松本漢方クリニックへ初めて来たのは、子供が1歳になる前の頃でした。
私の妹がアトピーで松本漢方クリニックでお世話になりアトピーが良くなったのをすごいなと思っていたので、娘の肌がガサガサで痒がるのを見てアトピーではないのかな?と心配になり、もしもアトピーなら早いほうが治りも速いと思い伺いました。幸い娘の場合はアトピーも酷くなく、入浴剤と赤い塗り薬(紫雲膏)だけでよかったのですが、最初はお風呂の前の消毒も痛くて泣いてばかりしていましたし、子供をお風呂に長時間入れるというのはなかなかうまくいかず、少しだけでも浸かってくれればと日々格闘しておりました。赤い薬も我が家では天狗さんにもらったなんでも治る薬なので、痒い時やカサカサの時にぬったら治るんだよと言って説得して顔や体に塗っていました。
一番大変なのは、物心がつき始めた2歳くらいから消毒は痛いから嫌!!お風呂に入りたくないと逃げ回っていましたし、赤い薬は臭いから嫌だと塗らせてもらえなかったりと手を焼いた時期もありました。
季節や体調によって酷い時もありますし、子どもなので色々と病気にかかる事も多く不安に思う事もありましたが、その時は松本先生がその症状に合った漢方を出してくれましたし、困ったら電話しておいでと自宅の電話番号を教えてくれたりと本当に親身になってくれた事をとてもありがたく思っています。
そんな娘も今年で4歳になり今では天狗さんの薬を自分で顔に塗たり、痒い時には持って来て薬塗ってと言うようになりました。
最近では蕁麻疹が出てびっくりして松本先生に診てもらいに行った時に、これは治ってきているからやからと言われ時は後もうちょっと、がんばろうと心強く思いましたし、ここに来て間違いなかったと確信しました。
現在は良くなってきたおかげで染みるのもなくなり、薬草風呂も楽しんで入っています。その効果は娘だけでは無く一緒に入る私たち家族も実感しています。
薬草のお風呂に入ると血行が良くなり、いつもでもぽかぽかしてお肌もしっとりしています。
最初は漢方の匂いが苦手だった我が家もすっかり漢方好きになってしまい。
漢方の匂いを良いにおいと思うほどです。
これからも色々な病気をしたりして松本漢方クリニックにはお世話になると思いますが、松本先生がいるから大丈夫と思い、娘の為に頑張ろうと思います。
これからも宜しくお願いします
手記の提出が大変遅くなりすみませんでした。
私は子供にステロイドは数回しか使用しませんでした。初めて使用した後(生後7ヶ月)ひどくなった様に思えて、色々調べると副作用がある事を知り怖くなって2日程塗って使わなくなりました。松本先生に会えたのは3歳になる前でその間は良いと言われる自然のものとか、掻かさないようにと必死に耐えどんどんひどくなる一方でした。友人に「ひどいね」と言われどうにかしないといけないと思い本気で探し始めたのです。色々あった中で松本漢方クリニックのHPを見つけ「ここへ行きたい!」と思い行きました。
いつも風邪の時飲ませていた市販の子供用の風邪薬の説明書を持って行き「風邪の時、飲ませていたのですが」と、言うと「これには抗アレルギー剤が入っている」と言われ知らなかったのでびっくりしました。
子供用でも関係なくそしてあらゆる薬には入っているのだと知り、難しい薬品名で書かれて一体何なのかわからないものが多すぎるし、知らなすぎると気付かされました。治療し始めやはりかゆみがどんどん増し、しかし掻かせていいので掻かせました。夜中もかゆみで起きその都度赤の軟膏をすり込んでいました。
毎日2時間みっちりお風呂に入るのを3ヶ月(6月から8月)続け、その間ひどくなったかのように思えたときもありましたが、3ヶ月の間に今まで夏でも着せた事がなかった、半そでを着せれるようになり盆に海にも行けるほど肌が変化していました。3ヶ月でお風呂は2日に1回で良いよと言われました。
でもまだかゆみはありしかし今まで夜中かゆみで起きるのが普通だったのが気付けばおきる回数が激減していました。
