「松本漢方クリニックに通うなら理解しておきたい松本理論」
35歳2016年7月27日
35歳2016年7月27日
私が松本漢方クリニックを訪れたのは、顔にアトピーが出始め、顔、首、おでこなどがカサカサになったからでした。それまで町の皮膚科に行っては保湿剤やステロイド系の塗り薬をもらっていましたが、塗れども塗れどもよくなりませんでした。夏は汗で痒く、冬は乾燥で痒い。思い出すだけでも痒くなってきます。顔、首などだけでなく、手首や指もカサカサになり、寝て起きれば皮膚のかけらが大量にシーツの上に散らばり、げんなりしていました。そんな折に訪れたのが松本漢方クリニックでした。
知ったときには半信半疑、松本漢方クリニックのホームページを見て「これは(先生が)強烈そうだ。」と感じ、実際に医院を訪れて予感を確信に変えました。松本先生のキャラクターは強烈です。普通のお医者さん(わからないことを質問すれば何でも答えてくれるようなところ)へ通っていた方は、ビックリするでしょう。
松本漢方クリニックでは患者さんも勉強することを求められます。先生はしょっちゅう「インターネット(松本漢方クリニックのホームページのこと)を読め!」とおっしゃいますので、読みましょう。いわゆる「松本理論」を学んでください。恐らく、先生自身に時間がたっぷりあれば、診察時に1から説明してくださるでしょう。でも、先生は忙しいです。それは松本漢方クリニックに行ったときの待ち時間の長さにも現れています。もしも全患者さんに松本理論を1から説明していたら時間がいくらあっても足りませんし、通院した際にこれ以上待ち時間が延びるのも困ります。なので、みなさん、ホームページを読みましょう。しかし、「読め」と言われたところでなかなか読む気にはならないと思います。そこで、事前に知っておくと、読みやすくなるヒントをご紹介します。
●松本理論の概要をまず理解しましょう
ものすごく乱暴ですがざっくりと概要を説明します。
1.アトピー=体内の免疫が、痒みを利用して皮膚から悪いもの(化学物質)を体外に排出している。(化学物質のうち無害なものも悪いものとして捉えてしまっている状態。)
2.ステロイドを塗ると免疫を抑える⇒痒みはおさまるが根本から治るわけでなく、隠しているだけ。
3.漢方=免疫機能を高める⇒痒みが出てきてアトピーとなりリバウンドする。
4.リバウンドを繰り返しながら免疫寛容を待つ。(大抵の人はここで通院をやめたりする。)ステロイドを長く使っている人は、悪いものを溜め込んでいる状態なので、リバウンドもひどくなると覚悟した方が良い。
5.ただただ待つ(免疫が無害な化学物質との戦いをやめて共存するまで)リ
バウンドが終わると、治るということになります。こちらのページを見てみましょう。
(松本漢方クリニック患者さんのブログ)
http://blog.livedoor.jp/fumadaida/archives/27661022.html
概要が図解で説明されています。ザックリと理解した上で、後で紹介する各種書籍などで知識を深めていくと、松本漢方クリニックのホームページに書かれている先生のコメントなども理解できていくと思います。
●松本理論の根幹をなすのは「免疫」
漢方は免疫力を高めるものです。症状を消し去るものではありません。先生は「病気を治すのは俺じゃないんや!君の免疫が治すんや!」とおっしゃいます。免疫の天敵はストレスで、ストレスがかかると免疫が低下します。理論を理解していない半信半疑の状態で治療していても、ストレスが増えて免疫力が上がりません。アトピーが酷くなっても「リバウンドが出てきたか・・・ヒヒヒ。」と思えるくらいに理解していないと精神力が持ちません。
治療の最も基本となるのは免疫力を上げることです。そのためには、ちゃんと勉強しておくことが必要不可欠です。まず免疫関連について勉強してみましょう。おすすめの本をあげます。松本先生の意見と異なる部分があるものもありますが、免疫系の書籍で気になるものを読んでみましょう。一通り酸いも甘いも勉強してみてから、情報を取捨選択すれば良いと思います。
●ぜひ読みたい本
「好きになる免疫学」
ざっくり言うと、生物とかで習うような内容について、イラストを用いてわかりやすく説明したものです。これを読んで、上記で紹介した患者さんのブログの図解を読んでみてください。そうすると手記や論文などで先生がおっしゃっている内容も理解しやすくなると思います。
・その他
「腸をダメにする習慣、鍛える習慣」
「汚れた腸が病気をつくる」
「半日断食」
「免疫力強化大作戦」
「究極のヨーグルト健康法」
「一生医者いらずの菌活のはじめ方」
「奇跡が起こる半日断食」
●西洋系医療は、症状を隠すことには長けている
西洋系医療は症状を「隠す」ことには長けています。ステロイド系の薬は、すぐに治るように見えるので「成果が出てる!」と感じて使ってしまうのでしょう。(私はステロイド系の薬を塗っても痒いままでした。)いくつかの皮膚科を受診しても、言うことは大抵同じで「保湿」「ステロイド」など。私はどれだけ通っても全然よくなりませんでした。
私はこの手記を書いている段階で松本漢方クリニックに約2年通っています。以前に比べると格段にアトピーがよくなりました。若干乾燥はしますが、パキパキに割れたり痒くて夜に眠れないようなことはありません。ガサガサだったオデコを触っても、今はツルッとしています。私自身、完璧に治った状態ではありませんが、かなり快方に向かいつつあります。現段階で、同じ患者さんたちにお伝えしたいことは以上です。