「アトピー性皮膚炎の治療─経過報告─」(お母様記述)4歳 2004年9月3日
我家の3人子供たちがアトピーだとわかったのは、3番目の娘が、アトピー皮膚炎の合併症から、ウィルス感染のカポシ水痘様発疹症を発症し、あわてて日曜日に飛びこんだ松本漢方クリニックで、先生のお話を聞いての事でした。
それまで上の2人は、時々かゆいと掻いていましたが、体がかさかさする乾燥肌ぐらいにしか思っていなかったのです。3番目の娘も、乾燥肌にしては、よく痒がりかきむしっていたので、近所の皮膚科で受診しましたが、あまり詳しい話もなく、薬をもらい、塗るぐらいでした。しかし、もらった薬を調べると、ステロイドが入っていたので、「もしかして、アトピーでは?」と思いました。しかし、薬についての詳しい知識もなかったので、ステロイドが恐ろしい薬だとは知らず、使用しました。
松本先生の話を聞いて、娘はもちろん、上の2人もアトピー性皮膚炎だったとわかりました。(その時は、松本先生に、めちゃめちゃ怒られたような記憶があります。)うちに帰って、松本漢方クリニックのホームページを見て、ステロイドの恐ろしさに愕然とし、その後は、手記を読み漁りました。
上の2人は、その後3ヶ月くらいで、入浴剤の効果せいか、乾燥肌が見違えるようにしっとりとした肌になり、先生に、「通院は、しなくてもいいよ。」と言ってもらえました。
3番目の娘も、体や肘の内側、手首は、とてもよくなりましたが、まだ膝の裏側から太ももにかけて、湿疹が出て、痒そうです。初診から2年ほどになりますが、娘は、まだまだ治療に時間がかかりそうです。ですが、ステロイドを使わない治療は、安心して受けられます。
治療の途中ですが経過報告として手記を書きました。
「アトピーが治りました」4歳女性2007年7月27日
2005年2月、1歳10ケ月の娘の手のひらに、ぷつっと湿疹がでたのをはじめに、3月かけて、手の甲やひじ・ひざの内側に次々と湿疹がでてきました。
インターネットで色んな病院をしらべ、アトピーについても色んなサイトを見ました。
ステロイドって恐いのかな?と言う程度に思っていたのですが、調べるうち恐さを知りました。高槻にある皮膚科でどこにいこうか迷っているうち、松本漢方クリニックのサイトを見つけここだ!と思いました。
でも松本漢方クリニックのサイトはちょっと恐い感じで、半信半疑でした。
普通の皮膚科にいくか、松本漢方クリニックにいってみるか迷った結果、松本漢方クリニックを選びました。
松本漢方クリニックで診察の結果、やっぱりアトピー!それだけでショックでしたが、やるしかないと思い、漢方風呂、消毒、赤い塗り薬、を開始しました。
月に5万円ぐらいの薬代がかかるのですごい負担でしたが、わが子のためと思い頑張りました。
一ヶ月ほどで、全身(顔以外)に軽いアトピーが広がりました。痒がることはそんなになく、血がでるほど掻くこともほとんどなかったです。
毎日漢方風呂1回(30分程度)、消毒、塗り薬は日に2回を繰り返しました。
5ケ月ほど同じ治療を繰り返し、2005年7月に入ったころ、先生から消毒はいらない、風呂も2日に一回でいい、と言われたころから、全体的に治ってきて、2005年年末には跡形もきれいに治りました。2006年3月ごろ、また痒がりだして、治ってなかったのか、と思いましたが、痒みだけで湿疹はほとんどで出ないまま、おさまりました。2007年も春になると痒がりますが、赤い塗り薬だけで充分治るほどになりました。
2007年,春より幼稚園に行きだしましたが、風邪もあまりひかないし、アレルギーのような症状は他にも見当たりません。
完治したのではないかと,思っています。
先生ありがとうございました。
娘(8歳)がアトピー性皮膚炎になったのは、生後6ヶ月のころからでした。顔から始まった小さな湿疹が、あっという間にほぼ全身に広がり、それから五年間、病院でもらう非ステロイド剤やステロイド剤を塗っても全くよくならない状態が続きました。そして、幼稚園の年中のときに、松本漢方クリニックを紹介してもらい、通い始めました。
初めは、苦い飲み薬に、しみる消毒、一時間のお風呂と、真っ赤な軟膏に,子どもは嫌がり、親も慣れない作業にてんてこ舞いしましたが、2週間もすると慣れてきて、子どもも自分から進んで薬を飲むようになりました。いろんな人の手記を読んで、「どれくらいで治るかな?半年かな?一年かな?」と思いながらがんばっていましたが、時にはめげそうになることもありました。でも、医院に来ると、いつも先生が、「必ず治るから。治してあげるから。」と、力強く言ってくださるので、また前向きにがんばることができました。
