「アトピー・ヘルペス手記(胸とまぶたの痒み)」
27歳2015年6月12日
27歳2015年6月12日
松本漢方クリニックに行く前の症状
中学生の時に「まぶた」と「胸」のかゆみがあり、高校から大学につれて酷くなっていました。はじめはカサカサとなりフケのように皮膚が落ちてくる程度でしたが、まぶたは赤く腫れて痛痒い、乳輪は膿みが出るようになってしまいました。辛い想いをしたのは「ブラジャーが痛くて付け辛いことと醜さ」でした。ブラジャーは膿みと血だらけになるので、ガーゼをあてていましたが、脱ぐ度に膿みの固まった状態をゆっくりと剥がす日もありました。乳首と乳輪は膿みと血だらけ。木いちごの様にブツブツができ乳首がどこにあるかも直ぐに分からないほどでした。色は紫がかって黒ずみ、大人の女性に近づくにあたり自分の胸やまぶたが醜くなってゆくのが心配で、いつか赤ちゃんを自分の身体で育てられるだろうかという想いがありました。
顔にはなるべく刺激の少ない化粧品を使ったり食生活に気をつけながら暮らしていました。何件も皮膚科を回りましたが、2時間くらい待って「ストレスですね」と塗り薬を渡されて終わりです。ステロイドは、もともとつける事に抵抗があって、酷い時につけるようにしていました。社会人の2年目。深夜まで続く仕事もあり、まぶたの腫れや胸の膿みがかなり酷くなりました。
松本漢方クリニックに行くことになったきっかけ
25歳の夏に松本漢方クリニックに初めて行きました。高槻に住んでいた妹の紹介です。妹はバイトで皿洗いをしていたため手がひどく荒れていましたが塗り薬と煎じ薬で本当に直ぐに治ったというのです。
初診と現在
松本漢方クリニックに行った時の印象は、直感なのですが「ここで治るかもしれない」と思いました。医院の中は漢方のいい香りで、先生はとてもパワーのある方でした。そして嘘のつけない真っすぐとした姿勢の先生です。驚いたのは私の酷い身体を見ずにお話をして頂いた事でした。今までどの皮膚科でも膿みで爛れた胸をお医者さんに見せていました。診断では「チクチクと痛痒いのはヘルペス」というお話でした。漢方の煎じ薬と、粉薬、塗り薬、漢方風呂の元を、家に帰って準備し続けました。まず、「ステロイドを使わずに生活をしている」「薬ではなく自分自身で治せる」ということに嬉しさと心地よさがありました。ステロイドを塗る時は「これで最後にしよう」と罪悪感を抱えながら塗っていたので、それをやめられている事にストレスが少なくなりました。
リバウンドはやはり、一番酷かった胸が大変でした。乳輪は膿みがさらに出るようになり、常にジュクジュクの状態でした。何かにたとえるなら乳首に100匹のハエが集まってくるそんな感じの痒さでした。シャワーを当てている時とお風呂に入っている時が楽でした。しかし皆さんの手記に書かれているように、「掻いてもいい」ということに何度も救われました。何度も掻いて膿みを出しては「長年の溜まっていたステロイドを体外に出しているんだ」言う気持ちになりました。
12年続いた胸の痒みがピタリと止まった!
漢方を煎じて2年ほど、凄く痒くて掻いた後、「あれ?」と感じた日がありました。何となくその時「これでこの胸が痒くなるのは終わりかもしれない」と思ったのです。どなたかの手記を読んだ時に「ピタリと痒みが無くなった」というように私の胸もこの日を境にピタリと痒くなくなったのです。だんだんと良くなるのではなく、いつも通り酷い状態で掻きむしっていたのに、ある日止まったのです。ジュクジュクだった胸はその内に皮ができ、ブラジャーも着けられるようになりました。色は紫がかった色から、焦げ茶色になりました。胸はもう全く痒くも痛くもありません。3年目には「黒ずみをとる漢方に変えてあげるから」と言って下さり飲んでいます。黒ずみも本当に少しずつですがとれてきたように思います。ただ、目の周りの痒みや赤く腫れるのはよくなったり悪くなったりを繰り返していて、お化粧するのもまだ痛い日もあります。洗い物をするせいか、右手の小指から膿みが出ている状態です。
前回病院に伺った際は「ヘルペス数値があまり下がっていない」とのことでした。まだまだ、免疫を上げる力を整えていかなければ、ということなのだと思います。自分の身体を変えていくこともですが、心の状態も変えていく意識もこの3年間で身に付けています。もともと小さな事を気にする性格でしたが、「むりはしない」「まあいいかと思えるように」「すべての人に好かれなくてもいい」「まわりの人に頼ってもいい」といったように自分の生き方の大切な事や、心の免疫の高め方も磨いていきたいと思います。
胸の痒みで悩む女性の方へ
私は女性としての大事な部分が痛く痒く醜い事でずっと悩んでいました。そんな方はきっと自分以外にもおられると思います。ステロイドを一生塗り続ける事は本当に怖い事です。服で隠せば見えない部分なので、もうこのままでもいいと諦めの気持ちも昔はありました。でも、いつかもし自分が母親になるときのことを考えたら絶対治したいという気持ちがありました。私の胸のヘルペスは良くなってもう悩む時間も感じていないほど良くなりました。この手記が悩んでいる方の何か支えやきっかけになれば幸いです。松本先生、スタッフの皆様、ありがとうございました。もう暫くお世話になりますのでどうぞよろしくお願い致します。
先生へ
以前、お電話で自分の暮らし方、会社の進捗を報告したとき「伝えてくれてありがとう」と言ってくださりとても嬉しい想いでした。ありがとうございました。