私のアトピー

私は小さい頃はヒザやヒジの内側がカサカサになり、皮膚科で出してもらった薬を塗る毎日でした。大きくなっても出たり治ったりをくり返し、病院では「アトピーは一生治らない。」と言われていました。アトピーが一段とひどくなったのは社会人になってからでした。慣れない仕事などのストレスのせいなのか、顔が赤く痒くなり、それが全身にひろがっていきました。眠っているときもかきむしり、毎日シーツに血がにじむほどでした。成人式の写真も、着物を着て写っていますが、顔が赤く腫れた状態なので、今でも見ることなく封印しています。

そんな中、近所の人に松本漢方クリニックのことを聞き、ネットで調べ、来院しました。初めて松本先生に会った時、「すごいパワフルな先生だな。」と圧倒されました。松本先生は「アトピーは絶対治る。治してみせる。がんばろう。」と、手を握り言ってくれました。「一生治らない。」と言われていた私は、涙が出るほどうれしい言葉で、先生について行こう、がんばろうという気持ちになりました。その日から、漢方の入浴と飲み薬が始まりました。

３日後、顔・ヒジから上・ヒザから上の全身が痒く、ジュクジュクになり始めました。痒くて眠れない日が続き、泣いていました。リバウンドがあるとは聞いていましたが、こんなに痒いなんて・・・。今までなったことのないジュクジュクになったので、こんなになるなら始めなきゃよかったと正直思いました。でも、もう始めたからには松本先生を信じてがんばるしかないと思いました。

朝起きると、リンパ液で顔も体もつっぱり、しみる消毒液を塗りシャワーで洗い流し、急いで薬を塗るということを繰り返し、お風呂は長く入るため、母と一緒に入り、話し相手になってもらいました。私の皮膚で、布団や部屋がいつも粉でいっぱいの状態でしたが、母はいつもきれいにしてくれていました。

そんな毎日が３年ほど続き、両親の支えもあり、少しずつよくなっていきました。その後、結婚し、妊娠をきっかけに第２段が始まりました。指輪が入らないほど手は腫れ、腕も痒くなり、大きくなっていくお腹もぶつぶつができて、どんどんひどくなっていきました。出産前後の２週間はきれいになったけれど、案の定、また出てきました。腕は今まで見たことのない程、赤黒く固く腫れ、顔も首も痒い、掃除をしても私の皮膚が落ちている状態・・・。主人には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

出産１年を過ぎた頃、私の体にも変化が・・・。赤黒かった腕が徐々にきれいになり、顔の痒みも少なくなっていきました。手の腫れがひき、指はカサカサが残っていますが、指輪が入るようになりました。今は手首、首、顔、指にカサカサが少し残っています。飲み薬は毎日ですが、入浴剤は３日に1度となりました。ここまでよくなったのも、両親と理解があり支えてくれている主人のおかげだと思っています。松本先生と出会って6年、完治までまだかかりそうですが、がんばろうと思います。

２歳息子のアトピー

私がアトピーということで、子供にもアトピーが出るだろうと松本先生に言われていました。生まれてくると、松本先生の言うとおり、他の子よりガサガサな感じでした。先生に相談したところ、産湯に入浴剤を入れるように言われ、その通りにしました。１ヵ月がたち、私と一緒に入り、どんどん赤ちゃんの肌になっていきました。それでも、首の後ろやひじの内側にアトピーが出始めたので、１歳になったころから飲み薬を始めました。

私は１度もおいしいと思ったことがないのに、息子は「あー、おいちい。」と言って飲んでくれます。２歳の今、まだ痒がったりしますが、見た目はほとんどきれいです。親子共々、もう少しがんばろうと思います。