それ程ひどいリバウンドは出ないまま、1年を少し過ぎたころ、あれだけ痒がって、毎晩夜中に起きていた子どもが、朝までぐっすり眠れるようになって来ました。すると、それと同時に、少しずつ肌のキメが整ってきて、全身ザラザラ、ガサガサだった皮膚が、しっとりしだしてきたのです。それから徐々に、湿疹の出てる部分が減ってきて、今は手足の関節と、首回りだけになりました。季節の変わり目に出ていた喘息も、ほとんどでなくなりました。
完治するにはもう少しかかると思いますが、あと一息、がんばりたいと思います。
「アトピー手記」(お母様記述)1歳5ヶ月2003年12月16日
私は、幼い頃からアトピーで、「ステロイドでは、アトピーは治らない。」と、自分で何年も使い、分かっていたので、子供には、絶対使わない、皮膚科には絶対に行かない、と決めていました。
私と同じように、スキンケアだけで、うまく付き合っていくつもりでしたが、娘が生後4ヶ月の頃から、鼻水、目やに、よだれで、顔は次第に荒れ始め、寝返りをする頃から、顔を床にこすりつけ、手で掻いて赤くなり、傷口から汁が出て、目も、ホッペタも腫れていました。
8ヶ月になるまで、アレルギー用のミルクと、離乳食は、おかゆと野菜だけでした。(出来るだけ離乳食を遅らせた方が、アレルギーが出ないと聞いていました。)
だんだん周りの人から、病院に連れて行けと言われるようになっていた時、松本漢方クリニックを知りました。インターネットを見て、半信半疑で、言ってみようと思い、平成15年1月末、娘が8ヶ月の時に行きました。
お風呂に入り、3日目で、目やに、鼻水が減り、入るたびに良くなっているのが分かる程で、本当にびっくりしました。
1ヶ月が経ち、本人は痒がって、昼間は掻いても、お風呂に入り、赤の薬を塗れば、傷口が治るのが速く、掻いても安心して見ていられました。
3ヶ月が経ち、あまり掻くこともなくなり、うっすら赤いくらいで、5ヶ月目で、漢方のお風呂も1日おきになり、夏には、首、手首を掻きむしっても、3日間続けて漢方のお風呂に入れば、治りました。
他人が見れば、アトピーとは気付かないほどまで良くなり、もうそろそろ、終わりそうです。本当に、有難うございました。
「娘のアトピー」 匿名希望2歳2003年11月23日
私達夫婦が娘のアトピー性皮膚炎の疑いを持ったのは、生後4ヶ月の事でした。それまでに皮膚がただれたりはしていたのですが、本を読み、勝手に乳児湿疹だと思い込み、近いうちに治るものだと思っていました。しかしそれ以降も一向に状態は良くならず、悪くなるばかりで、あまりにもひどくなってきたので皮膚科に行き、そこで初めてアトピーだという事がわかりました。
夫婦ともにアレルギーはなく、始めは戸惑い、アトピーは治らないと思っていたので、少しショックを受けたように思います。その病院では、飲み薬と塗り薬をもらいましたが、薬についての説明はなかったのです。家に帰り、アトピーの子供を持つ友人に薬の事を聞いてみると、その薬には強いステロイドが入っていることがわかりました。それで、あわてて病院を変えたのですが、次の病院でも結果は同じで、症状がひどい時に塗るようにと言われた薬は、やはりステロイド入りのものでした。そうこうしているうちに、娘の状態もひどくなるばかりで、そこらじゅうをかきむしり、傷がつき、傷口が膿んでいました。ステロイドを何度か塗り始めたのは、その頃からです。ステロイドを塗るとすぐ治ったように見えましたが、しばらくすると元の状態に戻りました。
娘がアトピーだということを会社の同僚に話をしていると、同僚から、同僚の知人のアトピーが治ったという事を聞きました。すぐに同僚に、知人が通っていた病院のホームページのアドレスを教えてもらいました。それが松本漢方クリニックでした。松本漢方クリニックのホームページを開き、住所を調べ、すぐに診察に行きました。その頃、娘は7ヶ月でした。
松本漢方クリニックに行くと、なにやら古臭い診療所の中に、漢方の香りが漂ってきて、中で大声の先生らしき声がこだましている、不思議な病院でした。小さな待合室の中には沢山の人がおり、待っている人の中には、娘より症状のきつそうな方もいらっしゃいました。
いざ診察室に入ると、声の主とは別人のようなきゃしゃな松本先生がいらっしゃいました。希望を持ち、漢方入浴剤・塗り薬・抗生物質を頂き帰宅しました。
その夜から、早速漢方入浴剤を始めましたが、生後7ヶ月の娘には、いきなり1時間の入浴は大変困難で号泣するものですから、途中でやめました。それからは私の帰宅が遅くなるものですから、平日は妻が、休日は私が入浴させました。娘は、1週間ぐらいすると、1時間の入浴が出来るようになりました。