4ヶ月過ぎ先生に手記を書いてくださいと言われましたがまだかゆみがあったのでまだもう少しと思ってすぐに提出しませんでした。
その後年が明け4月頃今までなくなっていたアトピーの肌が又出現しました。松本先生に聞くとイネ科の花粉のせいで年に一回しかあわないから
あらゆるアレルゲンに対応するまでは仕方ないと思い又お風呂に週1回のペースで入り出しました。
しばらく入ってなかったので又ひどく出てくるのではと思いましたがそれは全くなく様子を見て入ったりしていました。
又アトピーが出てきたらお風呂に入ったらいいと思っています。
完治したかは検査しないと言い切れないからです。
でもいづれにしてもこの治療でアレルゲンに対応出来る体になるのだから心配はありません。
今本当にアトピーの肌はどこにもありません。
その間に次の子が生まれすぐに顔にアトピーが出てすぐ松本先生の所へ行き3日に1回入れなさいと言われ又始めました。
初めひどく出ましたがしばらくして引きでも離乳食が始まり出たり引いたりが続いて1歳になります。
この治療は忍耐と信じて続ける気持ちと家族の協力が不可欠です。1つでもかけると中途半端になってしまうと思います。
下の子もあらゆるアレルゲンに対応する体になるまではがんばります。
生後1ヶ月頃からポツポツとニキビの様な赤い湿疹が少しできていましたが、産院で母体からの女性ホルモンの影響でニキビができることがあると聞いていたので、特に気にしていませんでした。生後3ヶ月頃になると、目元をよくこするような仕草を見せるようになりました。身体全体が乾燥しだし、湿疹が出きるようになったかと思うと、その湿疹から汁が出るようになりました。その時点で初めて病院を受診し、アトピーと診断されました。身体にできた無数の湿疹に対し、仕方がないので全面に弱いステロイド軟膏を塗るよう指示され、その事に抵抗を感じた為、以前話に聞いていた松本漢方クリニックについて調べ始めました。(この時、私自身アトピーでステロイド軟膏を使っていた経験があったので、絶対ステロイドは使いたくない!というほどの気持ちは、実はありませんでした。ただまだあまりにも小さな娘の身体全面にステロイドを塗る事は、どうしてもする気にならなかったのです。)
手記を読んで過酷な状況が想像され、踏み出す勇気がなかなかでませんでした。しかし、このまま何の治療もせず泣き叫ぶ娘を放っておくわけにはいきません。HPに載っていた先生のアレルギーに対する理論を、夫婦で何度も何度も読みました。そして私たちなりにそれを納得する事が出来たので、治療に挑戦してみようと思いました。
治療はというと、生薬を煮出す→1時間入浴→消毒→生薬を塗る→塗り薬を塗る、とひたすらその繰り返しでした。1日目は30分入浴しました。全身真っ赤になりすごいかゆみなのか号泣して掻きむしっていました。2日目には気持ち良さそうに1時間入り、3日目にはうそのようにきれいになり、こんなに効くのか?!と驚いていましたが、その後だんだんと湿疹が出てきて、見ている間にもとのぶつぶつの状態に戻りました。
その後は、かゆみが出る→湿疹が出き掻きむしる→その傷が治っていく、というサイクルで常にどこかに湿疹ができ、汁が出ている状態でした。
5月頃(漢方開始2ヶ月)がピークで、頭皮が汁まみれで、前頭部の髪の毛がなくなっていました。日中も常に手袋をつけていないと、泣きながら掻きむしり、顔中傷まみれになって流血する事もありました。肩の一部は特にひどく、ヘルペスの様に盛り上がり、ちゃんと治るのかとても心配でした。先生には、どんどん掻き壊してアレルギー物質を外に出すように言われましたが、ジュクジュクに掻き壊されたところを手加減なしに掻こうとするのを黙って見てはいられず、手袋をつけたりなるべく傷が広がらないようにしていました。
この時期は効果も目に見えては分からず一番つらい時でした。このまま治療を続けるべきか夫婦で何度も話し合いました。そして、とにかく5ヶ月続けよう!と決めてからは、何も考えず「生薬を煮出し→薬を塗る」までのその一連の動作をただ黙々と繰り返す、そんな日々でした。
