「アトピー手記」S.T.29歳2004年11月7日
枚方市在住
もともと肌が弱いようではありましたが、本格的にアトピーが出始めたのは、大学2回生の夏頃からでした。最初に、お風呂上りに背中が少し痒いなあという感じで、次に目の周りが痒くなり、そして顔全体が痒くなってきました。この頃から、顔の痒みはひどく、夜中に、無意識のうちに顔全体を掻きむしり、夜も眠れず、朝になって鏡を見ると、顔が腫れていることもありました。
この痒みに耐えられず、皮膚科に行かなければと思い、まず最初に行った皮膚科では、チューブに入った塗り薬をもらいました。これはステロイドで、やはり塗ると痒みは治まるけれど、また痒くなるのです。病院を替えましたが、そこの病院でも、また同じ事の繰り返しでした。
3度目の正直で、やっと松本漢方クリニックの事を知りました。ステロイドは使わない。この事は、私が今まで行った病院と大きく違いました。
漢方のお風呂と、飲み薬を飲み、リバウンドは少し出ましたが、他の人と比べると、私のリバウンドは軽い方だと思うので、省略させていただきます。
松本漢方クリニックに行ってから、2年目ぐらいで、また普通の生活に戻れるようになり、痒みも殆ど無くなりました。仕事を始めるようになり、忙しくなったせいもあって、松本漢方クリニックに行かなくなりました。
それから2年後、結婚をして、2人目を妊娠した頃から、またアトピーが酷くなり、もう一度松本漢方クリニックに行きました。
今回は、最初に松本漢方クリニックを訪れた時よりも更に酷く、前回の時はだいぶ治りかけていたので、数値が149だったのに、2年後の今回は1626と、今までで一番ひどくなってしまいました。妊娠していることもあって、体調もあまり良くなく、夜は痒くて眠れず、寝不足になりました。昼間は、上の子供を見るのに必死で、漢方のお風呂に入る事もままならず、母や姉に手伝ってもらっての生活が、半年くらい続きました。
無事出産が終わると、今度は、生まれてきた子供が、4ヶ月の頃から少しアトピーが出てきたので、お風呂と赤い薬を塗ってやりました。
子供の方は、今ではきれいな肌をしています。私の方は、現在3人目を妊娠していることもあり、アトピーは出ていますが、これからも松本先生を信じてがんばっていこうと思います。
「アレルギーとの生活」23歳女性2006年10月4日
アトピーが出始めたのは、私がまだ1歳の頃。だんだんひどくなりはじめ、2歳頃には全身に広がり、会う人、会う人に「愛奈ちゃん、かわいそうにねぇ」と言われていたと母から聞いた。それから約20年の月日が経つが、今ではアトピーがひどかったと言っても信じてもらえないくらいだ。それくらい治った。
私が初めて松本先生に出会ったのは、アトピーが一番ひどかった幼児の時だった。たまたま幸運にも、徒歩1分の距離に新しくできたアレルギー専門の病院が「松本漢方クリニック」だったのだ。それまでは大きな病院で処方される、一時凌ぎで、しかも症状を悪化させる薬を使っていた。それがアトピーの治療薬だった。その薬が辛いアトピーを治してくれると思っていた。だから大泣きしながら、痛い注射も我慢した。あとで知ったことだが、それらの薬はみなステロイドだった。表面上の炎症を無理に抑え、体の中ではステロイドの悪循環が始まっていた。だから、塗ってもまた出てくる。また塗ると、さらに痒くなる。その繰り返しだった。そんな中出会った松本先生は、掻き傷だらけの私の小さな手をしっかりと握り「先生が治してあげるから。薬も少し甘くしてあげるから。」と言って、小さなカエルのキーホルダーと共に塗り薬と煎じ薬をくれた。まだ小さかったが、先生の熱い言葉を信じ、苦い薬も頑張って飲み続けた。しかし、数年ではあってもステロイドを常用していたせいでリバウンド症状が出た。大きな赤剥けがあちこちに出てきた。診察室で先生は、痛みで泣き叫ぶ私に「ごめんなぁ、ごめんなぁ」と言いながら消毒してくれた。そんな日々を過ごして行くうちに、アトピーの症状は少しずつ消えていった。小学校高学年の頃には、腕や膝の裏が痒くなる程度になった。喉元過ぎれば熱さ忘れる…の如く、だんだん漢方から足が遠のいていった。風邪をひけば、他の病院でもらう風邪薬。春には市販の鼻炎薬。最先端の科学とメディアの影響に私はめっきり弱い…というのは言い訳にはならないかもしれないが、「すぐに効く」「1錠でよく効く」という言葉に私はまんまと乗ってしまった。悪いものが体内に蓄積されていっていることに薄々気づいてはいたものの、一時でもすぐに楽になりたい…という気持ちから、たった1錠の手軽さが、臭くて苦いドロドロの煎じ薬を飲む辛さを越してしまった。それを本当に後悔したのは高校生の春だった。抗アレルギー剤を飲み、今まで経験したことがないほど快適な春を過ごした直後だった。首から頬にかけて痒みが出始め、赤く腫れあがったのだ。「あぁ…あの薬のせいだ」すぐに原因はわかった。
