「アトピーリウマチ中間報告」
33歳女性 2006年7月28日
33歳女性 2006年7月28日
私が、リウマチ、シェーグレン症候群と診断されたのは、H1611のことでした。子供を4月に産んで、約6ヶ月後の時でした。
初めは腕と肩がいたかったので子供を抱っこするせいだと思い込んでいましたが、だんだん痛みの場所がひざ・足首・足の指・あごまで広がっていき、歩くのも足をひきずって歩いていました。
これはただの痛みではないなと感じ、近所の総合病院へ検査へ行きました。
実は、私の叔母がシェーグレン症候群、祖母がリウマチ、兄がエリテマトーデスという膠原病でここ1~2年の間に発病したのです。
そんな事が頭にあったのですが「まさか、自分が・・・」と深く考えないようにしていました。
一週間後、検査結果を聞きに病院へ。
診察室で待っていると、医者が看護師に「リウマチの用紙どこだっけ・・・」と小声で話しているのが聞こえ、目の前が真っ暗になったのでした。
心の中で不安はあったもののまさか自分がリウマチになるなんて・・・と考えていたので、「リウマチ=治らない」という思いもあり、地獄に突き落とされた気分で、涙がでました。
処方された薬は「リウマトレックス」でした。兄に薬のことを話したら、他の病院にも行ってみた方がいいのでは。という事になり、他の病院へ行ってりる事にしました。結局、二ヶ所の病院へ行ったのですが結果は同じ薬でした。
もう私は一生治らないのだと、毎晩のように泣きながら寝ていました。そんな時、主人が松本漢方クリニックのHPを見つけて「ここの病院に行ってみよう」と言ってくれました。手記を読んで「アトピーを出して治す」という事に不安がよぎりました。
私は、20歳の頃からアトピーがひどくなり約3年間ステロイド軟こうを塗っていました。1日でも薬を塗らないと顔が真っ赤になり、病院へ行くとさらに強い薬を塗るということを繰り返していて、このままではステロイドから抜け出せないと思い自分で薬を辞めたのです。
それからというもの、リバウンドで全身赤くというより赤紫色にパンパンに腫れて透明な膿のようなものがにじみ出て散々なことになったのです。
3年は苦しみました。
でも、不思議と時が経つとあまりにも辛い事って忘れるように出来ているのでしょうか?あまり覚えていないんです。あの三年間。・・・でも、またアトピーでつらい思いをするのなら漢方で治すのは諦めよう。でもこのまま一生治らないリウマチと付き合っていくこともできないので、思い切って大阪へ行くことを決心しました。
H.16.12松本先生の病院へ
東北育ちの私にとって関西の方は普通に話していても‶コワイ″イメージがあったのでとても緊張しました。実際、お会いしてみると優しい先生でした。「治したるで!!」と強く手を握ってくださり、「がんばってみよう」と思いました。その日から痛み止めの薬も辞めました。そのとたん、またあの痛みが戻り、歩くのも大変になったので子供と二人で実家へ帰ることにしました。
家族の理解と協力がなかったら松本漢方クリニックへ行くことも出来ませんでした。
煎じ薬もがんばって飲みました。近所の信頼できる鍼灸へも通いました。約二ヶ月くらいほぼ毎日通いました。痛みの場所も日毎に少しずつですが減っていき、すごくうれしかったです。
しかし、喜びも束の間。痛みがなくなってきた分アトピーがだんだんひどくなってきたのです。
私の場合、痛みがすぐなくなったので、アトピーもすぐ治るかな?と甘くみていました。3月頃からアトピーの場所が広がり、とうとう6月には全身に広がり、布団から出られない日が続きました。トイレ・食事・お風呂以外外に出られませんでした。
お風呂上りは乾燥していていくら薬を塗っても痛くて痛くて泣きながら薬を塗りました。四六時中チクチク身体がかゆく数秒でも掻く手を止められず、極端な例で言うと、納豆が食べられない・・・両手でパックを開いてシートを取り、からしを入れてかき混ぜる・・・とゆう普通の人ならすんなりと出来ることが、掻く手を止めると苦痛で辛くどうしようもありませんでした。
そして、さらに辛いことが。
かゆくて、思い切り掻いていると手の爪と肉の間に皮膚の破片がつきささり、爪が化膿して第一関節からパンパンに腫れあがったことが何度もありました。その度に抗生物質を飲みましたが、とうとう1本の指の爪がはがれました。
とても悲惨な目にあいました。
もちろん、子供のオムツ替えもとても出来なくて母親にやってもらいました。「こんな事で、甘えているのかな?」と悩んだりもしましたが、本当にどうすることも出来ませんでした。「がんばって!」って言われても今でこんなに十分頑張っているのにこれ以上どう頑張ればいいの?って思うくらい辛い日々が続きました。
やっと何とか外に外出できるようになったのは9月頃です。
先程も書きましたが、人間って本当に辛いことは忘れるように出来ているんですね。去年の今頃のあのアトピーの辛さもあまり覚えていません。でもあの思いは二度としたくありません。こんな事をいうと先生に叱られそうですが、煎じ薬を少しサボるとアトピーがひどくなるんですよね。
みなさんがんばって飲みましょう!
現在は多少の波はありますがだいぶ良くなってきました。
痛みはありません。
これからも、頑張りたいと思っておりますので先生、今後とも宜しくお願いいたします。