その後も、かゆみが出ては治っていくサイクルは変わらずでした。ただ、その波の振り幅が小さくなってきて、掻きむしってもジュクジュク汁が出てくるような事はなくなってきました。そして、傷が治り次のかゆみがでてくるまでの間隔がどんどん長くなり、きれいな状態でいる日が多くなってきました。
7月頃(漢方開始4ヶ月)には、裸になったときに肩やおしりをポリポリ掻くくらいで、見た目にはアトピーだとは分からない程きれいになりました。
そして、漢方開始5ヶ月目の8月に松本先生から治療を終わりにしましょうと言われました。とても嬉しかったですが、まだポツポツと湿疹ができていたので不安もありました。10月くらいまでは私たちもアトピーの事は忘れてしまう程きれいな肌をしていましたが、11月くらいになって背中がザラザラしだし少し痒がるようになったかと思うと、みるみるうちにポツポツと赤い湿疹が出始めました。痒そうだったので、予備にもらっていた漢方を煮出し2回お風呂に入れ、しばらく様子を見ました。湿疹は広がる様子もなく、痒がるものの掻き壊す程ではなかったので、主人と相談し塗り薬で対応する事にしました。
その湿疹も年明けに急にきれいになり、今はすべすべです。残るかと心配していた肩の傷もきれいに治りました。
これからも少しは出る事があるかもしれませんが、またきれいになっていくように思います。
今は保湿剤代わりに残っている塗り薬を塗っているだけです。
大変お世話になり、ありがとうございました。
私の息子は、乳幼児後期検診の時にはすでに、頬に赤くただれがありました。検診時は「乳児湿疹」と診断されました。
その後も頬のただれは治らないため、1歳の時に皮膚科受診し「アトピー性皮膚炎」と診断されました。その時はステロイドを使用しすぐに良くなりました。
その後半年に1回受診していました。かゆみがある時は適宜ステロイド、ザジデンの内服を時々していました。
(2歳10ヶ月)かゆみがひどくなり身体に発疹も出来る・・・ステロイドの段階が強いものに変更、ザジデンの内服はほぼ毎日になる。
(3歳)4月・幼稚園に入園後もかゆみが強く、身体全体が赤くなり本当につらそうでした。汗をかくと痒くなるため、子供が外に行く事を嫌がるようになる。
6月・皮膚はただれ常にジュクジュクしたような状態。幼稚園のプールも参加できず。皮膚科受診は1~2週間に1回するが状態の改善はなく、このころからステロイドを使う事に抵抗を感じ、保湿をして包帯を巻くようにした。少しはましになるが、痒みが強く常に皮膚をかいている状態。
8月・外に出て少し歩いても痒いと泣き、ほとんど外出をしなくなる。以前より高槻に住む友人から松本漢方クリニックの事を聞いていたのでホームページを読んだあと、8月末に受診する。初めて受診したときは不安でいっぱいでしたが、とにかく頑張ろうと思い、1時間の入浴と消毒を実行しました。特に大変だったのが1時間の入浴で、それまで痒さのため湯船につかれなかった
息子をなだめては入れている状態でした。
受診後1週間・痒さがひどく身体全体がむくむような感じ。浸出液もでる。夜もあまり寝むれない状態が続く。3~4週間・今までかくと皮膚がジュクジュクになるのに、入浴するごとにポロポロと皮膚が落ちる様な感じがあり、皮膚が強くなっているように感じられる。
10月・腹部や手に水ぼうそうのような発疹。この時はびっくりして小児科に受診しましたが、水疱瘡ではなく、後で松本先生よりリバウンドである事を教えられる。入浴をすることでポロポロと、はがれる様に落ちて、さらに皮膚が強くなっているように思う。
11月・ひじの内側、ひざの内側と首の周りに少しざらつきがあり、かゆみがあるが、以前の事を思うと本当にきれいになっていました。
2月・松本漢方クリニックに受診、良くなってきているがこれから花粉の飛ぶ時期なので、まだ注意が必要と言われ、入浴は2~3日に1回で良いと言われる。
(4歳)5月・花粉の時期にもそれほどひどくならず、安心する。この頃から汗をかいても以前ほどかゆがらず、本人が希望していた体操教室に入会する。