「松本先生のところに行こう」
きっとすごく怒られるだろうし、怒鳴られるだろう。でもこれを治してくれるのは先生しかいない。勇気を出して行った診察室で、先生はまた「大丈夫。治してあげるから。」と私の手を力強く握った。煎じ薬を飲み初め、10日くらいもすると症状は消えていった。先生はいつも治してくれる。高校を卒業してから私はずっと、海外で生活していた。漢方薬を簡単には持ち込めない国であったし、長期間の留学でもあり、急に風邪をひいた時や花粉症になった時は、向こうで処方される、あるいは薬局に売っている薬を、罪悪感を持ちながらも使わざるを得なかった。辛い症状を楽にするには、それしか方法がなかったのだ。
だから未だにアトピーは、目立たない場所ではあるが出てくる。その度に松本先生に助けを求めに行く。すると私のとってきた行動に対する、先生の厳しい言葉と怒鳴り声を受ける。悪いのは製薬会社と、それを処方する医者、そしてそれを自ら選ぶ私。それはわかっていても、いつも診察室に入るのが恐い。
「治してくれるのは先生だけ」という思いと、「恐怖心」がいつも一緒にある。
先生の言葉にもう少し、漢方みたいな優しさと穏やかさがあればいいのにな…と思う今日この頃。でも心から思うことは、私の肌がこんなにキレイになったのは、松本先生のおかげだということ。本当に感謝の思いでいっぱいです。先生、ありがとう。
「アトピー手記」T.A.27歳2005年8月31日
私が松本漢方クリニックに通院し始めたのは、今からちょうど2年前になります。中学生の頃から慢性的に出ていたアトピー(私の場合、主に手の平に出ていました)を克服したいとの思いで、知人に松本漢方クリニックを紹介してもらいました。
今までは、他の病院で、ステロイドを使った表面的な治療しか受けていなかったので、松本先生の徹底した治療法には、最初は戸惑う事も多々ありました。煎じ薬の独特な匂いと味には、なかなか慣れませんでしたし、入浴剤も、浴槽が汚れて難儀だなあという思いでいました。また、赤い塗り薬で、衣類が染まってしまうことにも、かなり抵抗がありました。というように、通院当初は、慣れない治療に、かなりの不満を持っていました。ですが、それでもこの治療を続けて行こうと決意できたのは、「絶対に消してあげるから!!」という、松本先生の熱い言葉があったからです。
1ケ月経った頃から、今まで手の平に出ていた湿疹が消えていきました。自分の指紋をくっきり見たのは、何年振りだったでしょう。長年、
湿疹ができる→掻く→湿疹がつぶれる→皮がめくれる
の繰り返しでしたので、つるんとした自分の肌を見た時には、本当に信じられませんでした。この時点では、「こんなに簡単に治るのなら、もっと早くから治療を受けていれば良かった。もう、アトピーの痒みとは、さよならだろう。」と、すっかり完治した気になっていました。
ところが、そんな喜びも束の間、2ヶ月目、3ヶ月目から、リバウンドが始まりました。事前に、松本先生からリパウンドのお話は伺っていましたが、それがこんなに恐ろしいものだとは思ってもみませんでした。手の平だけに出ていたアトピーが、手の甲、腕、首、唇にも広がっていきました。また、金融機関で現金を扱う仕事をしていたため、手の乾燥と汚れが著しく、痒くて、痛〈て、どうしようもありませんでした。
思い起こせば、この時期は、四六時中の痒みから、睡眠不足が続き、心身ともに、どん底状態にいました。いつも一生懸命支えてくれた家族がいなければ、途中で逃げ出していたかもしれません。
