「人生の転機となる松本先生との出会い」
15歳2016年4月16日
15歳2016年4月16日
僕のアトピー歴はもう15年になります。もともとの始まりは生後2週間後位とのことでした。この頃から顔や手などに黄色いブツブツが出てきて、汁がいつも出ていたそうです。近くの皮膚科に行ってみると「アトピーですね。上手にステロイドを使って治しましょう。」と言われ、塗ってみるとツルツルの肌になるすごい効き目がかえって不安になって、母はすぐ使用を止めたそうです。この時、直感でそう思ったと言っているのでとても感謝しています。
小さい頃は身体中にブツブツが出てかきむしっていました。こんな時は傷がひどいところにガーゼなどを巻いていろいろ対策をしていました。しかし、夏になると汗のせいでよけいかいて、ひどい状態でした。そんな時、母の知人から「ステロイドを使わずに、入浴や軟膏治療できれいになる」と聞き、新大阪の皮膚科に通うことになりました。僕が幼稚園の時でした。その皮膚科はステロイドを使わないことで有名らしく、子供だった僕もちょっと期待はしていたと思います。しかし、一旦きれいになってもまたかいて・・・の繰り返しでなかなかきれいになりませんでした。
そんな僕も小学生になり、新しい生活が始まっていました。初めの頃は不安ばかりで、クラスの中でもアトピーの子は僕だけでした。しかし、学校に慣れていくにつれ友達も増え不安もなくなっていきました。アトピーの僕を支えてくれたのはいつも友達でした。初めて僕がアトピーと知ったときも、なにひとついやな顔をせずに、「そうなんだ、たいへんだね。頑張ってね。」と言ってくれ励ましてくれました。感謝しています。
小学校の間は小康状態だったと思います。でも6年生になる頃、ひとつの大きな壁が立ちはだかりました。中学受験です。僕も塾に通い始めましたが、受験が近づいてくるにつれ焦りだし受からなかったらどうしようという不安でいっぱいでした。そのせいでイライラし、常にかきむしっていました。母に「かくな。」と言われ、またイライラ。その繰り返しでした。何とかそれを乗り越え、志望校に合格。しかしアトピーは一向にすっきりせず・・・
そんな時人生の転機となる、松本先生との出会いがありました。ステロイドを使わずに何とか頑張ってきたけれど、もっと僕にあう治療法があるはずと母がいろいろ調べた結果、松本漢方クリニックに辿りつきました。初めて医院に行った時はびっくりしました。医院内に広がる漢方の匂い。先生の声が大きく、インパクトがすごかったです。話をきいているうちにステロイドは悪者だということ、ステロイドは免疫抑制剤で、すべての病気を治すことができないこと。アトピは自分の免疫で治すということがわかりました。
初めにもらった漢方薬は、飲む用とお風呂用でした。飲む用の薬は、とにかく匂いがきつくて飲みにくかったです。お風呂は意外にすぐ慣れて入るとリラックスしましたが、かゆくなってかいていました。先生に「かゆかったら、かいてええ。気がすむまでかいてええ」という神様のようなお言葉をもらい、安心していたからです。お風呂でかいていると、皮が剥がれ、お風呂が汚くなる時もあります。今ではこれがなくなるということを目標にして頑張っています。
漢方を飲んでいるうちに、悩みのひとつだった花粉症がほとんど治りティッシュ消費量が激減しました。これも漢方のおかげです。風邪も滅多にひかなくなりました。今まで、一進一退の日々でしたが松本先生にお世話になったおかげでなにか変った様な気がします。先生ありがとうございます。完治までの道はまだ長いと思いますがこれからもよろしくお願いします。