8月・幼稚園のプールにも全て参加できる。
見た目にはほとんどわからなくなる。
10月・受診,入浴は1、2週間に1回、でよいと言われる。ひざの裏側に少し発疹とかゆみがある。
(5歳)4月、軟膏のみでほとんど大丈夫になる。松本漢方クリニックに連絡すると手記を書くように言われる。まだ少し本人も私も不安が残っていますが、包帯をしていつも泣いていた頃に比べると嘘のように
元気になり、太陽の下で遊んでいる息子を見ると本当に嬉しく思い、松本先生には感謝でいっぱいです。
まだ少しかゆみがあるときもあるので、松本先生にはお世話になるかと思いますが、それもあと少しかなと期待しつつ通いたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。
「アトピー手記【松本漢方クリニックに行くまでの経過】」2歳2007年9月2日
生後1ヶ月顔や首などに湿疹ができてくる。小児科で乳児性湿疹と診断される。その後湿疹は落ち着く、生後6ヶ月顎がみるみるジュクジュクに、顔のラインが湿疹で真っ赤になる。痒くて衣服にこすり付け、患部は皮がむけて浸出液が出てきていた。更に、足首やひざの裏なども切れたりジュクジュク
しはじめていた。同じ頃小児科で血液検査をすると、大豆にすこし反応があり、アトピーの可能性があると診断され、キンダベートを処方される。
ステロイドの怖さを知ってはいたが、あまりにものひどさに副作用を心配しながらも二回程ステロイドを塗ってしまう。すぐに綺麗な皮膚になったが、それが余計に怖くなり塗るのをやめると更に皮膚の状態が悪化してしまった。
生後8ヶ月偶然、松本漢方クリニックに通う友達ができて松本漢方クリニックを知り、HPを読むことになり、すぐに高槻へ向かう。
【治療開始】
松本先生より絶対治る。何を食べても良い。との心強い言葉をかけていただき、頑張ろうと決心。
一日目:すぐに顔の赤みが強くなってくる
五日目:更に顔の赤みが増し、熱を持つ
七日目:赤み、湿疹が少し治まってくる
薬湯は嫌がり長くても20分が限度だったので、一日中生薬をコットンに浸したものをつけ続ける。その後、二ヶ月弱湿疹が出たり治ったりを繰り返しながら、赤みは少しずつ薄くなっていく。血液検査で反応がでた大豆も少しずつ食べさせる。(特に反応はなし)生後10ヶ月湿疹の範囲が狭まる。
生後11ヶ月湿疹がうそのように綺麗になり赤ちゃんらしい肌に。
一歳血液検査での反応は一切無くなる。最初の6ヶ月間は短い入浴時間ながらも毎日薬湯に入っていたが、その後は自己判断で3,4日に一回に。時々、あせもなどで痒がったりしたが、薬湯に入るとひどくはならずにすむ。
【現在】
二歳を迎えた現在、母(私)の妊娠による体調不良により、暫らく薬湯に入れなかった為、首などにあせもが出来はじめたので、また薬湯のお世話になっています。今回、手記を書くことによって、どれだけ息子の湿疹がひどくて、そしてここまで綺麗に治ったのか
改めて振り返ることができてよかった。早く二人目を元気に産み、今度は自分の治療を再開したいと思います。
松本先生有難うございました。これからもよろしく宜しくお願いします。
5ヶ月頃:離乳食を始めると、口の周りが赤くなるようになる。やがて、眉毛のところが少し赤くなり、アトピーだと直感して、松本漢方クリニックへ。入浴と塗り薬の治療を開始。
6ヶ月から7ヶ月頃:治療を開始して、1,2ヶ月ほどで、ほっぺたなど、顔はすっきりと治る。それと引き換えに、背中と腕、足首に湿疹ができるようなる。
8ヶ月から9ヶ月頃:「治っては出て」を繰り返した。背中に湿疹が出なくなる。腕と足首は、まだ湿疹が残る。
1歳頃:いつのまにか、腕の湿疹が出なくなる。足首とふとももの裏に残る。
現在(1歳4ヶ月):薄くはなってきているものの、足首とふとももの裏に、まだ湿疹が残る。