そのような調子で、半年、1年、1年半が経過しました。決して快方に向かっているとは言えない状態で診察を受け続けていましたが、今年の5月頃から、徐々に明るい兆しが見え始めてきました。今までの痒みが嘘のようにひいていき、乾燥もましになってきたのです。最初はこの変化が信じられず、また前のようにリバウンドがあるのではないか…ぬか喜びで終わってしまうのでは…と不安になりました。しかし、日に日にアトピーから開放される感覚が増してきて、あっと言う間に治ってしまいました。
今、2年弱のアトピー治療を振り返ってみますと、想像を絶する大変な生活でしたが、松-本医院を選んで、松本先生に診てもらえて、本当に良かったと思います。松本漢方クリニックを紹介してくれた知人、松本先生の「絶対に治してあげる」という熱意、家族の協力がなければ、アトピーを克服することは出来なかったでしょう。挫折しそうになるたびに支えてくれた周りの方々には、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。
わたしは16歳のときに全身のアトピーがひどくて、知り合いの紹介で松本漢方クリニックに行きました。今までいろんな病院へ行って、薬をもらって試しましたがどんどん悪化していきました。人前に出るのが恥ずかしくて会話していても肌を見られている気がしてストレスでした、わたしの場合汁もすごくて匂いもきつかったです。
松本先生に漢方と塗り薬を頂き半信半疑で続けました。
漢方を飲み続けて塗り薬をつけ続けて生活してきました。
よくなったと思ったらすぐ悪くなっての繰り返し、先生に話したら親身に聞いてくださり安心できました、今では見違えるほど綺麗になり、自分に自信も持っています、ほんとにありがとうございました。
私は、生後9ヶ月でアトピー性皮膚炎と診断され、当時アトピーを知らなかった親は小児科の先生から処方されたステロイドを私に使用していました。ステロイドを使い始めた頃は良くなったような気がしたそうですが、しばらくすると薬が効かなくなり、徐々に薬を強くして行くしかなかったそうです。眠くなると体温が上がる為か、血が出るまで掻き毟り、毎朝シーツを血と汁で汚していたそうです。身体中かさぶただらけで汁も常に出ているのが続いていた時、知人から松本漢方クリニックを紹介してもらったそうです。
松本漢方クリニックでは漢方を使用し、体質から改善する治療法と言う事で行って見る事にしたそうです。両親は、私の体を治したいのと、痒みから助けてあげたいという思いから、アトピーに効くと聞けば何でもためして見ようと考えていたそうです。漢方を始めた時は、今まで体の中に蓄積されていたステロイドが一気に体の中から外に出ていき、それに伴い高熱も出て胸の皮がズルズルにむけた私の姿は言葉も出ない状態だったと聞きました。このまま続けても大丈夫なのだろうかと考えて事もあったそうですが、先生の言うとおりに治療し続けているうちに、徐々に皮膚の傷も良くなり始めたそうです。その後も治療を続け、幼稚園に入る頃には、見ためにもアトピーだったとは、分からない位になったそうです。
3歳の時に、知人の方に松本漢方クリニックを紹介してもらって両親共々深く感謝しています。現在私は22歳の社会人になりましたが、再びアトピーの症状が出る様になりましたが、松本漢方クリニックがあるので不安な気持ちはありません。
私のようにアトピーで苦しんでいるのなら是非、松本先生に御相談下さい。必ず良くしてくれます。
「アトピー手記」匿名希望25歳2005年5月15日
私がアトピーになったのは、高校3年の春でした。
最初はまぶたが少し乾燥して、赤くなりました。それまで、まったくアレルギーと無縁だったので、それがアトピーかどうかも最初は分かりませんでした。
そこで、家の近所の病院に行き塗り薬をもらいました。ステロイド入りです。赤みがひどいときは少し塗っていました。でも使っているうちに、なんだかおかしい、即効性はあるけど、また赤くなる・・・という感じでした。それで、その薬は止め、薬局で売ってる保湿効果の高いハンドクリームを使ったりしてました。
それで夏になると、日によって赤くなったり、まったく赤みがなくなったりその繰り返しだったように思います。そして、問題は次の次の年の春です。
学校が遠くなり、またまぶたが赤く痒みが激しいのです。あまりに赤くなり、痒みに耐えきれず、またステロイド入りの塗り薬を塗ったりしました。