漢方入浴を始めてすぐに、ひざの裏のジュクジュクしていた部分はきれいに治りました。顔も、1ヶ月ほどですっかりきれいになったのですが、腕・手首・ひざ・足首は全然治らず、かきむしっていました。しかし、どんなひどいリバウンドが来るのかと覚悟していたのですが、今まで掻かなかった所を掻くようになったくらいで、軽いもので済みました。でも、痒みは確実に大きくなっているようで、夜中も何度も起き、かきむしっていました。
松本漢方クリニックに行き始め6ヶ月経った頃でも、状態は変わらず、ほんとうに治るのか心配になってきました。入浴剤も決して安いものではなく、私が入浴するのは週末だけでしたが、妻は毎日で、睡眠不足のピークもこの頃だったように思います。
しかし、9ヶ月頃から夜中に起きることもなくなり、あまり掻かなくもなりました。そして、膝・腕・手首の順にきれいになっていき、1年経った頃にはすっかりきれいになり、今では、アトピーだったとは分からない普通の子供になりました。つらい時もありましたが、アトピーが治り、ほっとしました。アトピーを治して頂いた松本先生には、感謝しております。
ありがとうございました。
途中経過の手記
2007年10月24日 初めて松本漢方クリニックを訪れて、その日から消毒、せんじ薬、漢方風呂・・・と慣れない生活が始まりましたが、不思議なものでそんな生活もすぐに慣れました。アトピーの状態も最初の二週間目位までは、全く悪くなる事なく、悪くなりかけていた顔は、みるみる締麗になりました。えっ?このままよくなるの?と思いかけました。が、一ヶ月過ぎ位からは、リバウンドが順調に?出始めました。かきむしっては血を出し、傷をつくり・・・
といった調子でした。それでも消毒し、漢方風呂や赤いぬり薬等を続けていると、すぐに傷は消えるし、なんならリバウンドよ!早く出てしまえ~と思う位でした。そして2008年3月4日通いはじめて4~5ヶ月頃、状態はかなり落ち着き、先生から二日に一回だった漢方風呂は、一週間に一回でいいと言っていただき、この途中経過の手記も書くように言われました。うれしかったです。
少し遠方という事もあって、二回に一回はお薬を送っていただいていますが、来院した時には、松本先生がいつも元気に「治してあげるからね」と、力強く握手をしてくれるので、また元気をもらいに行きます。これからもよろしくお願いします。
2009年1月17日 最後の手記
息子は、生後間もない頃からアトピーで、松本漢方クリニックを知るまでは、いろんな病院でステロイドの塗り薬、飲み薬が処方されていました。でも、こんな小さな子どもにこんなきついお薬っていいの?という疑問があり、飲み薬は一切飲まさず、湿疹や傷のひどいところにだけぬり薬をつけていました。顔も、かきむしってひどい状態の頃もありましたが、顔にステロイドの塗り薬をつけることが、 どうしても抵抗があり、顔は一度もつけませんでし
た。ステロイドの塗り薬は、はじめて塗った時は、怖いくらいに効いてすぐに湿疹等も消えましたが、.再びひどくなった時に塗っても、あまり効かないので、こうやってどんどんきついお薬になっていくのかな~?と、とても怖くなっていました。ちょうどその頃、知人に松本漢方クリニックを教えてもらい、主人と相談して、リバウンドや費用等、いろんな覚悟を決め来院しました。せんじ薬は、はじめ飲むのをとても嫌がって、大変でしたが先生がおっしゃってた濃い目のカルピスで、息子はすぐ゛にゴクゴク飲んでくれました。漢方風呂の方は、長時間入れるようにと息子の好きなプラレール(電車のおもちゃ)を持ち込んで、湯船の周りにレールをつくって電車を走らせたり、アイスクリームを食べたりと、少しでも長く入るように、家族みんなで協力しました。その他にも消毒、赤い塗り薬・・・と慣れるまでは大変でしたが、もう疑問を抱きながら、ステロイドのお薬を塗らなくてもいいんだという、精神面でとても楽になっていました。リバウンドはステロイドのお薬を塗っていた部分が、やはり最後の最後まで出ていて、しつこかった気がします。
でも想像していたよりは、全然ましでした。先生もおしやっていましたが、飲み薬は一切飲まさなったし、ステロイドはよくないと頭の隅にあったのがよかったみたいです。松本漢方クリニックでお世話になりはじめて一年三ヶ月、ほとんど湿疹もでなくなり、夜中にかゆがって体をかいては、何度も起きていた息子も、いつの間にか朝までぐっすりになっていま
した。2009年1月17日先生に、今日で一応終わりにしようと言っていただき、最後に家族全員に握手してくれました。晴れやかな気持ちで帰りながら、あのまま息子が、一生薬漬けの生活をしていたと思うと、ゾッとしました。松本漢方クリニックに出会えたこと、本当に感謝しています。先生をはじめ、看護婦さん、スタッフの方々、お世話になりありがとうございました。
これからもアレルギーを楽しみながら、生活していきます!!