自分(母親)も一緒に、アトピーの治療を開始する。子供はステロイドを使う前に治療を開始したので、リバウンドなど症状も無く、“アトピー”といえども、第三者が見てあまり気付かれることはないまま治療を続けている。私はストロイドを使っていたため、治療を開始して3ヶ月頃に、リバウンド症状が出る。今も、子供よりはひどい状況(明らかにアトピーと分かる状態)だけど、焦ることなく治療を続けて、完治したいと思っている。
松本漢方クリニックの漢方を始めてから3ヶ月半で症状が良くなりましたので、手記を書きます。
息子のアトピーは軽度ではありましたがお医者さんが出されるお薬は必ずステロイドでしたので使用していました。しかし、使っていくうちにこのお薬がとても怖いものに思えてならなかったので、違う方法、治療はないかとさがしていた所、ネットで松本漢方クリニックを知ったのです。
漢方のお薬は正直子供には無理だと思っていました。ですが、松本漢方クリニックのHPで完治された方の手記を読んでいくうちに、たくさんの子供達の手記があり、私達にも可能であると勇気づけられ、どんな治療でどのような経過をたどるのかがくわしく書かれてあって、漢方治療に対する不安を少なくして松本漢方クリニックへ行くことができました。
あと、先生のアトピーの根本治療法を読んで自分で治そうとする力の手助けをしてくれるのが漢方であり体にあまり負担をかけることなく早く治ること、他にも私が感じていたステロイドの怖さのなぞが解かれて書かれてありましたので、読み終えた後は、本当にうれしくてこの先生にお世話になろうと決めました。
今、漢方のおかげでステロイドをやめることができて本当に良かったと感じています。もうステロイドだけは使いたくないです。
ほんとうにありがとうございました。
息子が生後一か月の頃から肌の状態が悪くなり、小児科を受診したところ乳児湿疹と言われ、すぐ治るものだと思っていたら良くなるどころか見る間に顔の掻いたところから汁が出てジクジクしてひどくなって行きました。掻いたら汁が出るので、四六時中掻かないように息子の手を握って、夜も眠れない状態で私がノイローゼになりそうでした。
「ああ、アトピーかも・・・。」姪がアトピーで苦労していたので重い気持ちになりました。そんな時、母が「高槻に行こ!」と言ってきたので「高槻? 行ったことないし何?」 母に話しを聞くと、何年も前に偶然隣り合わせた女性と話をしていて「私はひどいアトピーだったけど高槻のミスドの上の病院に通って治ったんです。」と赤い薬も見せてくれたそうで、母は何かあったらその病院に行こう。とその時思ったそうです。でも、何年も昔の話、覚えているのは高槻のミスドの上にあって、ステロイドを使わない病院ということだけ。母は電車で探しに行ってくれました。帰ってきて「あったよ!」それが松本漢方クリニックとの出会いです。次の日、さっそく伺うと休診日でした・・・。そして、その翌日、生後二カ月の息子を連れて医院に入ると漢方のいい香りがしました。
名前を呼ばれて診察室に入ると「アトピーやね。」と言われ・・・お風呂や消毒の説明をされてパニック。初めの印象は、大変そうだし私にできるかな~? というものでした。そしてついに先生にお会いして、「大丈夫治るよ!掻かせたらいい!」と何とも軽くおっしゃったので、少し拍子抜けするとともに私の気持ちも軽くなりました。いろいろしてくださった先生の話は本当に信用できるものだと思いました。(薬は毒や。などなど)そして、家に帰ってさっそく消毒とお風呂の用意をして一緒に入りましたが、おふろに長時間つかるのは二カ月のわが子には難しくむずがって大変でした。消毒も慣れない時は悪戦苦闘していましたが、慣れれば簡単になりました。数日で顔から出ていた汁は枯れて少しかさぶたのようになり喜んでいました。出たり引っ込んだり出たり引っ込んだりの繰り返しで少しずつよくなって6カ月で顔はすっかりきれいになりました。ふくらはぎが赤くボコボコしていたのは、私がアトピーと思ってなかったので消毒を途中からし始めたせいで最後まで残っていましたが治療を始めて7カ月ですっかり治りました。今でも少し出たりはしますが、すぐひくので安心して何でも食べさせています。母があの女性と立ち話ししなければ松本漢方クリニックのことを知らずに今どうしていたころだろう・・・と思います。めぐり会えて感謝しています。