そんなことを繰り返しているうちに、段々赤く腫れる部分が大きくなっていきました。痒みは増すばかりで、夜寝ている時に痒くて目が覚めるようになってきました。どうしたらいいのか、本当に嫌でした。
周りの友達は綺麗にお化粧しているのに、私は全く出来ませんでした。そして段々ひどくなってきて、いいと教えてもらった病院に行き、今度は飲み薬と塗り薬をもらいました。この飲み薬も悪く(5,6回飲んだと思います)、またひどくなりました。もう、本当にどうしていいのか分かりませんでした。
その次の春に知ったのが、松本漢方クリニックでした。
その時は、どの病院もかなり疑っていましたが、通っている人の話を聞きました。最初は体の中の悪いものを出すから、かなり辛いということでした。
そして、その人に他の方が書かれた手記を借りました。聞いたとおり、誰でも最初はリバウンドがかなり辛いのが分かりました。
もう顔が赤く腫れて学校に行くのが嫌だった私は、そんなに腫れるなら夏休み行こう、と思いました。
漢方薬は苦かったですが、これで治るなら・・・と思うと飲めました。夏だったので、漢方で代謝が激しくなると、余計に暑く感じました。それまでの薬が全部出ていっているのか、顔が真っ赤になり、胸板、手の関節、ひざの裏もでてきました。赤い塗り薬に最初は驚きましたが、かいては肌がめくれ、かいてはめくれ、新しくなっていってるのが分かりました。
でも、そんなにすぐによくならず、赤みはひきません・・・このときに、あんなに即効性のあるステロイドがどんなに悪いものなのか実感しました。
10月はまだ赤みがありましたが、冬には顔の赤みはマシになりました。後は手のひら、手とひざの関節です。でもなかなかひざの裏が治りませんでした。漢方薬を飲むと代謝がよくなって、その分頭がボーッとするように感じます。
それで、ひざの裏だけになった頃は、漢方薬は2,3日に一回、赤い薬もあんまり必要じやなくなってきました。夜が本当に熟睡できるようになりました。
それから調子がいいときは、あんまり飲まずにいました。
次の春には、お化粧も少し出来て嬉しかったです。また働きだしてからは、春と疲れがたまったときは少し出ますが、でたら漢方薬を飲むという感じです。
8ヶ月くらいずっと漢方薬は飲まずにいて、また春になって少しでてますが、十分治ったと思えるので、私も手記を書くことにしました。
「長かったアトピー」27歳男性2006年10月20日
まず初めに言っておきますが、治療を始めたばかりの方は、この手記を、読まないほうが、いいと思います。おそらく僕の場合は、稀なケースで、治るまでかなりの時間がかかったからです。だから、なかなか治らず挫折しそうな人に、読んでもらい、これを、読んで、頑張ろうという気持ちになって下さい、とまでは言えませんが、“こんなんもいるんだ”という事を知っといて欲しいという気持ちで手記を書きました。ではまず松本先生の出会いからです。
子供の時から患っていた、アトピーが高校を卒業しても治らず、母の知人の紹介で、松本漢方クリニックに初めて訪れたのは、19歳の春でした。「絶対に治したる、治らんかったら、家を買ったるわ」この言葉は初めに、先生から言われて、今でも忘れていません。中学生くらいの頃に、ある病院で「アトピーは、高校生になるぐらいには、自然に治りますよ」と言われて、その病院の先生に言われるままに、ステロイドを塗っていました。でもその後、高校生になっても、全然変わらず、今にいたっているので、僕のアトピーは、治らないものだと思っていました。だから松本先生の言葉も、半分くらいしか、信用せず治療を開始しました。
それから、1~2週間くらいして、今まで使っていた、ステロイドのリバウンドが出てきました。毎日夕食後に、体中が痒くなり特に腕、足の関節が酷いものでした。夜中の12時頃まで痒みが続き、その掻き疲れで朝まで、寝ているとゆう生活が続きました。
ステロイドのリバウンドと戦う日々が、何ヶ月か続き、ちょうど夏の終わりぐらいに、それがピタットおさまりました。友達からは、「辻君、顔キレイになったね」と言われ、僕もこのまま治るのでは、ないかと思いました。しかしIgE値は、高いままで下がりませんでした。