松本漢方クリニックへ初めて行ったのは、忘れもしない2001年3月25日でした。前日の24日に、主人とやけになって、ステロイドを処方しない漢方のお医者さんを、インターネットで探していた所、たまたま松本漢方クリニックのホームページを見つけ、「ここだ!」と思い、あくる朝、早速とんでいきました。
息子は、生まれて間もなく湿疹が出始め、1ヶ月検診の時には、先生から“重症の方やね”と言われました。変に生真面目な私は、毎日非ステロイドだから大丈夫と思い、せっせと塗り続けました。1ヶ月程度で湿疹は影をひそめましたが、寒くなった冬に一気に悪くなってきました。
あわてて短期間で何軒か、小児科、皮膚科等行きましたが、全て処方は同じ、ステロイドを処方されました。
ステロイドを塗った箇所は1日で怖いくらいみるみる良くなったものの、休薬期間になると、2倍も3倍も悪くなっていて、湿疹は戻ってきました。よく先生方は、「使い方がまずいから、良くならない。」と言われますが、正しく指示通りにしてもダメでした。
「この方法はやめよう。」そう決心しましたが、かと言って、別の方法も見つからず、母乳だけで育てている私は、厳しい食事制限と、息子のアトピーとの戦いで、本当に身も心も弱ってきていました。“なんでうちの子は、こんなにもひどいんだろう・・・”侵出液でズルズルの我が子を見る度に、涙していました。どんなに気をつけても日に日に悪くなるアトピー。どこに言っても処方が同じなので、病院にも行かず、“ごめんネ、病院も行かずに・・・”心の中で息子に申し訳なく思う日々がしばらく続きました。
その頃、たまたま「アトピーは抑えるからダメ、出して治す」という本に出会い、それだけを頼りになんとか過ごしていました。
松本漢方クリニックの手記をコピーし、よく似た子供さんのものを、とにかく読みあさりました。それからは、それを支えに、松本漢方クリニックの治療をスタートさせました。
最初は1日2回漢方風呂に入れました。ほんとに少しずつ、少しずつ赤みが引き、治りはじめた皮膚からは、今までなかったうぶ毛が出はじめました。うぶ毛のはえた所からは、もうひどいくずれはほとんどなく、リンパ液もなくなりました。
良い日と悪い日を幾度となく繰り返し、そのうち調子の良い日がほとんどをしめていました。数ヶ月に一度、突然思い出したように、湿疹が出たりもしましたが、1~2ヶ月で引いていきました。
今は年に一度、寒くなり始めた頃に出ますが、とにかく、あのときのどん底の状態から救って頂いたのは、松本漢方クリニックのおかげだと思います。できるなら、あのよくなる漢方風呂(不思議です)に保険がきけば、もっとより多くの人が助けられるのになと思います。
最近、アトピーが苦で、心中された家族のことを知りました。本当に胸が痛みます。
「アトピー手記」匿名希望8歳 6歳 2010年10月2日
松本漢方クリニックにお世話になって
次男が生まれ2ヶ月ほどした頃、顔に湿疹が出始めました。どんどんひどくなり始め、耳の下あたりはじゅくじゅくしていました。たまらず病院へ行くと案の定、ステロイド(リンデロン)を処方されました。ステロイド剤については以前書店でふと手にした本にステロイド剤の恐ろしさ。というような本を少し読んでいた事があり、本当に大丈夫なのかと思っていたので、先生に「ステロイド剤と言うのは大丈夫なのでしょうか?」と聞くと「処方の仕方さえ守れば大丈夫ですよ。」と言われ子供が掻いて泣いているのを見るのもつらく、恐る恐るつけてみると一度でさっと治ってしまい、普通なら喜ぶのかもしれませんが、一度で治った事のほうが怖く思ったのを覚えています。そしてやっぱり塗るのをやめると同じようにじゅくじゅくしてきました。「やっぱり。」と思ってすぐにやめました。でもその後どうすればいいのかわからず、とりあえず近所の病院を何件かまわりました。1件はやはりステロイドを処方され、「ステロイドを塗ってもやめるとすぐにまた出るのでは?」と先生に言うと「ゆるいのから始めて治ってきたら徐々に使わなくしていけばいいのです。」とちょっとムッとされ診察中もずっとムッとされていました。お金を払うため受付の前の椅子に座っていると涙が出てきました。こっちは納得したくて聞いているのに何故ムッとされなければいけないのかという思いと子供を治してあげたいと言う親心まで踏みにじられたような気持ちでした。その頃の次男はもう顔だけでなく足もじゅくじゅく、特に顔はひどく両頬を掻きむしり血だらけになって、夜もちょっと寝てもすぐにかゆさで目が覚め、その度にきつくかかないように、私がゆるく掻いてあげて眠りにつき、また少しするとかゆさで目を覚ますの繰り返しでした。その姿を見て何度も泣いていました。
