「本物の漢方を体験しました(アトピー・潰瘍性大腸炎手記)」
30歳2017年7月14日
30歳2017年7月14日
私は、現在30歳になる男性です。生後1年あたりから皮膚にアトピー症状が現れたと親に聞いていました。その頃から自分のアトピーは酷かったらしく、痒くて寝むれない日々が続いていたそうです。その時の治療は入院しながら漢方薬を飲みながらステロイド剤を付けて治療をしていたそうです。正直その頃にはアトピーは、こんなにきつくて辛いものとは思ってもいませんでした、小学校に入った頃にはクラブ活動もしながらステロイドを上手く使ったつもりで特にきつくもなく過ごしていました。
ところが中学に上がった頃から思春期になってきたこともあり、腕や膝の裏に再度アトピーが出始めました、アトピーを人に見られるのが嫌になるようになり、自然と夏なのに長袖や長ズボンを履くようになっていました。その頃から普段使っているステロイド剤じゃ少し効き目がなくなって来ているような気がしてきて、傷などが酷い時は強い薬に変えるようになり、もう人に見える首や腕などに傷が出ないようにステロイド剤を塗りたくっていたのを覚えています。この歳になると恋愛をしてみたりとか、友達と遊んだりなど遊びざかりで、とにかく僕はアトピーなんかじゃないよといわんばかりにステロイド剤をとにかく塗り込んでいたのを覚えています。
そんな生活をしているうちに20歳を迎える頃には県外に就職が決まり、環境も変わったせいかアトピーの方も治る気配すらなく、痒くて寝られない日もありました。そこに追い打ちをかけるように毎日下痢が止まらなくなり、腹痛などもありました、さすがに20何年生きていてこんなに下痢が続く事はなかったので、近くの消化器内科を受診することにしました。
そこでは数日後内視鏡の検査をしてみると、下された病名は潰瘍性大腸炎でした。もちろん最初は「なんだその病気は?」とわけもわかりませんでした。しかしお医者さんからは「一生薬を飲んでいかなければならない」と言われ、その病気の重さを知りました。しかも「難病」と言われた時は、正直今までにない恐怖心を覚えました。もともと腸は強い方ではなく、お腹をくだすことはあったのですが、こんな病気までになるとは・・・。しかも「ストレスも原因の一つ」と言われ戸惑いました。
それから病院で処方された薬(ペンタサ)を毎食後2錠ずつ飲んでいました。もうその頃くらいから皮膚はステロイドをつけ、口からはペンタサという薬を飲み、薬漬けの毎日を送り、俺の体はこの先どうなるのかという不安と、最初は慣れない病気で戸惑い、トイレまで間に合わずにズボンを汚していたりしていて、もう生きるのが少し嫌になっていました。どうかこの薬付けの生活から脱出したい、普通にみんなのように半袖を着て外に出たい。この頃くらいからこう思うのが強くなっていました。僕の両親、親戚も僕をどうかしてあげたいと必死で良い病院や、治療法など探してくれました、僕はその時に僕は一人じゃない、周りに必死になって僕の病気を治してあげたいと思ってくれる人たちがいると思い、励まされたのを思い出します。
そんな時、親戚の知人の紹介で、大阪の高槻市に漢方薬の良い病院があると知らされました。今まで僕も漢方薬の治療を何度かしたこともあり、長くかかるしすごく根気がいる治療というのも知っていました。なにげなく松本漢方クリニックのホームページを見て、どんな治療をしているのかとか調べたところ、最初にビックリしたのが患者さんがホームページ上に手記を載せていることでした。早速アトピーの手記と潰瘍性大腸炎の手記を拝見させてもらいました。これを読んでこの時もう(俺が求めていた病院だ。ここなら治してくれるかもしれない)と感じました。
早速飛行機のチケットをとり、両親と金曜日の診察を受けました。最初病院に入った時に、受付に(病気を治すのは患者さんの免疫だけです。漢方薬以外の免疫を抑える薬は、一時的に症状を緩和しますが、絶対に完治しません。)と書いてある貼り紙を見たとき、すごく自分に罪悪感を覚えました。俺は絶対に完治しない治療に何十年かけたし、医療費も沢山無駄にしていると。
それから松本先生の診察を終え、先生の考え(治すのは患者自身だということ、免疫というものがどんなに大事か)を初めて痛感しました。と同時に、これまでなんと無駄なステロイド治療をしていたのか自分に腹が立ってきました。この先生の出す漢方で治療してみようと決意し、次の日から一切のステロイド外用薬、内服薬、すべて辞めて、松本漢方クリニックの漢方治療に専念しました。
最初は粉状の漢方薬しか飲んだことなかったので戸惑いました。先生の言葉を信じ、「治すのは誰や?」の言葉を思い出し、煎じ薬を飲み続けました。自分がクラススイッチし、表にヘルペスが出だしたのは半年くらい経ってからでした。僕は20年間ステロイド剤を使用していたので、ある程度吹き出てくるのは覚悟していたのですが、予想を遥かに超えたリンパ液と痒み、夜は痒みで眠れず、掻き疲れて眠るのは朝方で、次第に膝の裏もリンパ液が固まり、伸びなくなっていて車の運転もできなくなっていました。
そんな状態が半年くらい経ったくらいから、なんか最近掻いてもリンパ液が出ないし、なんか皮膚が強くなっていたような気がしました。とにかくあんなに傷から出ていたリンパ液が止まったのです。それだけで正直今までが辛かった分ほっとしていました。それからは痒みがあるものの、別に気になる傷にはなることなく、僕はそこで完治したと勘違いし、それから2年間薬を飲むのを辞めていました。お腹の病気の方も、下痢はあるもののそんなに気になる程じゃなかったので・・・。
そんな2年後、またアトピーの方が痒くなりだし、リンパ液が出だしました。これはまずいと思い、早速松本漢方クリニックを訪れました。勿論この2年間はステロイド剤や内服薬は全く塗っていませんし、飲んでいません。勝手に辞めたのは後悔しています、しかし、あのリンパ液が止まり、皮膚が強くなっていた感触は味わったことないくらいでした。だからここの漢方は本物だと思って、今回は途中で辞めることなく完治するまで飲み続けたいと思っています。そして完治した時にはもう一度手記を書き、同じようにアトピーで困っている人たちに参考にしてもらえればと思います。