そうこうしているうちに、僕は大学を卒業し社会人となりました。ここまで、松本先生と出会ってから、5年目でした。そして社会人2年目になると、新入社員と異なり、仕事もずっと忙しくなっていきました。それとともにストレスも増え、症状もひどくなり、ヘルペスなどが出てきました。
そんなつらい時期もなんとか乗り越え、松本先生と出会ってから、7年目の冬ぐらいから、ついにIgEの値が下がりはじめました。
とゆうふうに、ここまでくるまで、7年かかりました。僕の体が、あまり漢方効かない、体質だったのか、しっかりやっているつもりが、誤った方法で薬を煎じていたのか、とにかく僕の場合は、めったに無いケースだと思います。
だから、これを読んでいる人は、僕みたいに時間はかからないでしょう。ただ一つ断言出来るのは、松本先生についていけば、必ず治るということです。これを読んでいる方は、これからもいろいろ大変な事が、起こるかも知れませんが、松本先生を信じ、頑張って下さい。その後にはすばらしい未来が待っているでしょう。
最後になりましたが、パソコンの調子が悪くなって、手記を渡すのが、遅くなり申し訳ありませんでした。そして松本先生、スタッフの皆様長い間お世話になりました。これからも、数多くの患者さんを治すよう頑張って下さい。
「アトピー手記」T.T.28歳2004年12月5日
会社に勤め始めて、急に痩せてしまった事から、アトピーになりました。それまでは健康で、病院に通うことなく過ごしていました。地元の皮膚科に通っていたのですが、薬がなくなれば、病院に通うという繰り返しで、治る気配がないため、皮膚科の病院をかわることにしました。
そこでは、強いステロイ剤を使用しでいることも知らず、塗り薬をつけると、肌が落ち着くので、手放せなくなりました。特に気になる顔には、度々塗っていました。頻繁に塗るところの肌は、黒ずみ始めていきました。不安になり、先生に相談すると、「突然治るときもあるし、飲み薬は、尿といっしょに出るから、心配ない。」とのことで、安心していました。でも、やはり治る気配はなく、ますますひどくなっていくようでした。
そんな時、親戚から、松本漢方クリニックを紹介してもらい、早く治したい気持ちで、病院を訪ねました。ステロイドのこわさというものを、全く知らなかった私は、松本先生にひどく怒られ、驚き、泣いてしまいました。
それから、私とアトピーとのつらい日々が始まりました。漢方のお風呂を始めて一週間で、顔は赤みをおびて、アトピーを悪化させたかのようにひどくなりました。それは全身に広がり、ますますひどくなるばかりでした。ステロイドを頻繁に塗っていた顔は、全体がひどく腫れ、二重のまぶたが一重になり、別人になってしまいました。もし顔が元に戻らなければ、整形しないといけないのかもと考えたくらいでした。肌から液が出て、熱をもち、夜も眠れない日もありました。そんな肌を、漢方のお風呂がいやしてくれました。家族全員が漢方のお風呂に入っても、変化があらわれたのは私だけで、ステロイドのこわさを改めて認識しました。
日に日に変化していく状態は、本当につらいものでした。こんなに腫れて、ひどくなると、治らないのではないかと思うようになり、落ち込んでいた時に、唯一私を励ましてくれたのが、アトピー治療の手記でした。私の腫れた肌の状況と、全く同じ経験をしている人の手記を読むことで、自分を励まし、前向きにさせてくれました。泣いてしまうほどのつらい気持ちと同じ思いをした人がいるということが、何よりも、私をケアしてくれたように思えます。その頃は、多くの人の手記を、ひたすら読んでいました。
肌の変化にかかる時間は、人それぞれですが、手記に載っていたことと同じことが、私にも起こり始めました。腫れて、赤くなっていた肌が、だんだん黒くなっていきました。白いタオルに漢方をしみこませたように、全体が黒くなりました。毎日の消毒、一日数回の入浴を繰り返していくうちに、黒い肌から、いつもの肌の色に戻っていきました。
3ケ月で、信じられないような変化が起こりました。ステロイドを塗りすぎて、変色していた肌も、元にもどりました。
1年以上経った今は、化粧もできるようになりましたが、最近、リバウンドがあらわれたみたいで、日々、漢方のお風呂と煎じ薬で、完治するまで頑張っています。