でも、やはりステロイドを使う事に納得できない私は、もらったステロイドを使わず、つぎの病院を探しにいきました。2件目の病院はアレルギー専門と書いてあり、受診した時にステロイドを使いたくない旨を伝え、その病院では漢方薬の内服とワセリン、そして皮膚にペタペタするようにと電解水をもらいました。が、それと同時に抗アレルギー剤の粉薬とぜんそくの予防薬の粉薬を処方されたため、ステロイドを処方されなかった事に安心したのも束の間、一転、アレルギーをおさめる薬って・・・飲まなくなったらまた出るのではないの?という疑問とぜんそくの予防薬って・・・喘息でもないのに何故飲むの?という疑問で不信感がつのり、疑問には思いましたが、そういう処方をする先生に何故処方されるのですか?と聞いても多分あたしが知りたいと思う答えは返ってこないだろうと思い、聞かないで帰りました。そしてもらった薬は飲まずに捨てて、漢方薬とワセリン、電解水は使用しましたが、効き目はありませんでした。
それからアトピーに効くといわれるものはいくつか試してみました。まず、温泉水。温泉水を患部にひたすらぺたぺたする。一日何回も。この方法は良いのかどうかわかりませんでしたが、ステロイドを使わず治したい一心で必死でした。これは少しずつですが、きれいになりはじめ、皮膚がぽろぽろ新しくむけていく感じでした。しかし、少し綺麗になるのですが、そこからは良くはなりませんでした。
つぎに広告に載っていた薬草を使った石鹸、ぬり薬、お茶などを用いて治すというものを知り、すぐに買いに走りました。これもすごく良くなるというという事はなく、少しずつ綺麗になっていく程度でした。
その頃かぜをこじらせ肺炎にかかり入院となり、そこでもやはりアトピーの事を指摘され、ステロイド薬をすすめられましたが、断りつづけ使用しませんでした。退院時にやはり抗アレルギー剤を大量に処方されそれを持ち帰る自分が何故どこの病院も同じ事しかしてくれないんだろう。と途方にくれた気持ちで帰ったのを覚えています。
そして毎日アトピーという言葉をパソコンで検索をしていました。そして松本漢方クリニックの手記にヒットし、手記の内容から高槻にあるという事がわかり、ホームページを開いて先生のアトピー治療に関する考え、治療法を読み、これしかない!と感激し、やっと見つけた!という思いでした。
わたしが今まで何軒もの病院に対して疑問に思った、ステロイドを使わないと治らないのか?人間本来の自然治癒力というものはどこへいってしまっているのか?など、全ての疑問が晴れて行くようでした。
ほんとにわらをも掴む思いで次の休みには病院に行き診察を受け救われた思いでした。その日から消毒、お風呂の漢方、赤い塗り薬を処方してもらいました。ステロイドと違い、思う存分薬を塗ってもいいという気持ちがとても心を軽くしてくれました。それと傷がひどいときは抗生物質を処方してくださるのも安心でした。
少しずつですが綺麗になり、また少し後戻り、そして又綺麗になり・・・を何度か繰り返しました。そして治療を始めて9ヶ月目ぐらいには顔など見えるところは血だらけだったなんて信じられないくらい綺麗になり、その頃三男が生まれ、三男も2ヶ月ぐらいすると発疹が出てきましたが、次男の時のように焦る気持ちはなく迷わず松本先生に診てもらいました。そして、その日から一人ずつ順番にお風呂へ入れていました。次男は1時間近く一緒に入り、三男はまだ小さいので短い時間から少しづつ長く入浴するようにしました。朝も消毒とお風呂の薬湯をぺたぺたし赤い薬を塗って・・・昼間は保育所に預けていたので薬を持参し、昼間は保育所の先生に頼んで薬を塗ってもらっていました。
治療の間の風邪をひいた時も漢方のせんじ薬を処方してもらいました。熱をだしてもほんとによく効きました。わたしも風邪をひいた時は処方してもらい飲んだことがありますが、体がすごく楽になるのです。熱をだしたときは一応近くの病院に連れていき、診察をしてもらいましたが(風邪以外の病気だった時、後々一度診察してもらっておいた方が良いと思うのもあり)、もらうかぜ薬は飲ませず、松本先生に処方してもらいせんじ薬を飲ませていました。もともと熱を出すのはウィルスを殺すために発熱するのに何故解熱剤を飲ませるのだろうと思っていたので解熱剤などは飲ませた事はありませんでしたが、薬を断ると何を言われるかわからないので黙ってもらって帰るしか仕方がないのです。
しかし、アトピーは二人とも足だけはひどいままだったので治療はつづけていました。それも三男が1歳半、次男3歳になる頃には二人とも足の一部だけが残る程度になっていました。今では本当にアトピーだったの?と言われるぐらい綺麗です。手記を書くのが遅くなってしまったため(すみません!)風邪薬などはたまに処方してもらいますが、今、アトピーに関しては少しかさついた時、湿疹ができた時残り少ない赤い薬を塗るぐらいです。
