったのです。コンビニの化学物質だらけの食事とストレスがまさに大きな火種になってしまったのでしょう。
その時は顔のみでしたが、真っ赤に腫れ上がっていました。ステロイドを顔に塗ることに抵抗を感じていたので病院には行きませんでしたが、流石に親と話をして、大きな名の知れる病院へ行きました。結局ステロイドの服用と塗り薬で押さえ込んでしまったのです。
まぁ、凄いことに3日で、綺麗な見せかけだけのお肌ができました。ステロイドの内服薬は2、3週間ほど飲んだでしょうか。数日経つと顔の腫れが出てきましたが、そこまでは酷く出ることはありませんでした。
また仕事も東京から大阪に転勤させてもらい安心があったのか、多少は出るものの、我慢できる程度に落ち着き、化粧で隠せる程になってきました。ステロイドには抵抗があった為、それからいろんなことを試しました!エステに行ったりヨガに行ったりと努力しましたが、やはり肌の病気ではないんですよね!!ただ、何故か多少は出るが治まる事もあったので続けていましたが、2014年のゴールデンウイーク。再びカラダからの悲鳴が・・・。爆発しました。
今までは赤ら顔でも仕事には行っていたものの、身体の限界と人前に行くことへのストレスもあり、会社を休む日々でした。それから病院を変え、また名の知れた総合病院のアレルギー科に行きましたが、そこでも結局は一緒・・・ステロイドの治療のみでした。
生活改善や「ストレスを溜めない為に~~をしなさい」といった生活の質のお話ばかり!確かにそうしたことも必要だとは思いますが、それで治れば苦労しませんよ!結局ここでもステロイドの塗り薬と抗ヒスタミン剤の服用で4か月程を過ごしました。
私は「アトピーは肌の病気と言われているけれど、ホンマにそれだけなんかな?」と疑問を持ち続けていました。しかし、顔の腫れを抑えたい一心でステロイドを使うはめになっていました。「このままでいいのか?」と不安を持ちながら生活していましたが、会社を休職することになり、これをきっかけにステロイドの離脱を決意しました!その当時は“湯治がアトピーに効く”とネットで調べて、大分の施設まで20日ほど行きました。それが私の初めてのス
テロイドリバウンドの体験でした。顔は腫れあがり、皮膚が乾燥してめくれ、切れて首は回せない・・・。この時は幸いなことに身体のリバウンドが無く、顔と首のリバウンドのみでした。20日の湯治によって治りはしなかったものの、気持ち的なものだったのか楽になったように思いました。
しかし、もちろん治ることはありませんでしたが、数ヶ月すると多少は赤みも出たりするけれど、落ち着く日が続き、普通に化粧もしたり旅行をしたりと普通の生活ができるようになりました。
ただ、アトピーに悩まされ振り回される生活を送っていた事は確かだったので、「こんなに振り回される生活は勘弁だ。薬を使わず治そう。狂ってしまった身体を自分の身体で治そう」と思い、なにか治る方法はないのかとネットであれこれ調べに調べました。そして、やっと松本漢方クリニックにたどり着いたのです。私の人生を変え、取り戻してくれる松本漢方クリニックに出逢ったのでした!!奇跡です!!ネット社会にも感謝です。
松本院長先生の理論を目にした時には本当驚きました。私には知識もないので自分と同じ考えだったと言うのはおこがましいですが、私が求めていたものがここにあったのです!