最初は、強気な発言の松本先生に驚きましたが、今は、ここまで回復でき、最初と変わらず強気で励ましてくださり、手記を患者に呼びかけ続ける松本先生に、感謝しております。
そして最もつらい時期に、私に元気をくれた経験者の手記に、感謝したいと思います。
「アトピー手記」匿名希望27歳2005年2月23日
私が松本漢方クリニックで治療を始めたのは、2年半前、2002年の8月でした。もともとアトピー体質であり、幼い頃から皮膚科に通っていましたが、高校生に頃には、ほとんど完治した状態となり、しばらく皮膚科に通わない日々を送っていました。それが、大学生になり、大阪で一人暮らしを始めたとたん、それまでにないほどひどく症状が現れました。また、幼い頃はひじのうら、ひざのうら、背中、首、耳たぶといったところに現れていた症状が、頭皮、顔まで広がってしまったのです。
その当時通っていた皮膚科では新築マンションの建材が再発の原因ではないかという診断で、最低限の量に抑えながらもステロイドを用いた治療を行っていました。治療当初よりは改善されたものの、顔にでているアトピーは完治せず、年頃で化粧を楽しみたい時期に化粧もできないという状況でした。
そんな頃、就職で同じ大阪内で引越しをした私は、近くにある松本漢方クリニックを偶然訪れました。はじめは以前通っていた病院で処方されていた薬をだしてもらう目的で訪院したため、漢方治療と効いてかなり驚きました。その原因は今まで行った治療と全く異なっていたためです。
今までの朝晩薬を塗るだけの治療から
- 2~3日に一度は漢方の煎じ薬を作り毎日3回食前に飲む
②(私の場合は背中にまで症状が現れていたため)可能な日には漢方を煮出しお風呂のお湯にまぜ、一時間以上漢方風呂につかる
- の漢方の濃い煮出し液を入浴後薬として体に塗る
という、毎日の生活の中でかなりの負担が予想される治療であったためです。
治療を始めるとき松本先生に「体の中の悪い毒素を出すため、一度は必ず症状がひどくなり、徐々によくなります」と説明され《一度はひどくなる》ということに対しても当惑したことを覚えています。また、保険の利かない薬もあったため、その治療費も就職をしたばかりの一人暮らしの私にはかなり負担となることが予想され、治療を受けるかどうか悩みました。しかし、今までの治療では完治しないであろうという経験則と、もし私に合わなかったら途中で治療を切り替えればいいという気軽な気持ちでとりあえずは治療を受けることにしました。
治療を始めて1ヶ月ほどでまず変化がありました。松本先生のおっしゃっていた「一度ひどくなる」という状態になりました。
顔じゆうから汁がでて、クーラーの効いた部屋でも暑くてたまらないという日々が2~3日続きました。しかし、その状態は長くは続かず、そこから徐々に症状は和らぎ、松本漢方クリニックに通院する前と同じくらいまでに落ち着きました。それからしばらくはその状態が続き、3ケ月ほどたった2003年の暮れあたりから、また症状がひどくなりました。
痒さと皮膚の火照りとで毎晩3~4回は目が覚める、そんな状態が一ヶ月ほども続いたのです。
そのころ、このまま松本漢方クリニックでの治療を続けるかどうか思い悩みました。
しかし、せっかくそれまで四ヶ月間、2~3日に一度は煎じ薬をつくり、毎食前に飲み、漢方風呂に入るという手間のかかる治療を続けたのだからもう少しつづけよう、先生も「一度は症状がひどくなるけれど、必ずよくなります」とおっしゃったのだから、あと一ヶ月頑張ろう、と思いとどまりました。そのあとはその時期をピークにし、徐々に症状は治まりました。
それから約二年、同じ治療を続けています。今はひじの裏の発疹はまだあるものの、背中の発疹は殆どなくなり、首と顔も少し症状が残っている程度にまで落ち着いています。
以前の治療のときは化粧も必要最低限しかできず、化粧をしたとしても患部の色や腫れは隠すことが出来ず、更に軟膏を塗ってからしか化粧ができない
ため、べたべたの仕上がりにしかならなかったのが、今では顔だけみると全くアトピー患者だといわれないほどにまで肌の状態はよくなり、化粧も人並みにできるようになりました。
