「深刻なステロイドの副作用」
30歳2016年6月26日
30歳2016年6月26日
アトピーを発症したのは高校に入ってからでした。顔の赤みが消えず、痒くて仕方がない状態でした。その為、病院でステロイドの塗り薬を処方してもらい3年ぐらいずっと使用していました。今思うとこの段階で「ステロイドとは何か?」ということを調べていれば・・・と後悔しています。
大学に入り、駅の近くにある松本漢方クリニックを偶然見つけて受診しようと思いました。その時はホームページも読んでなかったので、読んで理解してから来て下さいと言われ家に帰ってからホームページを読みました。そこにはステロイドの副作用に関することや様々なアレルギーのことが書かれていました。私はここで初めてステロイドの恐ろしさを知ることになりました。
それから、ステロイドの使用を止めて、松本漢方クリニックに通い漢方治療を行うことになりました。ステロイドの使用をやめてからの半年間は自分が想像していた以上に辛いものでした。まず全身の痒みが止まらなくなり掻きむしるようになりました。全身傷だらけになり夏でも半袖を着られないぐらいひどいものでした。夜は痒みで全然寝られない時が多々あり、掻きむしらないように両手に軍手をはめて寝ていました。朝起きると軍手が血まみれになっていることが多々あり、何回も軍手を代えていました。
また、塗り薬を塗っても肌がボロボロになり大学に行くのが嫌になるぐらいひどいものでした。そしてステロイドの副作用である白内障が左目に出てきて手術を行いました。これらの症状が出てきて、自暴自棄に陥り家族にあたるようになりました。それでも、嫌な顔せず治療に協力してくれた家族には感謝しきれない気持ちでいっぱいです。
今では最高59000ぐらいあったIgE抗体の数値が20000台まで下がってきており、近所の行きつけの理容師さんにも「最近肌がきれいになったね」と言われることもあり、徐々にですが治ってきていることを実感しています。現在でも、痒みは消えませんが、以前と比べると大分ましになっており、ステロイドを止めて本当によかったと思っています。
最後に、他の手記でも書かれていますがステロイドを止めることで相当つらい思いをすると思います。ですが、治療を続けることでアトピーの症状は必ず軽減しますので頑張って一緒に治療しましょう。