途中アトピーが治まりかけて気持ちが軽くなっていたのも束の間、次男がぜんそくの発作を起こしました。初めてだったのでそれがぜんそくの発作と確信がなく、とりあえずチアノーゼが出ていないかだけを注意し、一晩明かして病院に連れて行ったときには「中発作」と診断され、吸入してから点滴をしますと言われました。点滴って多分ステロイドだろうなと思い、どうしてもステロイドを点滴したくなくて勇気をだして断ると先生はさすがに驚いたようで「お母さん、即入院してもおかしくないぐらいの発作ですよ。それを点滴しないなんて。」と言われましたが、どうしても嫌で「すみません。」と断り続けました。心の中では一刻も早く松本先生にお電話して薬をお願いしたいという気持ちと、ほんとに連れて帰って大丈夫だろうか?という不安な気持ちでした。さすがに吸入は断る事が出来ず、吸入だけはしました。帰り際に先生に「このまま帰っても必ず発作が出て夕方病院に戻ってくると思いますよ。ぼくはこの子の事も心配なので、発作が出たらすぐに連れてきて下さい。」と言われて帰ってきました。
帰ってすぐに松本先生にお電話をし、経緯を話しました。吸入してしまったという罪悪感みたいなものを抱えながらの電話だったのですが、松本先生は「お母さん、それで正解。」と点滴せず吸入で帰ってきたことをそう言ってくださり、わたしを肯定してもらった事と、安心感とで涙が出そうになったのを覚えています。
そしてすぐに喘息の薬をすぐ送ってあげると言って下さったのですが、待ちきれず主人に取りに行ってもらい昼すぎに1回目を飲ませました。近くの病院の先生が言った「発作が出て夕方又必ず、病院に来ますよ。」という言葉が私を不安にさせていましたが、夕方も無事過ぎ2回目、3回目と薬をしばらく毎日のませました。・・・何の事はない、それ以来大きな発作など出た事がありません。
次男がぜんそくを起こした次の日に三男も続けてぜんそくを起こしましたが、同じようにせんじ薬を処方してもらい飲ませました。もちろん、陥没呼吸もすぐにおさまりました。三男もそれ以来大きな発作はありません。
アトピーの経過など上手く書けませんでしたが、あたしが手記を書ける日がきたとき書きたかったことがあります。
アトピーもぜんそくも普通の病院の治療をさせずに治したいと思うとき、子供が小さいうちは子供が治療方法を選べず、親が治療方法を選んで治療をすることになるので途中で本当に自分の選択で間違っていないのか?と迷うこともあります。それは自分自身でアトピーだけでなく色んな病気の根本を知ろうとしなければ、本当の治療が見えてこないと思うのです。色んな治療を見てみてください。
例えば、最近では食物アレルギーの画期的な治療法としてアレルギーの原因物質をアナフィラキシーに注意し少しずつ摂取し、摂取量を増やし最終的には食物アレルギーが克服できるという治療法が取り上げられていますが、そんなことは松本先生が随分前から言われていて方法は違いますが、今されている治療がまさしくそれですし、花粉症も同じく最近になって原因物質を花粉症になる季節の前に投与するという治療法がされています。そしてアレルギー反応の原因として有害・化学物質よる発症が言われていますが、それも随分前から松本先生が言われています。
松本先生は「死にそうなときだけステロイドを使い」と言われました。たくさんの事をしなくても最後の最後まで自分の力で治していける力を人間は持っているのだと思うのです。自分で治す力を発揮することを繰り返し、
最後には免疫寛容にたどり着くことができる。それを簡単にたくさんの薬、
または症状以上の薬を処方する。そしてそれで治ったと思ってしまう。
とても怖いことだと思います。
そういう薬を処方するお医者さんを見ると本当に患者のことを思って治療してくれているのだろうかと疑問に思うことさえあります。
そして逆に言えば松本先生が言われているのは死にそうなときはステロイドを使っていいということではないのでしょうか。前者の医者とは別に医学的、
医療的根拠も確かではなく、この治療法だけすれば治ると危険な治療を勧める方もいます。それをまた松本先生と一緒にするのは違うと私は思います。
治療してくださるのは先生ですが、先生を信頼し治療をすると決めるのは自分なので、それを決心し諦めず治療していくには、先生の治療方法に確信を持って治療をしていけば迷わず治療していけます!そして先生はとても子供たちに優しく接してくださります。これから治療していこうと思われる方、
今治療されている途中の方、本当につらい過程もあると思います。
でも頑張って治療を続けてください!