ただ、これからが本当に耐えないといけない壮絶な日々の始まりでした。ホムページの理論を読んだ後、早速、2015年1月27日に行かせてもらいました。私の初診を担当したのは副院長先生だったので、初診時には皆さんが書かれているような驚きはありませんでした。しかし2回目の診察で院長先生に診ていただき、握手し、パワーをもらった時には、“他の病院とは違う”ということが私の中で確信できました。なんせ、院長先生は「必ず治してやる!!」、「治すのは自分の体や!!」と強く、強く断言してくれたからです。
今まで出逢って来た先生のようにステロイドなんかを使っていては「治してやる!!」なんて言葉を口にできるわけがないのです。いっその事、「酷くしてやる!!」とでも言ってくれた方が、患者のためではないでしょうか。ステロイドを出すだけなら私でも医者になれそうです。
私の身体を治すための知識と安心の言葉、症状に対して適切な説明、患者からしたらそれが薬なのです。確かに治すのは私の免疫です。しかし免疫を上げるには院長先生の言葉の薬が必要なのです。だから私は信頼できたのです。だからここまで普通に戻りつつあるのです。
ここからは私の治療のお話をさせてもらいます。初診での血液検査の結果は、TARCは10230、IgE抗体4395、リンパ球は20%しかありませんでした。ステロイドを使用したことによりリンパ球が壊されていたのです。これこそボロボロということでしょう。薬品会社に、今までのお医者さんたちに、むちゃくちゃにされた結果がこれでした。知識を知らない私が悪かったといえば、そうなのかも知れなませんが、お金を払って体を壊していたと考えると本当に馬鹿らしい話です。悔しくてたまりません。
私は漢方の煎じ薬を始めて一カ月程はなんの反応もない生活でしたが、3月10日に私の体にようやく反応が起こり始めました。顔はどす黒く、皮膚は固く、全身の痒みと浮腫みが出てきました。これには流石の私も、「自分の体はどうなるの?」と不安に思いました。それは一回目のリバウドとは全く異なるほどリバウドがキツかったからです。きっとこのリバウンドはステロイドを服用した時のものだと思っています。院長先生からは「ステロイドを使った期間と量の分だけリバウンドの回数が増え、時間がかかる」と言われていたからです。
「いったいどれだけかかるのか」と不安になりながらも治療に専念しました。3月上旬から痒みはもちろん、足の浮腫みにも悩まされ、膝を曲げるのも大変な期間が約2、3週間ほど続きました。階段を降りるのも、服を着替えるのも、トイレに行くのも大変で、普通の事が当たり前にできず、生きる事の大変さを肌で感じました。3週間ほどが過ぎると、まだ酷いものの、心なしかマシになってきた気がしました。しかし足の浮腫みはまだまだあり、それに加えて脚からは体液が出るようになりました。時間とともに体の上の方に症状が上がってきました。ふくらはぎ、股、お腹、胸と症状が移っていったように思います。
顔は夜掻いた時に体液が出ていたように思います。寝ることもできませんでした。また、手もパンパンにむくみ、関節や手のシワというシワが切れて、手を洗う事さえできないほどになりました。体が動かない、動かせないことの恐ろしさを身に染みて感じました。また、家中が私の皮膚だらけになりました。「いったいどれだけ入れ替わるのか」とビックリするほど、予想を超えるほどの皮膚でした。けれど、ステロイド剤に侵された皮膚は剥け落ちないといけないので、「これは良くなっている証拠」と考えました。
酷くなってから2ヶ月半程は毎日漢方風呂に入り、免疫アップ!!それが私の仕事だったのでしょう。漢方風呂には昼過ぎから、2、3時間入っていました。なんせ、上がるときが何よりも苦痛で嫌だったのです。「このままお風呂で生活したい」と何回思ったことか!今思えば、あの頃はすごくお風呂が居心地良かったんです!!ある時から真っ赤に腫れていた顔もお風呂上がりには肌色の綺麗な色になる日が増えてきました。とっても、とっても嬉しかったです。
そんな小さな変化が凄い希望になりました。これを読んでおられる現在リバウンド中の皆さんは、きっと笑えない日々を送っておられると思いますが、皆さんもそんな変化を感じたときは思う存分喜んでください!そして、笑って自分を褒めてあげてください。そうしたら楽になるし、きっと免疫も上がるはずですから!!