私は2年半松本漢方クリニックでの治療を行い、そのうち本当に辛いと思ったのは治療を始めてすぐの約一ヶ月と、初めての冬の約二ヶ月間程度でした。
そのほかにも生活上での負担や、金銭的な負担など、いろいろ大変だったという思いはありますが、治療をつづけて、ここまでよくなってよかったと思います。
治療費も(人それぞれだと思いますが、)あとしばらくで完治し、その後簡単なケアーのみでよいのであれば、他でアトピーの治療を一生続けることを思えば高くなかったと思っています。
最後にこの松本漢方クリニックでの治療で最も大切なことは、松本先生の治療自体はもちろんですが、自分自身がそれを毎日欠かさず継続すること、それを実行する精神力だと思います。半年、一年、その時期は人によって違うと思いますが、毎日欠かさず行えば必ず体に変化が現れるのだろうと思います。治療の始めのうちの治療法になれるまでは大変でしたが、私は2年間一日も欠かさずに薬を飲みました。そのおかげで今アトピーが治りつつあるのだと信じています。
「アトピー手記」匿名希望28歳2006年3月10日
幼少の頃よりアトピーを発症し、物心がついた頃には、月に一回皮膚科へ行って、塗り薬(ステロイド)をもらうのが日常になっていました。その頃はステロイドの怖さは何もしらず、病院で言われたままに、朝晩2回体にステロイドを塗り込んでは、「綺麗になった、痒みがおさまった」と喜んでいました。
そんなステロイドとの付き合いも25年以上が経過し、アトピーはよくなるどころか、むしろどんどんひどくなり、しかも薬(ステロイド)をつけないと、痒みや傷がどんどん悪化し、掻いては塗る、の繰り返しで、ステロイドは一種の麻薬だと思うようになりました。そんな状態からどうしても抜け出したくて、今まで色々と試しましたが、どれもしっくりこないものばかりで、最後にはステロイド生活に戻る日々でした。
そんな時に、運良くインターネットで松本漢方クリニックのHPを拝見し、内容をじっくり読んで、これなら納得できる!と、松本漢方クリニックに通院させて頂く事になりました。
煎じ薬と漢方風呂で治療を開始することになりました。漢方風呂を開始した初日から、入浴後に体中に痒みを伴う赤い発疹(蕁麻疹)が出て、おさまるのに1~2時間要するため、非常に辛かったですが、その蕁麻疹も2~3ヶ月したらおさまりました。
<皮膚の症状>
「肘」・・治療開始後すぐは包帯をせずにはいられない位、赤くぐちゅぐちゅで、薄い皮が張っても、痒いので、掻いてはまた皮を破って・・の繰り返しでしたが、1~2ヶ月すると段々とおさまり掻いても皮膚が破れることもなくなり、1年半経った今は綺麗な肘を取り戻しました。
「手と指」・・治療開始後4ヶ月が経った頃から、手がだんだんと赤く痒くなりだし、その範囲は両手全体に広がりました。家族や会社の同僚にも見てられないっと言われる程でした。手と指には元々アトピーがひどく出ている所で、ステロイドをたくさん塗った記憶があるので、とうとうきたか・・・と思いました。掻けば掻くほどどんどん痒くなり、症状もみるみる広がりました。どうなることかと思いましたが、8ヶ月程した頃から段々と治り始め、今では、アトピーってわからないって言われるまでになりました。
「膝の裏」・・肘の痒みがおさまって、すぐに膝の裏が非常に痒くなり、毎晩漢方風呂で掻きむしっていた記憶があります。膝の裏は2~3週間程でおさまりました。
「首と顔」・・治療開始後すぐに、首、顔にきつい痒みが伴いました。特に首は、えげつない痒さというか、濡れた薄いティッシュペーパーが首一面にペタッとへばりついているような変な感覚で、掻いても掻いても、拭いきれない感じでした。顔も、漢方風呂で、ステロイドに犯された古い皮をポロポロ剥がす気持ちで毎日掻いていました。首と顔は、一年経った頃からましになってきました。
1年半経った今は、ステロイドに頼っていた日々とは考えられない位、皮膚が綺麗になったと思います。思った以上に時間のかかる漢方風呂に慣れるのは大変でしたが、家族の協力を得て、なんとか1年半続けることが出来ました。
私にも手記を書ける日がとうとう来たんだっと思いました。今まで続けてきて良かったなっと思いました。松本先生に「完治しました」と言われる日を楽しみに、これからも頑張っていきたいと思います。松本先生、有難うございます。