そして松本先生、本当に長い間治療して下さりありがとうございます。
これからも松本先生にはお世話になりたいと思っておりますので、
どうぞ先生、お体お気をつけていつまでも元気で頑張って下さい!!
今日は2回目の受診でした。今年五月末に初めて受診して早3ヶ月近く経ちました。先日、電話で、「ずいぶん良くなったのですがいつまで治療を続けるのでしょうか?」とお尋ねすると、「そんなもん診んとわからへんわ。一回見せてや。」との先生のお言葉。それもそうだと、朝6時半に家を出て夫に車で駅まで送ってもらい、電車~新幹線~電車と乗り継いで医院に着いたのは9時。
医院を出たのは11時過ぎでした。正直、手間もお金もかかります。共働きの我が家では時間のやりくりも大変です。それでも、あきらめていた「アトピー完治」に手が届くところまできたことで、私も、夫も、そして私たちの親(娘の祖父母)も、皆が本当にうれしい気持ちでおります。
娘にアトピーらしい兆候が現れたのは、生後3ヶ月のことでした。
それまではすべすべの赤ちゃんの肌だったのが、頬が真っ赤になり、手の届く限り体を掻き毟るようになりました。小さいながら、いかにも痒そうに体をくねらせて辛そうに泣くのです。私は医療従事者ですから、どうすればよいのかまずは片っ端から調べました。小児科医の言うとおりのことを忠実に(神経質すぎるくらいに)守りました。処方された薬を几帳面に塗り、あるいは内服せ、皮膚はいつも清潔にし、寝具は頻繁に洗い、母乳の質がよくないのではと、私が食べるものも極度に制限して体に悪いと思われるものは一切口にしませんでした。母乳をやめてからも、娘の口に入るものには常に気をつけていました。
それでも、どれだけ頑張っても、一向に良くはならないのです。夜は痒みで熟睡できず、夜中に何度も起きては「掻いて!」と叫ぶ度に寝付くまで体を掻き続ける毎日でした。痒み止めを飲んでようやく眠れる程度、それでも必ず何回かは起きて「掻いて!」を繰り返します。私も昼間働いていて眠いのですが、自分で掻かせると全身血まみれになってしまうほど強く掻いてしまうので、
眠りにつくまで背中を掻き続けるのです。何がいけなかったのか、私のもともとの体質が悪く、それが娘にひどく出てしまったのではないか、
妊娠中に自分の食べるものに十分気をつけなかったのがいけないのではないかと娘に申し訳ないと思う日々でした。何とか治してやりたいと、良いといわれる事はとにかくやってみました。職業柄、ステロイドの怖さは十分にわかっていました。リバウンドの怖さも身近に見てきました。それでも、皮膚がひどく見るにたえない状態になると、小児科医の「短期間だったら問題ない」との言葉にすがるようにして、つい塗ってしまうのです。保育園時代は、夏場は決まってとびひになり、皮膚がぐちゃぐちゃで本プールにも入れず、本人もお友達にいろいろ(皮膚が汚いなどと)言われたと泣いて帰ることもしばしばでした。それで、かわいそうになって塗ってしまうのです。そんなことを繰り返しながら、いつしか本人も私も半分あきらめたような状態になっていました。そして、小さいときよりはましになったね、大きくなったらきっとずいぶん良くなるよと言いながら、ひどい時期(特に春先から夏がひどい)だけ受診して治療を受けていたのです。なるべくステロイドは避けようとだけ思いながら。その時は、アトピーとは完治しないもの、うまく「共存」していかざるを得ないものと思い込んでいたのです。今年の春も例外ではありませんでした。暖かくなってくるとだんだん痒みが増して皮膚が汚くなるのです。それで今年は思い切って、小さい頃から通っていた小児科でなく、近所に新しく出来た「小児科、アレルギー科」を標榜している女医さんのところに連れて行ったのです。
優しい先生だと評判だったこと、アレルギー治療に熱心だと人から聞いたことで、たいそう期待して受診しました。でも、娘を見ての先生の第一声は、「こんなになるまで放っておいて。こんなに汚い皮膚だと娘さんがかわいそうでしょう?どうしてきちんと治療を受けなかったんですか?」という言葉でした。