「娘のアトピー闘病記」(お母様記述)匿名希望5歳2004年4月1日
1.松本先生に出会うまで。
平成14年12月、東京から大阪まで帰省する新幹線の中で、娘の目の下に傷があるのを見つけました。その傷は痛くはなく、とても痒いようでした。病院に行かず、様子をみていました。年の瀬もせまった12月29日、入浴しようと、洋服を脱いだ娘を見て、びっくりしました。お腹と背中一面に湿疹がひろがっていました。いままで肌のトラブルといえば、おむつかぶれかあせもぐらいだったので、びっくりしました。(生後2ヶ月ぐらいで、脂漏性湿疹をしていました。)
翌日、開いている小児科の病院で診てもらったところ、「これはアトピーですね。ぬり薬をあげるので、それを一日に数回、塗って下さい。」と言われ。非ステロイドの軟膏をもらって帰りました。
しばらくその薬を塗っても変わりがないので、東京の家の近くの皮膚科(アレルギー科も併設している)の病院に行くと、そこの先生は「目の下の傷口からばい菌が入り、全身にその毒素がまわって、そうなっている。アトピーではない。」という診断で、ザジデンドライシロップ、ペリアクチンシロップロコイドクリーム、パンデル軟膏とヒルドイドと亜鉛化軟膏をミックスしたものが処方されました。処方された薬の中にステロイド系の軟膏が入っていたので、先生に不安なことを訴えたのですが、「この子はアトピーではないので、ステロイドを長期に渡って使うことはないので、ステロイドで、早く湿疹や傷を治した方が良いですよ。」と言われ、その言葉を信じて、言われた通り、ステロイド軟膏をしっかりと塗っていました。
その後すぐ、母親の私の方がヘルニアになってしまい、入院したり、歩けないような状態が続いたため、前述の病院からもらった薬を使っていたのですが、二ヶ月ちかくたっても一向によくならず、それよりいっそう悪くなっているように感じたので、聞いてみると、「うーん、この子はアトピーになったのかも。お母さんの入院で、ストレスがたまってだろうね。ステロイドをもう少し強くしましょう。」と言われました。しかし私は、ここでもうダメだと思い。その病院に行くのをやめました。
娘がアトピーであるという現実から逃避するために、前述の先生の言うとおり、ステロイドを使っていた自分にやっと気づき、「絶対にステロイドを使わずに、アトピーを治そう。」そう心に決めました。知り合いの子供さんで、アトピーを漢方薬で直したということを聞き、広島の薬局を紹介してもらいました。そこは東京で何回か相談会を開いており、漢方薬も、電話で注文すれば送ってもらえるということで、お世話になることに決めました。
粉薬の漢方薬(黄連解毒湯)、トウキ・カンゾウ・ジオウ・インチンコウを煎じて作る入浴剤、5種類に及ぶ免疫力を上げるという健康食品、そして軟膏(非ステロイド)を出来るだけ何回も塗る事、それを平成15年3月から始めました。漢方薬やたくさんの健康食品を飲ませるのは大変でした。食事の制限もありました。「ステロイドを徐々に抜いていきましょう。」ということでしたが、具体的な指示はなく、「出来るだけ塗らないように」ということだったので、2週間ほどで、ステロイドの軟膏を塗るのをやめました。
それから、すさまじい闘いが始まりました。だんだん湿疹(蚊に刺された後のようなもの)が全身に拡がり、娘は痒みのために、夜も寝ることができなくなりました。朝の6時ぐらいから、やっと少しウトウトできるようでした。でも幼稚園は楽しいようで、そんな悲惨な状況でも通園していました。おやつなどもいろいろ食べれられず。体重も少し減りました。しかしあまり変化は見られませんでした。
2.松本先生に出会ってから。