ちょっとずつ変化を感じながら、だいぶ楽になったのは5月29日のことでした。掻いても皮膚がしっかりしたのです。しかも急!!これまたとってもとっても嬉しかったです。まだ痒みはかなりあり、掻いていることが多いですが体液が出なくなった事でかなり楽になり、肌の痛みもだいぶなくなってきたので、自由に動くことができるようになりました。
生活がこんなにスムーズにできる事の幸せ、テレビを見て笑える幸せ、たいした事のない事が本当に幸せに思えたのです。ただ、皮膚がしっかりしたものの(今思えばまだまだだったのですが・・・)痒みとの戦いは続き、またニキビみたいな吹出物が体中に出てきました。私は「皮膚が強くなり傷ができにくくなったから老廃物が出来ものとして出来ているのか」と勝手に考えていたら、感染を起こしていたようでした・・・。ちょっとショックな気持ちもありましたが、“体に起こりつつある変化”と“治っている”という確信があったので、心配する事なく先生の指示通りに抗生物質を飲んで治しました。
抗生物質のお陰で、感染によるデキモノはそこまで酷くならずに治りました。このときはまだヘルペス剤も飲み続けていました。それ以降、日々感じられる変化は分からないほどの少しずつになりましたが、徐々に肌がしっかりしていきました。
9月頃だったでしょうか。顔の赤みと分厚い皮膚がなくなり、肌色の柔らかいお肌になったのです。そんな日々が続き、顔のシワが段々気になるようになり、数ヶ月ぶりに化粧水をつけてみました。そしたら、次の日顔が真っ赤に腫れ、パンパンに膨れ上がってしまったのです。少しでも綺麗になりたい思いが裏目に出てしまいました。パンパンの膨れ顏は3日ほどで落ち着き、やはり体の免疫が上がっているのかと実感できる部分もありましたが、なんだかんだ1ヶ月ほど後を引きしました。先生にその話をしたら、「化粧水も化学物質だからそれに反応したんやろ!」ということでした。それを聞いて、何も考えず自ら化学物質をつけてしまった自分がバカに思えました。
それからは赤の薬のみ!!これからもこれだけでいいのではないかと思っています。まだ完治はしていないですが、1ヶ月前よりも1週間前よりも顔のシワも気にならなくなってきています。体の力で、私の免疫で本来の健康な体を取り戻せているのです。凄いですよね、人の体って!
私は松本漢方クリニックに来てから、沢山好きな物を食べました。野菜、お肉、魚、揚げ物、お菓子、洋菓子、和菓子。今までアトピーにはお肉は良くないとか、ケキは良くないとか、お菓子が良くないとか、油が良くないとか沢山言われてきました。院長先生には制限される事がなかったので、好きなものを食べてきました。その中で、私なりにタンパク質を取るために納豆を食べたり、魚を食べたりということには気を留めましたが、たいした食事制限をすることなくここまで治せました。
まだ、シワだったり、肌の色だったり、ツヤだったり、痒みもあったりで、完治までは至っていませんが、10月の血液検査ではTARCが900まで落ちていたのです。(私はアトピーで腕の皮膚が厚くなっていた為に、血液検査ができないことが数回あり、途中経過の数字はないのですが、9ヶ月後にはこの下りようです。)今では、人前にも気にすることなく出られて、おしゃれして友達にも会って、楽しい生活を取り戻せてきました!
親にもたくさん心配をかけ、朝昼晩の食事を作ってもらい、1番ひどい時は漢方風呂の処理や掃除もしてもらいました。支えてくれる人がいたからこそ今こうして笑える日を送れていると思います。親もかなり辛かったと思います。時には親に八つ当たりしたこともありました。思い出すだけでも泣けてきます。それほど、辛い日々だったのは確かです。
並大抵の気持ちでは、めげてしまうかもしれませんが、松本漢方クリニックに来たのなら大丈夫!治ります!!必ず!!お金もかかるし、時間もかかるけど、その先には幸せしか待ってないです!!
治療中の皆さん!今から治療される皆さん!私も初めは“本当かな?”って思っていました!けど、信じないと治らないですよ!自分を!院長を!信じて乗り越えてください!!必ず治ります!