そして処方された薬は今までと全く同じもの。抗アレルギー剤、保湿剤、痒み止めの内服・・・。ああ、やっぱり駄目か、この子は一生アトピーと付き合っていくしかないのかとひどく落胆し、今まで「怖い」ステロイドを避けようとしてきた私の中途半端な態度がかえっていけなかったのではないかと自分を責めました。そんなころでした、松本漢方クリニックのことを知ったのは、本当に偶然でした。ちょうど5月中旬に職場で新入社員歓迎会があり、そこに、少し前に退職した看護師が来ていて席が隣になったのです。それほど親しく話したことはなかったのですが、たまたま彼女が子供を連れてきていて、その子が何でも食べているのを見て、「いいねえ、こんなにきれいな皮膚で、何でも食べれて。うちなんかアトピーがひどくて・・・」と愚痴ったのがきっかけでした。
彼女から、その子が生後すぐからひどいアトピーで苦労したこと、大阪の病院でステロイドを使わない漢方治療をして治したことを聞いたのです。それを聞いたときは、ものすごい衝撃でした。でも、少しも疑う気持ちにはなりませんでした。彼女自身が優秀な看護師であることは一緒に働いていてわかっていたからです。彼女から話を聞いて帰宅後すぐにホームページで根拠と理論を熟読し、五月末には娘を連れて受診しました。治るならできる限りのことをしたいと先生に伝え、絶対治るからとの言葉を頂いて本当にうれしかった。そしてその言葉通り、受診した夜から漢方の煎じ薬と薬湯のお風呂を開始し、肌がしっとりしていたのには本当にびっくりしました。今までどんな入浴剤を入れても、保湿剤を塗っても、すぐにかさかさになってしまう肌だったのです。
人から良いと言われるものは片っ端から試しましたが、これほどすぐに効いたのは初めてでした。そしてその夜から、娘は熟睡できるようになり、痒いからと私を起こさなくなったのです。先生から、痒いなら掻いてもいいと言われたことで、精神的にも楽になったのかもしれません。今までは、私が、掻いちゃだめと言いつづけて来ましたから。そして、現在、たった3ヶ月で娘は見違えるほど良くなりました。あらかじめ聞かされていたリバウンドというものも今まで特になかったように思います。私の今までの苦労はなんだったんだろうと思います。そして、松本漢方クリニックに出会わなかったら今頃まだ娘はぼろぼろの肌で苦しんでいたと思うとぞっとします。あの頃の私の精神状態を考えると、もはやステロイドへの抵抗もあきらめ、小児科医の言う通りにせっせとステロイドを塗り込んでいたかもしれないのです!治療前はステロイド入りの軟膏を塗っていた首すじ、肘や手首の内側、わきの下、膝の裏などはまるで象の皮膚のように固く、変色していました。それが、治療を始めてから信じられないことに、少しずつきれいで柔らかな肌に変わってきているのです。夜中に寝ている娘の頬や首筋をなでると本当にうれしくなります。そんなわけで、縁あって松本先生の治療を受けることが出来た、この縁というものに心から感謝しています。娘には財産は残せないけれど、健康な体と心を残したいとかねてより願っていた母親として、ぎりぎりで間に合ったのかなという思いです。痒みから開放され、掻き毟った汚い皮膚から開放され、いろんな制限から開放された娘を見ていると本当に良かった、もうひとふんばりだと思っています。そして、アトピーで苦しんでいる方達にもぜひ松本先生の治療を知ってもらい無駄な治療、害のある治療を受けないように、伝えていきたいと思っています。
ご無沙汰しています。手記を書くのが遅くなり申し訳ありません。
さかのぼること2006年の10月頃から3歳の娘が滑り台をすべるだけで蕁麻疹のようなものがでるようになり、近くの病院へ通いました。
1ヶ月通ったのですが、よくなるどころかひどくなる一方で、
全身に蕁麻疹がでるようになってみるにみかねる状態でした。
血液検査をしても反応はなく、違う病院へもいってみましたが、
アレルギーを抑える薬を飲むだけで一向によくなりません。
全身かきむしっているので病院の先生にも「()アトピーみたいになっているね」といわれ、とってもショックでした。
そんな時同じマンションの人に松本先生のことを教えていただきすぐに主人と一緒に行かせていただきました。
ちょうど4歳1ヶ月のときでした。漢方を飲ますのは最初とっても大変でしたが、本人もがんばってくれたおかげで、全身にでていたのが、一部部分になり、毎日でていたのが、2日おきになりと、目に見える回復力でした。
それから半年、ほとんど蕁麻疹が出なくなりました。
一時は娘が体を掻いていているのをみて、かわいそうで涙がでる日々でしたが、
今ではとってもきれいな体になりました。
あと松本先生のところで処方されている赤いクリームは保湿にとってもよく今でもぬらせていただいています。
またなくなったらお世話になると思います。
ほんとにありがとうございました。(乱文で申し訳ありません。)