平成15年6月に、大阪の知人から「高槻に漢方薬でアトピーを治してくれる病院があり、是非いってみて!」と、声をかけてもらい、幼稚園を休んで、大阪に帰りました。玄関を入ると、プーンと漢方薬の香りが充満していて。たくさんの患者さんが待っていました受付を済ませると、「お呼びするまで、これを読んでおいて下さい。」と言われ、分厚い手記集を渡してもらい、しばらくそれ読んで待っていました。名前を呼ばれ、子供と二人で診察室へ入るとまず、看護婦の方から、「どうしてアトピーになるか。」という説明が有りました。その後、採血をして頂くはずでしたが、子供が泣き叫んで嫌がり、出来ませんでした。
そして松本先生に診察して頂きました。早口で、大きい声で、「インターネット見た?誰の紹介?こんなアホな治療してきたんか!ほんま、お前、アホちゃう!そんなことやってたら、治るものも治れへんわ。俺が、絶対に治したるからな!」と言われました。また脂漏性湿疹もアトピーだと、教えて頂きました。今なら、本当に私はアホな事をやってきて、子供に悪い事をしたとわかるのですが、当時は採血もできず、睡眠不足の日々が続いていたので、不覚にも待合室で泣いてしまいました。でも一番つらいのは子供だと思い、気持ちを切り替え、がんばろうと思いました。それに「食べ物は、何でも食べていいで。痒がったら、どんどんかかしや。何かあったら、電話しいや。」その言葉が、とても励みになりました。
ネオヨジンでの消毒、1時間以上の入浴、何ともいえない味の煎じ薬。入浴や煎じ薬は、何とかこなすことができたのですが、消毒が大変でした。傷にとてもしみるらしく、消毒の度に泣き叫んでいました。消毒をする様子を見た主人や、母も、ほかのやり方がないのか聞いてきましたが、とにかく松本先生の言われたことを実行していました。
最初の1ヵ月は、虫刺されの跡のような湿疹がでており、時々37℃くらいの微熱がありました。熱があっても、松本先生に頂いた粉薬があったので、心配しませんでした。夜も寝てくれるようになりました。2ヵ月目になり、湿疹はあまり出なくなり、微熱も出なくなりました。しかし3ヶ月目に入るころ頃、全身(頭の中から足首まで)、今までとは違うかさぶたのような湿疹が出ました。少し熱もあったので、すぐ松本先生に診てもらい、カポジ水痘様疱疹と診断され、抗ウイルス剤を処方して頂きました。今回の湿疹は、掻いたあとから汁が出てきて、靴下や下着を脱ぐ時に大変でした。
湿疹が出てはなくなるという状態が、3ヵ月ぐらいありましたが、湿疹の状態が、段々乾いたものに変化してきました。12月に入るころには、湿疹がほとんど出なくなってきました。冬休みに、松本先生に診てもらうと、「よくなってきてるから、血液検査してみよう。」と言われました。しかしまたもや娘が泣き叫んで嫌がったので、出来ませんでした。
松本先生から「手記書いてや」と言って頂き、もう半分ぐらいのところにきてるのかな、と思い、うれしく思いました。(提出がこんなに遅くなり、申し訳ありません。)
松本先生にお世話になってから、ちょうど10ケ月になります。ここまでがんばれているのは、松本先生をはじめ、スタッフの方のおかげであるとともに、アトピーで松本漢方クリニックに来られて、そしてアトピーを完治された方々のおかげである、と思っています。本当にいろいろあって、夜中に松本漢方クリニックのホームページを見て、患者さんの手記を泣きながら読んだことが、何回もありました。本当に患者さんの手記には励まされました。
アトピー完治まで、あとどれくらいかかるかわかりませんが、松本先生にお世話になっていれば、安心です。娘と二人、これからもがんばっていこうと思っておりますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。
東大阪市
今から思えば、あれがアトピーの始まりだったと思うのは、1歳になる前の冬でした。冬の間中、口の端が切れていて、おしゃぶりをしているせいかな、とか、冬で乾燥しているからかしら、と思っているうちに、春が来て、1歳になりました。同時におしゃぶりも取れて、口の傷はすっかりきれいになりました。
夏は汗疹になりましたが、ひどくはなく、シャワーを朝・昼こまめにしてやると軽減したので、そんなに気にしていませんでした。
2歳の冬、ひじの内側をかゆがるようになり、皮膚科を受診しました。そこでステロイドを処方されました。ステロイドについては、あまりいい噂を聞かないし、抵抗があったのですが、医師や薬剤師の「軽いステロイドだから、大丈夫。まずかゆいの(かくの)を止めてあげて、傷が治ったら、塗るのを止めたらいいのだから。」と言う言葉を信じました。(信じたかった、というべきでしょうか)。
確かに塗ればきれいになりました。でも、しばらくすると、またかゆくなる・・・。そのうち段々薬を塗る間隔が短くなり、症状は段々ひどくなる一方でした。「このままでは、ステロイドをやめられる日は来ない。」今はまだ、一番弱いとされているステロイドだけど、これが段々強いステロイドにならないって保証はどこにもない。現に、効かなくなって来てはいないだろうか?一番強いステロイドすら効かなくなってしまったら・・・」頭に浮かぶのは、知人(成人)のアトピー患者です。皮膚がすっかり変色してしまって、誰が見てもアトピーだとわかる・・・うちの子もそうなってしまうのだろうか?そんなのは嫌だ!!
実は、友人の子供もアトピーで、友人はステロイドにとても抵抗があって、なんとかしてステロイドを使わない治療がないものか、と調べて、松本漢方クリニックを知ったのです。そして松本先生を信じて、治療して完治した。その時に、「もしアトピーになったら、松本に行くといいよ。」と言われていたのです!その時は、まさかうちの子がアトピーだとは思いもせず、なんとなく聞き流していたのですが・・・。それにリバウンドが怖かったのです。ステロイドを使っていれば、使っているほどリバウンドがひどい。それだけ免疫を抑制していたのですから、仕方のないことだとわかってはいても、どうしても嫌だったのです。私は息子の皮膚がぐちゃぐちゃになるのを見たくなかった。それが見たくなくて、すがる思いでステロイドを塗っていたのに・・・。
悩みを断ち切ったのは、息子の姿でした。その頃、彼は、寝ている時もかゆくて、寝ながらのみではなく、覚醒してかくのです。このままでは寝不足になる。これから成長期なのに、このままでいいはずがない。来年からは小学生になる。授業中にかゆくて集中できなくなるかもしれない。今ならまだ、あまり自分の外見を気にしていないから、多少皮膚が汚くても苦にはならないだろう。やるなら、今しかない!清水の舞台から飛び降りる、とはこのことでしょうか。今までやってきたことを否定して、180度方向転換するのは勇気のいることでした。でも、これしか息子を治す方法がないのは、今までの治療が実証しています。今は私の感傷など、どうでもよいのです。
実際に治療が始まってみると、息子は漢方のお風呂を「わー、いい匂い!」と言って楽しんでいました。飲み薬はさすがに飲みにくそうでしたが、嫌とも言わず頑張って飲んでいました。心配していたリバウンドも、想像していたほどではなく、何より「かゆかったら、かいていいよ」という言葉に救われました。
症状は一進一退で、ひじがきれいになったら、次はひざ、お腹、わき、と次々と場所を変えて現れます。しかし、1回目に出たときと、次に同じ場所に出たときでは、最初が10だとすれば、次のときは6くらいと、症状が軽くなっているのです。
1ヶ月くらいで、大分きれいになり、完治も近いかな?と思いながら受診したのですが、松本先生から「もういいよ」の言葉は聞けませんでした。その後、また症状がでて、「ああ、松本先生には、こうなるのがわかっていたのか」と思いました。
4月に初診で、初めは漢方風呂毎日と飲み薬でしたが、そのうちお風呂が、2日に一回になり、三日に一回になり・・・飲み薬も半分でよくなり、以前ほどひどい症状が出なくなりました。飲み薬のおかげか、皮膚も強くなり、多少かきむしっても、出血しなくなりました。風邪も引かなくなり、幼稚園も今のところ皆勤です。
あの時、本当に決心してよかった。あのままステロイド浸けになっていたら、と思うと、息子に申し訳ないです。